カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア教育

開催日程・場所 受講者 / プログラム概要 /  レポート提出


開催日程・場所

日程:2021年9月18日(土)~9月20日(月・祝) 

会場:全日程、Zoom等によるメディア授業で実施。ご自宅からご参加いただけます。 

備考:各自、メディア媒体の準備(PCからの参加を推奨します)、および、安定したインタ
    ーネット環境の確保をお願いします。
    上記日程の他、オンラインオリエンテーション授業を実施します。
        

     

受講者

対象者:栃木県内外の大学生や社会人等

定 員:50名(先着順)

参加費:無料  ※ネットワーク通信料は自己負担となります。


<注意事項>
既に行われた「国際キャリア開発」「国際キャリア開発基礎」「国際キャリア開発特論」を履修し単位を取得した宇都宮大学の学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)

     
    <オンラインオリエンテーション>

     7月20日(火) 18:00~19:30 全体指導・「国際キャリア教育」分科会事前指導
     

<1日目> 9月18日 土曜日 9:30~17:50

午前  開講式/オリエンテーション/全体講義/グループディスカッション

昼食

午後  パネルトーク/趣旨説明/発表プレゼン方法説明/
     分科会Ⅰ(分科会講師による講義等)



<2日目> 9月19日 日曜日  8:30~18:30

午前  分科会Ⅱ(グループディスカッション、発表準備等)

昼食

午後  分科会Ⅲ/中間発表/発表準備



<3日目> 9月20日 月曜日 8:30~15:00

午前  発表準備/全体発表

昼食

午後 ふりかえり/意見交換/全体総括等/閉講式


      

全体講義

混迷の時代の国際キャリアを考える-真のグローバル人材に必要な条件-
講師:重田 康博(しげた やすひろ)氏
(宇都宮大学 国際学部 教授、国際キャリア教育運営委員会委員長)

今世界は混迷の時代と言われています。その混迷の時代を生きるための真のグローバル人材とは何か、その必要な条件を具体的な事例を示しながら紹介し、国際キャリア形成について考えます。

<プロフィール>
1956年生。北九州市立大学大学院社会システム研究科博士後期課程修了(博士・学術)。国際協力推進協会(APIC)主任研究員、クリスチャン・エイド客員研究員(イギリス・ロンドン)、NGO活動推進センター(現、国際協力NGOセンター、JANIC)主幹等を経て宇都宮大学国際学部教授、専門は国際開発研究、国際NGO研究。開発教育協会評議員、JVCとちぎネットワーク代表。福島原発震災に関する研究フォーラム・アドバイザー。著書に『NGOの発展の軌跡』(明石書店 2005)、『国際NGOが世界を変える』(共著、東信堂 2006)、「第4章ミレニアム開発目標」田中治彦編著『開発教育-持続可能な世界のために』(学文社 2008)、『激動するグローバル市民社会-慈善から公正への発展と展開』(2017)他。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

分科会A:“ニッチ”を突き詰めて~アジア取材という生業~
講師:谷澤 壮一郎(たにざわ そういちろう)氏
(DNA ASIA Production(在ジャカルタ)ディレクター・プロデューサー)

私が過去20年、関心を持ってきた東南アジア。このあまりにユニークな地域の実像を、企画や番組として発信し、かつビジネスとして成立させるには何が必要なのか。何の後ろ盾もなく起業してしまった男の実践論です。

<プロフィール>
1983年生まれ。インドネシアに交換留学後、宇大国際学部を卒業。番組制作会社に所属し、NHK「BSきょうの世界」ディレクターに。2012年からは、NHK英語放送のバンコク駐在ディレクターとして、アジア各国の社会情勢や災害などを取材。その後、ジャカルタにプロダクションを設立。アジアに特化したニュース企画・番組制作を行う。


分科会B:コーチングを使ったコミュニケーションの極意
講師:山本 純子(やまもと じゅんこ)氏
(ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社 常務取締役)

