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国際学部国際学科 4年 立花 ひまる
【学んだこと】
数年前に、マラウイで青年海外協力隊として活動していた長井優希乃さんという方の文章を読んでいた中で「貧困や不便さと不幸せはイコールではない」「マラウイの人々は幸せそうだった」という旨の文章を読んだことがあった。当時は単純に興味本位で読んでいたが、今でも思い出すほど印象に残っている。スリランカ滞在中はよくその言葉がリマインドされた。確かにスリランカは日本よりも発展途上であり、実際に生活していて不快に思ってしまうこともよくあった。例えば、お風呂やトイレの使い方や使用状況、道路にもゴミは当たり前に溜まっていたりどこからか臭いが漂っていたり衛生環境が充分ではなかった。また交通面では、交通事故に遭うのではないかという瞬間がいくつもあり、経験として乗せてくれたバスは人口密度が非常に大きい且つ道が常に曲がりくねっており、体調不良が悪化してしまった。このような状況を日本では体験したことが無く、途中から慣れてきた部分はあったものの、不便さや不快さを感じていたことは確かだった。しかしこれがスリランカでの日常であり、バスに乗っていても他の乗客は何食わぬ顔をしていたり笑顔だったりした。またホストファミリーの夫婦は「色々な場所に行ったがここが一番平和だ」と言っていた。加えて、茶園のゴミの管理の問題について話し合っていたときには、「ゴミを決まったところに捨てる」という私達には当たり前の概念が現地の人々にはないという意見が出た。
これらから、生活した実感としてやはり日本とスリランカ間は異文化であるということを学んだ。生活が異なると、それに伴って感覚、価値観も異なってくる。それが長い間根付いているものとなると、共存する際に折り合いをつけるのが難しいのではないだろうか。近年日本でもグローバル化が進み多文化共生へ向けた取り組みは様々であるが、自ら海外で生活してみることで、共生への姿勢や考え方を身に付けることができると考える。
このような経験を通して、「幸せや豊かさとは何か」という疑問を持った。その答えを出すのは未だ難しい。しかし、自分が置かれている状況下で満足しているという感覚が必要なのではないだろうか。
【将来への影響】
現時点で将来のキャリアで決まっていることは、臨床心理士の資格を取り心理職に就くことだ。具体的には子どもに関わる仕事や、児童養護施設等の児童福祉施設での勤務も考えている。今回のキャリア実習は心理職との直接的な関係はないかもしれないが、現地で社会課題へアプローチする支援者という立場としては共通しているのではないかと思う。
スリランカの現地では、セワランカ財団の方々をはじめ、幼稚園の先生、学校の先生などからお話を伺う機会があった。彼女たちの共通点は、仕事を楽しんでいることだった。セワランカ財団のSivaさんから朝から晩まで多忙であること、休日がほぼないこと、常に業務を抱えていることを話していただく中で、「でも面白い」と笑顔で答えてくださったことが印象的だった。また、幼稚園の先生に質問をしたときは「大変なことはない」と答えており、学校の先生は「生徒みんな可愛いでしょう」とおっしゃっていた。もちろん私達の見えないところで様々な問題があると思うが、仕事を楽しんでいるのは確かだと思った。また、青年指導員の方が作った教材を拝見した際に、とても精巧な教材だったため大変だったのではないかと聞くと、「そんな大変じゃない」とあっけらかんとした様子だった。教材をどのように使うかを説明してくれているときも、感動する私を見て嬉しそうで、誇らしげな表情を見せてくれた。
仕事をするとなると、賃金を稼ぐという目的に縛られて楽しむことを忘れがちになってしまう。また社会課題と直接関係している仕事となると、向き合いたくないような、いたたまれない感情になりがちで、自分の生活丸ごと揺さぶられてしまうことも多い。それが将来心理職に就くとなるとかなり懸念点であり、アルバイトでも実際に感情が大きく動いてしまうこともあった。しかし、スリランカで出会った人々のようにまずは自分が楽しむ、豊かでいることを忘れないようにしたい。
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国際学部国際学科 3年 太田 琉星
【実習の成果】
