カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア教育

開催日程・場所 受講者 / プログラム概要 /  レポート提出


開催日程・場所

日程:2022年9月23日(金祝)~9月25日(日) 

会場:全日程、Zoom等によるメディア授業で実施。ご自宅からご参加いただけます。 

備考:各自、メディア媒体の準備(PCからの参加を推奨します)、および、安定したインタ
    ーネット環境の確保をお願いします。
    上記日程の他、オンラインオリエンテーション授業を実施します。
        

     

受講者

対象者:栃木県内外の大学生や社会人等

定 員:50名(先着順)

参加費:無料  ※ネットワーク通信料は自己負担となります。


<注意事項>
既に行われた「国際キャリア開発」「国際キャリア開発基礎」「国際キャリア開発特論」を履修し単位を取得した宇都宮大学の学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)

     
    <オンラインオリエンテーション>

     7月19日(火) 18:00~19:30 全体指導・「国際キャリア教育」分科会事前指導
     

<1日目> 9月23日 金曜日 9:30~17:50

午前  開講式/オリエンテーション/全体講義/グループディスカッション

昼食

午後  パネルトーク/趣旨説明/発表プレゼン方法説明/
     分科会Ⅰ(分科会講師による講義等)



<2日目> 9月24日 土曜日  8:30~18:30

午前  分科会Ⅱ(グループディスカッション、発表準備等)

昼食

午後  分科会Ⅲ/中間発表/発表準備



<3日目> 9月25日 日曜日 8:30~15:00

午前  発表準備/全体発表

昼食

午後 ふりかえり/意見交換/全体総括等/閉講式


      

全体講義

混迷の時代の国際キャリアを考える-真のグローバル人材に必要な条件-
講師:重田 康博(しげた やすひろ)氏
(宇都宮大学 国際学部 客員教授、前国際キャリア教育運営委員会委員長)

今世界は混迷の時代と言われています。その混迷の時代を生きるための真のグローバル人材とは何か、その必要な条件を具体的な事例を示しながら紹介し、国際キャリア形成について考えます。

<プロフィール>
北九州市立大学大学院社会システム研究科博士後期課程修了(博士・学術)。国際協力推進協会(APIC)主任研究員、クリスチャン・エイド客員研究員(イギリス・ロンドン)、NGO活動推進センター(現、国際協力NGOセンター、JANIC)主幹等を経て元宇都宮大学国際学部教授(2007-2022)、専門は国際開発研究、国際NGO研究。JANIC政策アドバイザー、アジア・アフリカ研究所理事、JVCとちぎネットワーク代表。福島原発震災に関する研究フォーラム・アドバイザー。著書に『NGOの発展の軌跡』(明石書店 2005)、『国際NGOが世界を変える』(共著、東信堂 2006)、『開発教育-持続可能な世界のために』(共著、学文社 2008)、『激動するグローバル市民社会-慈善から公正への発展と展開』(明石書店2017)、『グローバル時代の「開発」を考える―世界と関わり、共に生きるための7つのヒント』(共著、2017明石書店)、『SDGs時代のグローバル開発協力論』(編著、明石書店 2019)、『日本の国際協力 アジア編-経済成長から「持続可能な社会」の実現へ』(編著、ミネルヴァ書房 2021)、他。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

分科会A:自分に何が出来るか、改めて考えてみよう!
講師:黒崎 めぐみ(くろさき めぐみ)氏
(NHK宇都宮放送局 局長)

今、世界で起きている様々な事象の中で、一番気になることは何か。自分に出来ることは何か。どのように情報を集めてキャリア形成につなげていくか。参加者同士で議論をしながら自分が求める職業について考えます。

<プロフィール>
平成3年、東京大学文学部英語英米文学科卒業後アナウンサーとしてNHKに入局。名古屋局、大阪局、東京アナウンス室、編成局等を経て令和2年8月より現職。
キャリア形成の中で一番影響を受けたのは1989年に報じられた世界の様々な出来事です。特にルーマニア革命はかつて住んでいた国だったこともあり大きな衝撃を受けました。