異文化を理解するために必要なスキルはコミュニケーションです。そしてコミュニケーションをとるうえで最も大切なのは、”自分を知る"ということ。自分自身と向き合い、価値観や信念を理解すれば、世界中の人とよりスムーズなコミュニケーションをとることができます。

<プロフィール>
フェリス女学院大学卒業後、祖父の経営する印刷・広告会社に入社。2012年にICC Executive Coachの資格を取得したことをきっかけに企業向け人材育成のためのコーチングを始める。又、2018年からはMBAを取得するためにUniversity of Massachusetts Lowellに入学。2人の娘の母としても奮闘中。



分科会C:学際フィールドワークを試してみる
講師:大久保 達弘(おおくぼ たつひろ)氏
(宇都宮大学 農学部 森林科学科 教授)

農林水産分野における自然資源の持続的な利用と管理に関する課題を取り上げ、現場での研究フィールドワークの進め方を考えます。またその課題解決プロセスでチームワーク、個人の選択や能力の最大化などを体験します。

<プロフィール>
1959年東京生まれ、宇大農学部で林学を学ぶ。大学院で埼玉県荒川源流、欧米の落葉広葉樹林の生態研究に取り組む。その後、東南アジア熱帯のマレーシア、タイ、中国で森林の更新、地域住民の森林利用を各国研究者と共同研究、2005年米国の専門職大学院に研究滞在。最近マレーシア・サラワク大学英語研修に引率教員で参加。



分科会D:何を大切にするかによってキャリアは変わる。
講師:大澤 みずほ(おおさわ みずほ)氏
(特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ事業担当)

自分の中で何を大切にするか、それによって選ぶ道やステップも変わっていきます。国際協力と言っても様々な形があるので、私や私の周りの人の経験を紹介しながらどんな道があるのか一緒に考えたいと思います。

<プロフィール>
看護師として日本の病院で救急医療に従事した後、青年海外協力隊(看護師・パラ グアイ)に参加。帰国後に日本の緊急支援NGOでのインターンを経て、2018年にJVCに入職し、現在パレスチナ事業を担当。




分科会E:元リクルートのキャリアコンサルタントと考える、ジェンダーとキャリア
講師:石井 由貴(いしい ゆき)氏
(Joy Living Lab.代表、キャリア戦略カレッジ共同主宰 キャリアコンサルタント)

コロナ、気候変動など変化が激しい現代、どんな風にキャリアを形成していけばよいか?そんな誰も答えをもっていない問いを、ジェンダーの観点、転職市場の現場の観点を交えながらみなさんで考えられたらと思います。

<プロフィール>
慶應大総合政策学部、東大新領域創成科学研究科にて福祉の社会学を学ぶ。新卒でリクルートキャリアに入社し9年間転職支援事業に携わる。現在はキャリアコンサルタントとして一人ひとりが自分らしいキャリアを作っていくためのセミナー・コンサルティング・執筆・講演を行う。筑波大学博士課程に在籍中。2児の母。



分科会F:いくつもの日本 ~アイヌ民族から考える多文化共生~
講師:若園 雄志郎(わかぞの ゆうしろう)氏
(宇都宮大学 地域デザイン科学部 コミュニティデザイン学科 准教授
 北海道大学 アイヌ・先住民研究センター 客員研究員)

日本における先住民族としてアイヌ民族が挙げられます。日本は多くの民族と多彩な文化によって構成されています。日本の文化と歴史の問題である「多文化共生」について皆さんと議論しながら考えていきます。

<プロフィール>
北海道釧路市出身。北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員を経て、2013年より宇都宮大学基盤教育センターでアクティブ・ラーニングの推進に携わる。2016年より現職。専門は社会教育、マイノリティ教育。近年はアイヌ民族に関する諸問題に加え、社会教育の視点から高校と地域の連携などについての研究をしている。


レポートの提出について

宇都宮大学等で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

成績評価は、全日程への参加を条件として、出席状況(40%)およびレポート(60%)とします。