行動経済学について青年指導員にプレゼンテーションを行った。最後にフィードバックを書いてもらったところ、多くの人が理解できたと答えてくれた。このプレゼンの準備にはかなりの時間をかけた。分かりやすくなるように絵をできるだけ使い、具体例も多く取り入れた。行動経済学は彼らにとって初めての内容だったので、基礎をしっかり伝えることに集中した。また、人によっては英語があまり得意でない人もいたため、なるべく簡単な英語を使うようにした。こうした工夫が少しでも理解の助けになったのであれば、とても嬉しい。
アフタースクールプログラムの後、青年指導員や地域住民の方にその地域にどんな問題があるのかインタビューを行った。その際にメモなどを取りながら、後日糸井川先生とまとめた。実際には糸井川先生がグラフやエクセルを使いまとめてくださった。3つの農園でインタビューを行ったのだが、最初のほうは、あまり具体的な質問をすることはできなかったが、最後の農園ではなるべく詳細な質問を行い、どんな問題が農園にあるのかを理解できた。また青年指導員の方にプレゼンを行った際にも、報告としてどんな問題が上がったのか青年指導員に説明した。糸井川先生から送られてきた、グラフやエクセルを自分なりに英語に直して、報告をした。
インスタグラムを14投稿行った。スリランカの大使の方が私たちの投稿をみてくれていてとてもうれしかった。いつから見てくれてたかはわからないが栗原先生から共有していただいたメッセージの日付を見ると最近のものだった。最近の投稿も見てくれていると思いこれまでやってきたことが少しでもこのプロジェクトの役に立てれたならとてもうれしい。実習中はなるべく写真を撮るように意識し、文章内容はマネージャーが見ても、嫌がらないような文章を意識した。また最初の投稿ではストーリーにただ、投稿を宣伝するために行っていたが、ストリーを見てくれた人が投稿に行ってくれるように途中から、ストーリーを見た人が興味を持ってくれるようなストーリーを作るように意識した。
【将来への影響】
私はこの実習を通して将来国際協力に関わる仕事に就きたいという気持ちが強くなった。この実習を受ける前は国際協力に興味がある程度だったが、実際にLine roomに住む人たちの生活の状況や青年指導員との交流、Sevalankaの人たちと一緒に行動することで、困っている人たちを助けれるような仕事に就きたいと考えるようになり、自分に何ができるかも改めて考えるようになった。
今回の実習を通して、人の顔が見える支援の大切さに気づいた。これまでは青年指導員の方々と直接話したことはなく、写真でしか姿を知ることがなかった。しかし実際に彼らと対話し、困っていることを聞いたり、文化を共有したり、一緒に食事をしたりする中で、次第に距離が縮まっていった。さらに、プレゼン行い、Line roomを案内してもらうことで、彼らを「支援の対象」ではなく「同じ目標に向かって努力する仲間」と認識できるようになった。
その経験を通して、支援とは単なる一方的な行為ではなく、互いに協力しながら関係を築いていくものだと実感した。彼らと触れ合いながら活動したことで、私自身も達成感や充実感を味わい、今後も国際協力の道を進みたいという気持ちがより一層強くなった。
私はこの実習を通して改めてこういった人の役に立つ仕事、特に生活の面で支えることの意義を実感すると同時に、同じ目標に向かって頑張る仲間がいることの素晴らしさを感じた。これが私にとって大きなモチベーションとなり、今後のキャリアを考える上での原動力になっていくのではないかと考えている。
将来は、今回学んだ「人の顔が見える支援」や「仲間と協力し合う姿勢」を大切にしながら、国際協力の現場で人々の暮らしをより良くする仕事に携わりたい。単に援助するのではなく、現地の人々と共に考え、共に行動し、持続的に変化を生み出せるような取り組みに関わりたいと思う。
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国際学部国際学科 2年 大柿 心琴
【実習の成果】
今回の実習において私が立てたテーマは大方達成できたと自負している。青年指導員の方々と交流する中でスリランカの人々はじゃんけんを知らないのに気づいたことや、現地の結婚式に参加したことで、自分が今まで無意識に抱いていた当たり前はという価値観は他の国では必ずしも共有されているわけではないことが分かった。また、現地の人の家で暮らしたことで日常生活の細部にまで異文化が根付いていることが体験できた。手食を通して食べ物の温度が熱すぎない温度に調整されていることに気が付くなど自分なりの発見もあった。現地のバスやトゥクトゥクの移動では交通の不便さを実感し、インフラの課題にも目を向けるきっかけとなった。フィールドワークや聞き取り調査では教育・水・ゴミなどのラインルーム周辺の問題について現地の声を集めることができた。しかし、私の英語力や事前知識の不足からあまり充分に質問出来ない箇所があったのでそれを今後の課題として受け止めている。国際キャリア教育やInternational Communication Seminarなどのこれまでの授業で学んできた、グループで協力して課題を見つけ出し分担してプレゼンテーションを作る力はExcel のプレゼンテーションに活かすことができた。ChatGPTの説明資料の修正にも応用し、実践的なスキルとして定着させることができた。これまで学んできたことを今回の実習で応用することを目的としてこの実習に参加したが、むしろこの授業で得た経験を今後他の授業や研究活動に活かしたいと考えた。