分科会B:教育×ビジネスの可能性を探る
講師:粕谷 直洋(かすや なおひろ)氏
(株式会社SKT 教育事業部 部長 CAN!P 代表)

「世界で活躍する人材の育成」において、昨今、学校だけでなく、放課後やオンラ
インなど様々な教育のカタチが存在します。
民間でできること、また持続可能なビジネスとして成立させる方法を一緒に考えてみましょう。

<プロフィール>
2009年に宇都宮大学を卒業後、公文教育研究会に7年間勤め、国内、海外で経験を積む。2016年に福岡へ移住し現職へ。「自ら考え、選択・決定できる子」を育てるべく、民間学童事業を中心に、幼児、小学生向けに様々な教育サービスを手がけている。2021年度にグロービス経営大学院でMBAを取得。2児の父で昨年5ヶ月間の育休取得。



分科会C:違いを強みに変えるコミュニケーション
講師:岩井 俊宗(いわい としむね)氏
(特定非営利活動法人とちぎユースサポーターズネットワーク 代表理事)

人間関係構築また違いを強みにしていくうえで、相手の心を開かせ、真の情報を引き出していく質問力や関わり方のコミュニケーション、人との関わりの求心力となる提案力を議論と演習を行い実践的に身につけていく。

<プロフィール>
1982年宇都宮生まれ。宇都宮大学国際学部卒。大学では国際協力における住民主導の開発と市民組織を専攻。NPO・ボランティア支援の仕事の後、2010年若者の力を活かして地域の課題解決・活性化の加速するNPO法人創設し、現在まで代表を務める。現在も多くの若者、多様な組織と連携し、地域づくりに取り組む。



分科会D:「自分らしい」キャリアを作っていく
講師:菊池 礼乃(きくち あやの)氏
(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 事業サポート課 課長)

国際協力への多様な関わり方がある今、キャリアづくりの第一歩として、何を実現したいか、どの立場で関わりたいか、自分と向き合うことが大切です。私の経験を紹介しながら、自分らしいキャリアづくりを考えていきます。

<プロフィール>
大学卒業後、一般企業、イギリス留学(修士号取得)、NGOや国際機関でのインターンを経て、2011年にシャンティに入職。ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所のプロジェクトマネージャーとして7年間難民支援に携わる。帰国後、2018年10月より事業サポート課に配属、2019年7月より現職。



分科会E:気づこう!無意識の思い込みが生活や職場に与える影響
講師:川面 充子(かわづら みつこ)氏
(宇都宮大学 ダイバーシティ研究環境推進本部 特任助教)

日本は男女格差を測るジェンダーギャップ指数(GGI)が、順位は156か国中120位と先進国の中で最低レベルとなっています。なぜ日本は男女格差を縮められないの?その原因の一つと言われている誰にでもある無意識の思い込みについて、 みなさんと一緒に考えます。

<プロフィール>
三重県出身、法政大学院政策創造研究科で女性管理職登用について研究。栃木県男女共同参画センターで広報・調査研究事業に携わり、その後地方議員2期務め、2013年より宇都宮大学男女共同参画推進室に勤務。
yogaでワーク・ライフ・ インテグレーションを実現しています。



分科会F:「多文化」が「共生」する社会とは?
講師:申 惠媛(しん ひぇうぉん/SHIN Hyewon)氏
(宇都宮大学 国際学部 助教)

「多文化共生」と聞いたとき、あなたはどんな印象を持ちますか?
あなた自身が「外国につながりをもつ」場合はどうでしょうか。「多文化共生」と
いう言葉の幅広さ・曖昧さ・多彩さに触れながら、多様性がキーワードとなる社会
を生きるための方法を一緒に探ります。

<プロフィール>
韓国ソウル市生まれ、2001年来日。熊本や東京で学生時代を過ごす。東京大学大学院総合文化研究科にて博士(学術)を取得。東京大学教養学部附属教養教育高度
化機構・特任助教を経て、2022年より現職。専門は社会学、特に観光地化など新しい局面を迎える地域社会における「多文化共生」の研究に取り組んでいる。



レポートの提出について

宇都宮大学等で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

成績評価は、全日程への参加を条件として、出席状況(40%)およびレポート(60%)とします。