カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア教育

開催日程・場所 受講者 / プログラム概要 /  レポート提出


開催日程・場所

日程:2023年9月16日(土)~9月18日(月祝) 

会場:全日程、Zoom等によるメディア授業で実施。ご自宅からご参加いただけます。 

備考:各自、メディア媒体の準備(PCからの参加を推奨します)、および、安定したインタ
    ーネット環境の確保をお願いします。
    上記日程の他、オンラインオリエンテーション授業(参加必須)を実施します。
        

     

受講者

対象者:栃木県内外の大学生や社会人等

定 員:50名(先着順)

参加費:無料  ※ネットワーク通信料は自己負担となります。


<注意事項>
既に行われた「国際キャリア開発」「国際キャリア開発基礎」「国際キャリア開発特論」を履修し単位を取得した宇都宮大学の学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)

     
    <オンラインオリエンテーション>

     7月25日(火) 18:00~19:30 全体指導・「国際キャリア教育」分科会事前指導
     

<1日目> 9月16日 土曜日 9:30~17:50

午前  開講式/オリエンテーション/全体講義/グループディスカッション

昼食

午後  パネルトーク/趣旨説明/発表プレゼン方法説明/
     分科会Ⅰ(分科会講師による講義等)



<2日目> 9月17日 日曜日  8:30~18:30

午前  分科会Ⅱ(グループディスカッション、発表準備等)

昼食

午後  分科会Ⅲ/中間発表/発表準備



<3日目> 9月18日 月曜日(祝日) 8:30~15:00

午前  発表準備/全体発表

昼食

午後 ふりかえり/意見交換/全体総括等/閉講式


      

全体講義

混迷の時代の国際キャリアを考える-真のグローバル人材に必要な条件-
講師:重田 康博(しげた やすひろ)氏
(宇都宮大学 国際学部 客員教授、前国際キャリア教育運営委員会委員長)

今世界は混迷の時代と言われています。その混迷の時代を生きるための真のグローバル人材とは何か、その必要な条件を具体的な事例を示しながら紹介し、国際キャリア形成について考えます。

<プロフィール>
北九州市立大学大学院社会システム研究科博士後期課程修了(博士・学術)。国際協力推進協会(APIC)主任研究員、クリスチャン・エイド客員研究員(イギリス・ロンドン)、NGO活動推進センター(現、国際協力NGOセンター、JANIC)主幹等を経て元宇都宮大学国際学部教授(2007-2022)、専門は国際開発研究、国際NGO研究。JANIC政策アドバイザー、アジア・アフリカ研究所理事、JVCとちぎネットワーク代表。福島原発震災に関する研究フォーラム・アドバイザー。著書に『NGOの発展の軌跡』(明石書店 2005)、『国際NGOが世界を変える』(共著、東信堂 2006)、『開発教育-持続可能な世界のために』(共著、学文社 2008)、『激動するグローバル市民社会-慈善から公正への発展と展開』(明石書店2017)、『グローバル時代の「開発」を考える―世界と関わり、共に生きるための7つのヒント』(共著、2017明石書店)、『SDGs時代のグローバル開発協力論』(編著、明石書店 2019)、『日本の国際協力 アジア編-経済成長から「持続可能な社会」の実現へ』(編著、ミネルヴァ書房 2021)、他。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

分科会A:視点を変えて誰でもチャレンジできる国際ビジネス
講師:郡司 成江(ぐんじ まさえ)氏
 ビューティーアトリエグループ総美有限会社 代表取締役社長

風の時代、100年時代は何が大切な時代か?世界は何を大切に動き始めているのか?自分のやりたい事と日本と世界のニーズを繋げた働き方、ビジネスを考えるポイントと国際ビジネスの立ち上げ方を一緒に考えましょう。

<プロフィール>
大学卒業し英国留学後、美容師から美容室経営へ。「三面美養 (外面・内面・精神面 )」をテーマにベトナム進出や多業種を展開。現在 9業種26店舗を運営。これまでに独自の人財育成を1000人以上行い、第 11回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞受賞。経営者向けの講演への登壇や、著書を出版。