また、海外で働くことの意味について深く考える機会となった。日本での常識が通用しない場面では臨機応変に対応する力や相手の文化へのリスペクトが求められる。問題を改善すべき点として捉えるのではなくその問題の背景にある事情を理解しようとする姿勢が重要であることが分かった。Excel やChatGPTの使い方を現地の方々に教える役目を担うことで苦手意識のあったExcel を克服することができた。私の拙い英語でも相手に通じたときは言語の壁を乗り越えることができたと実感出来て嬉しかった。また、相手の反応を見ながらプレゼンテーションをすることで相手に理解してもらえた時の喜びは教育の力を体感できた。
この様に実習を通して得た経験は知識の応用だけでなく、自分自身の成長にもつながる貴重な成果となった。
【学んだこと】
生活環境や教育課題に触れることで物事の考え方が大きく広がった。まず異文化を経験する中で常識が異なることが分かった。文化や生活基準が異なるため、私たちと豊かさや幸福の価値観が違うことを学んだ。ラインルームの居住環境や水の利用状況は決して良い物とは言えない。しかし、現地の人々に幸福かを尋ねたときに静かな環境で暮らせること、家族と過ごせること、人々と交流できることに幸せを感じていると答えた人が何人もいた。私たちが見ると物質的には不足していると感じてしまう環境でも現地の人が笑顔で生活している姿を見て幸福とは物質的な豊かさのみではないことを学んだ。また、スマートフォンの利用が多いことに驚かされた。SNSやICT技術にも触れる機会はあるもののインフラが整っていない面が多い暮らしにギャップを感じた。
また、英語でのプレゼンテーションや日常会話を通じて語学力だけではなく、コミュニケーションを取りたいという気持ちの重要性を学んだ。青年指導員の方々が私たちと交流する際の勢いのある話し方や明るい話し方を見て、私たちと話したいのだということがわかり嬉しくなった。英語力に自信がなくとも圧倒されずに表情やジェスチャーで思いを伝えようとする姿勢はこれからの国際交流で必要なスキルであると彼女たちから学んだ。街中では現地の方々が私たち外国人に興味を持ち好意的に話しかけてくれた。初対面にも関わらず困っている私たちを手伝ってくれた場面も多くあった。英語を用いたコミュニケーションの向上という目標を達成させるための非常に有益な学びであった。
この実習は座学では得られない学びが多かった。私の知識や経験を現地で養い、将来に活かすことで教育を通じた社会問題の解決に貢献する可能性を実感し、将来のキャリア形成に向けた意識が大きく変化した。
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国際学部国際学科 2年 蓮井 菜乃花
【学んだこと】
この実習では、普段の講義では得ることのできない大変貴重な体験や想像もしていなかった発見があった。
その中でも、特に印象に残って考察したこととして、セワランカ財団が関わっているJICAプロジェクトについてである。実際にラインルームを訪問したり、ユースファシリテーターへインタビューを行った中から見えてくるのは、ユースが抱いている「茶園を抜け出したい」という思いと、しかしながら「現実味がない」という儚い絶望感であった。幼稚園児などは歌手や警察官などのそれぞれの夢を存分に語っているが、日本人と同じように成長して行くにつれ、実現可能性を探りながら夢を語るようになっていた。そのため、ほとんどのユースが茶園を出てコロンボや海外に行きたいと話していた。しかしなぜかその夢はどこか曖昧で、夢を語っても実現性が薄いかのように力強さがなかったことがとても印象に残っている。ユースの中には既に結婚している方もおり、その方は旦那が茶園で従事しているため、茶園を出ることは諦め、ここでどのように多く稼げるか考えていると話していた。その話を聞いたとき、結婚して一生茶園で生活する未来、よくて出稼ぎで海外へ赴くが完全な脱出には至れないという状況がとても重く感じられた。茶園の中には最低限、周辺で生活が完結するように診療所や寺院があり、スリランカの一般社会から隔離されている。このような社会的構造が相まって、プロジェクトの目標である、ロールモデルとなるような人物が出てくるのかということに対して不安を抱いた。また、ユースは「とにかく茶園から出たい」「出て良い暮らしをし、幸せになりたい」と話していたが、茶園を出ることが幸せに直結する訳ではないのでは、と考えてしまった。ハッピースレイブではないが、茶園を出た後の幸せを私たちは確約できない。茶園を出たい、と思うのは、周りの大人が重労働低賃金で働いている様子や、彼女たちが働いて得るはずだった給料をエステートマネージャーが利用し贅沢している様子を見ていれば当然である。しかし、茶園の外には同じように困難が広がっており、それはたとえ先進国であっても同じである。もちろん彼女たちが出たいと考えるならその考えを尊重し、このプロジェクトへ貢献したいと考えていたが、今いる場所や働いている茶園の価値に気づいてほしい、誇れる仕事にゆくゆくはなって欲しいとも考えていた。結局私たちができることは、プロジェクトを通じて彼女たちに選択肢を与えることだけであるのではないか。よって、キャリア実習を通して、プロジェクトの中の一つの道筋の限界点を見た。
【将来への影響】
今回の実習を経て、数多くのことを学び、そしてその学びは必ず将来につながるような有益なものばかりであった。
まず、国際NGOとして任地で働くことの解像度が圧倒的に上がったため、国際NGOとして働くことへの興味が増幅したことである。将来のキャリアに関しては現在二年生ということもあり、広く様々な業界を見て決定していきたいと考えていたため、以前から興味のあった国際NGOで働くということはどういうことかを見て学ぶことができた点が大きいと考える。さらに興味が増したため、キャリアの候補として考えたい。しかしながら、やはり自分は国際NGOの最前線には向かないのかもしれない、と同時に実感した。環境適応能力の低さによる体調不良が目立ったためである。また、インタビューしたときに実感したことなのだが、自身が最前線に立ちプロジェクトを実施することより、どちらかというと現地で起こっていること、行われている出来事を調べて伝えることの方に関心が向いたため、マスコミや広報など、メディア関係のキャリアをメインに検討したいと考えた。
さらに、国際協力や国際開発という分野も本格的に学修したいと考えた。渡航前から元々興味のあった分野であったが、平和学や平和構築などにも関心を持っていたため、帰国後の二年後期からは様々な分野の講義を履修し、より視野を広げてキャリアに役立てたいと考えるようになった。
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国際学部国際学科 4年 苫米地 美空
【実習の成果】
今回の実習を通して学んだことや大切さを実感したことは主に3つある。
1つ目は、地域に根付いたビジネスをするためには地域の人の主体的な参加が必要であることだ。KURATA PEPPER Co., Ltd.社長の倉田浩伸氏は、KURATA PEPPERをよりカンボジア密着型で且つ持続可能なビジネスにするために、経営をほとんどカンボジア人に任せていた。たしかに、国外から来た日本人によるトップダウン型のビジネスだったら、働く現地スタッフや顧客も「このビジネスを自分たちで発展させて将来を担うような産業にしよう」とは思わないだろう。自分が始めたビジネスだとしても、スタッフを心から信頼して経営を彼らに任せるという姿勢が、持続可能なビジネスづくりに必要なのだと学んだ。
2つ目は言語についてである。英語を話すスタッフが販売員として常駐していたため、彼らとは英語でコミュニケーションをとれた。しかしパッキングや選別をおこなうスタッフはクメール語しか話さないため、常にノンバーバルコミュニケーションで意思疎通を図っていた。現地の言語ができなくても「意思疎通を図りたい」という気持ちを伝えることができれば心の繋がりが持てると実感したと同時に、やはり現地の言語を知らなくてはビジネスを広く知ってもらうときや仲間とより強い連帯感をもちたいときに困ると思った。矛盾ではあるが、ノンバーバルコミュニケーションの大切さと英語ではない現地語の知識の大切さを知った。
3つ目は、多くのコミュニティに参加することの大切さである。倉田社長は顔が広く、カンボジアに住む多くの日本人を紹介してくださった。日常から多くの人と繋がりを持っていることによって、ときに自分の仕事やキャリアに役立つ場面があるだろうから、私もより多くの人と繋がっていこうと思った。