分科会B:日本と海外をつなぐ働き方を考える
講師:宮原 麻季(みやはら まき)氏
 認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会 事業推進グループチーフ

「世界で活躍する人材の育成」において、昨今、学校だけでなく、放課後やオンラ
インなど様々な教育のカタチが存在します。
民間でできること、また持続可能なビジネスとして成立させる方法を一緒に考えてみましょう。

<プロフィール>
慶応義塾大学法学研究科修了。企業勤務の後、JICA海外協力隊にてネパールに派遣。帰国後入職し、ネパール事務所に4年間駐在、帰国後フェアトレード担当、海外活動グループを担当、児童労働削減、防災事業等の統括をする傍ら、在住外国人事業の立ち上げに関わる。プライベートでネパール人留学生支援のNPO法人の立ち上げ、行政書士資格を取得。



分科会C:国際社会における都市経営
講師:毛塚 幹人(けづか みきと)氏
 都市経営アドバイザー(那須塩原市・さくら市市政アドバイザー等)

地方都市の人口や財政の状況が厳しくなる中、国際的な視座で都市経営を考える重要性が増しています。人材獲得、インバウンド受け入れなど、選ばれる都市になるため取り組むべきことを議論したいと思います。

<プロフィール>
宇都宮市出身在住。2013年に財務省に入省し、国際局G20・IMF担当等に従事。2017年からつくば市副市長を務める。2021年から都市経営アドバイザーとして政策立案・行政職員育成支援を開始。那須塩原市・さくら市市政アドバイザーを務める。Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満の30人」選出。




分科会D:「多文化」が「共生」する社会とは?
講師:申 惠媛(しん ひぇうぉん/SHIN Hyewon)氏
 宇都宮大学 国際学部 助教

「多文化共生」と聞いたとき、あなたはどんな印象を持ちますか?あなた自身が「外国につながりをもつ」場合はどうでしょうか。「多文化共生」という言葉の幅広さ・曖昧さ・多彩さに触れながら、多様性がキーワードとなる社会を生きるための方法を一緒に探ります。

<プロフィール>
韓国ソウル市生まれ、2001年来日。熊本や東京で学生時代を過ごす。東京大学大学院総合文化研究科にて博士(学術)を取得。東京大学教養学部附属教養教育高度化機構・特任助教を経て、2022年より現職。専門は社会学、特に観光地化など新しい局面を迎える地域社会における「多文化共生」の研究に取り組んでいる。



分科会E:「違い」を越えた友だち
講師:リーペレス・ファビオ(りーぺれす ふぁびお)氏
 宇都宮大学 国際学部 助教

「友だち」と呼ばれる人とのつながりには、類似性と近接性が備わっていると言われています。つまり、友だちとは出生や出自の他に趣味や価値観などが似て、近くで共に生活する人です。多くの「違い」を持つ人々が共に過ごす多文化的社会でも、「友だち」と呼ばれる人は自分とよく似た人に限られるの?友だちって何?を人類学的に考えます。

<プロフィール>
2019年東北大学大学院文学研究科にて博士(文学)を取得。専門は文化人類学。特に移動する人や、ストレンジャー論や友人関係に取り組んでいます。幼少期から様々な国々を転々としながら育ち、将来はインディアナ・ジョーンズのように世界中の秘宝を奪ったり墓荒らししたりする学者になろうかと思っていました。2022年より現職。



分科会F:異文化コミュニケーションで必要なこととは?
講師:浅水 伸介(あさみず しんすけ)氏
 カンボジア・ベトナム屋 代表

誰もが、国、生い立ち、人種、世代等の違いから無意識に境界を作ってしまっています。そういった境界を認識し、乗り越えていく方法を一緒に見つけていきましょう。

<プロフィール>
大学院修了後、メーカーで開発に従事。平成21年、JICA青年海外協力隊でカンボジアに赴任し、理数科教育プロジェクト及び農協振興プロジェクト、その後、ベトナムにて日越大学設立プロジェクト専門家。帰国後、主にクメール語の通訳・翻訳を行いつつ学校等での国際協力関連講座を担当している。



レポートの提出について

宇都宮大学等で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

成績評価は、全日程への参加を条件として、出席状況(40%)およびレポート(60%)とします。