【将来への影響】
カンボジアで様々なキャリアをもつ日本人と出会うことができた。例えば、大学卒業後すぐにタイで不動産の仕事をしてからカンボジアに移動してきた人や、日本語教師として今まで数か国で働いてきた人、「教育」という軸を持って教師やNPOスタッフとして働く人などがいた。日本にいれば大学卒業後は院進または就職というルートが王道でそれ以外はリスクを伴うと思われがちだが、そうではない道を選んでいる人とたくさん出会い、選択肢が広がったように思う。ある方に、「自分の軸となる分野を見つけること」をアドバイスいただいた。私は一応すでに一般企業に内定をいただいていて、そこに就職するつもりではあるが、今回の実習を通して多くの選択肢を知ることができて、就職後のキャリアを考える上で貴重な学びになったと思う。
また、倉田社長の言葉を借りると「オタクになる」ことでいかに成長できるかを知ることができた。倉田社長はカンボジアに来てからすぐに胡椒ビジネスを軌道に乗せることができたわけでなく、お金を稼ぐために様々なアルバイトを経験したりビジネスパートナーが急に姿を消したりなどの経験があったそうだ。それでもここまで事業を発展させることができたのは、カンボジアや胡椒に対して熱中しているからだと思う。私も自分がオタクになれる分野を見つけてそれを極めていきたいと思った。
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国際学部国際学科 3年 黒澤 桜子
【実習の成果】
今回のインターンシップでは、私にとって大きな挑戦であった「一人で海外に渡航し生活する」という経験を通して、多くの学びと成長を得ることができた。初めは不安も大きかったが、自分のやりたいことを行動に移し、最終的に「自分を信じてやって良かった」と思える一連の体験を積むことができた。
現地での生活においては、言語や仕組みが分からない中でローカル店に入ることや外出をすることに恐怖心を抱いていた。しかし、誰かに頼ることはできない状況の中で、自ら食料を確保したり散策をしたりするうちに、一人でできることが増えていった。また、ベトナム語の簡単な挨拶や単語を覚え、今後の学習のきっかけを得ることができた。さらに、日常的に英語でコミュニケーションを取る環境に慣れ、英語の「学問」ではなく「ツール」としての重要性を実感することができた。
生活の中で体調を崩すこともあったが、その経験を通して、自分の体に合わない食べ物や体の疲れの程度を理解し、休養の必要性や体調管理の方法について学ぶことができた。これは今後の海外生活や仕事においても大切な知見になると考えている。
実習においては、農村開発プロジェクトを通じて観光開発だけでなく、マーケティングの手法や商品開発のプロトコルについて学ぶことができた。これらの学びは、自分の将来を考える上で重要な基盤になると考えている。また、以前授業の一環としてスリランカを訪れた経験がありその際は複数人で行動したのが、今回は一人でコミュニティに入り込んだことで、自分が外国人としてどのように接してもらうと嬉しいのかを実感することができた。その経験から、今後は大学の留学生やアルバイト先の外国人客に対して、自分がしてもらって嬉しかったような接し方を心がけたいと思うようになった。
さらに、少数民族ツアーでは日本から来た大学生や事務所の若いスタッフと交流する機会もあり、互いの経験や考えに触れる中で、自分自身も大学生活や将来に向けて努力していこうという前向きな気持ちを持つことができた。
【将来への影響】
今回のインターンシップでの体験は、自分のキャリアに大きな影響を与えるものとなった。私はもともと「観光」に興味を持っていたのだが、大学では観光に関する授業が少なく、観光開発とは実際にどのような活動を指すのか具体的なイメージを持てずにいた。そのため、自分が本当に関わりたい分野なのか、あるいは想像と異なるのではないかと悩むことが多かった。しかし今回、観光開発のプロジェクトを間近で見学し、少数民族ツアーだけでなく、急速に発展を遂げているベトナムの観光開発についても学ぶことができた。これにより、やはり自分は観光開発をより深く学び、将来的に観光に関わる仕事に携わりたいという思いを強めるに至った。さらに、今回初めて海外の人々と共に働き、生活する機会を得たことで、自分に適した生活環境や海外で働くことの具体的なイメージを得ることができた。その中で、日本で暮らす良さも再認識するとともに、今後は海外と直接的に関わるキャリアを築いていきたいと考えるようになった。
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