カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア教育

開催日程・場所 受講者 / プログラム概要 /  レポート提出


開催日程・場所

日程:2020年9月19日(土)~9月21日(月・祝) 

会場:全日程、ZOOM等によるメディア授業で実施。ご自宅からでも受講いただけます。 

備考:各自メディア媒体(PC、スマートフォン等)および、インターネット環境の整備
    (wifi契約やスマホデータ通信料の増量)をお願いします。
    
    上記日程の他、オンラインオリエンテーション授業を2回実施します。
        

     

受講者

対象者:栃木県内外の大学生や社会人等

定 員:50名(先着順)

参加費:無料  ※ネットワーク通信料は自己負担となります。


<注意事項>
既に行われた「国際キャリア開発」「国際キャリア開発基礎」「国際キャリア開発特論」を履修し単位を取得した宇都宮大学の学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)

     
    <オンラインオリエンテーション>

     7月28日(火) 18:00~19:00 全体指導

     7月29日(水) 18:00~19:30 「国際キャリア教育」分科会事前指導
     

<1日目> 9月19日 土曜日 9:30~17:50

午前  開講式/オリエンテーション/全体講義/グループディスカッション

昼食

午後  パネルトーク/趣旨説明/発表のプレゼン方法説/分科会Ⅰ



<2日目> 9月20日 日曜日  8:30~18:30

午前  分科会Ⅱ(グループディスカッション、発表準備等)

昼食

午後  分科会Ⅲ/中間発表/発表準備(自由)



<3日目> 9月21日 月曜日 9:00~15:15

午前  発表準備/全体発表

昼食

午後 振り返り/意見交換/全体総括等/閉講式


      

全体講義

混迷の時代の国際キャリアを考える-真のグローバル人材に必要な条件-
講師:宇都宮大学 国際学部 教授 国際キャリア教育運営委員会委員長

今世界は混迷の時代と言われています。その混迷の時代を生きるための真のグローバル人材とは何か、その必要な条件を具体的な事例を示しながら紹介し、国際キャリア形成について考えます。

<プロフィール>
1956年生。北九州市立大学大学院社会システム研究科博士後期課程修了(博士・学術)。国際協力推進協会(APIC)主任研究員、クリスチャン・エイド客員研究員(イギリス・ロンドン)、NGO活動推進センター(現、国際協力NGOセンター、JANIC)主幹等を経て宇都宮大学国際学部教授、附属多文化公共圏センター研究員。専門は国際開発研究、国際NGO研究。JICA環境配慮助言委員。開発教育協会評議員、JVCとちぎネットワーク代表。福島原発震災に関する研究フォーラム・アドバイザー。著書に『NGOの発展の軌跡』(明石書店 2005)、『国際NGOが世界を変える』(共著、東信堂 2006)、「第4章ミレニアム開発目標」田中治彦編著『開発教育-持続可能な世界のために』(学文社 2008)、『激動するグローバル市民社会-慈善から公正への発展と展開』(2017)他。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

分科会A:「百聞は一見に如かず」で現地を体験しよう!
講師:秋元 信彦 氏(株式会社パン・アキモト 専務取締役 なんでも係)

栃木からでも世界の飢餓問題に取り組める!弊社の「救缶鳥プロジェクト」は備蓄用のパン缶詰を活用し国内外の困っている方々を支援するプロジェクトです。「百聞は一見に如かず。」国内外の現地に行かなければ体現できない事柄などについて議論を進めていきましょう。

<プロフィール>
1979年生まれ(40歳)栃木県立黒磯南高校卒業
トラベルジャーナル旅行専門学校卒業
コンコーディアユニバーシティカリフォルニアに1年半の遊学
(米国同時多発テロ発生の為帰国)
2001年 株式会社HIS入社
2007年 株式会社パン・アキモト入社
趣味は子供たちとサッカーをする事!


分科会B:コーチングを使ったコミュニケーションの極意
講師:山本 純子 氏(ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社 常務取締役)

異文化を理解するために必要なスキルはコミュニケーションです。そしてコミュニケーションを取るうえで最も大切なのは、”自分を知る"ということ。自分自身と向き合い、価値観や信念を理解すれば、世界中の人とよりスムーズなコミュニケーションを達成することが出来ます。

<プロフィール>
フェリス女学院大学卒業後、祖父の経営する印刷・広告会社に入社。2012年にICC Executive Coachの資格を取得したことをきっかけに企業向け人材育成コーチングを始める。又、2018年からはMBAを取得するためにUniversity of Massachusetts Lowellに入学。2人の娘の母としても奮闘中。




分科会C:ライフキャリアをデザインする
講師:鈴木 晶子 氏 (公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会 広報・リレーションズ課 課長)

変化する国際協力業界では、自分の得意なことを伸ばし、納得感があるキャリアを形成することが大切です。多様な働き方が求められる中、自分らしい生き方、働き方とは何かを一緒に考えてみたいと思います。

<プロフィール>
2005年入職。これまで、6カ国、1難民キャンプ、1島で教育協力、緊急救援事業に従事。海外での勤務経験で最も長いのは、カンボジアの4年間。
プロコーチ養成スクール、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム卒業。
コミュニケーションを通した学びに関心を持ち、年間30回ほど講演やワークショップを行う。


分科会D:学際フィールドワークを試してみる
講師:大久保 達弘 氏 (宇都宮大学 農学部 森林科学科 教授)

農林水産分野における自然資源の持続的な利用と管理に関する課題を取り上げ、現場での研究フィールドワークの進め方を考えます。またその課題解決プロセスでチームワーク、個人の選択や能力の最大化などを体験します。

<プロフィール>
1959年東京生まれ、宇大農学部で林学を学ぶ。大学院で埼玉県荒川源流、欧米の落葉広葉樹林の生態研究に取り組む。その後、東南アジア熱帯のマレーシア、タイ、中国で森林の更新、地域住民の森林利用を各国研究者と共同研究、2005年米国の専門職大学院に研究滞在。最近マレーシア・サラワク大学英語研修に引率教員で参加。



分科会E:災害復興支援と災害に強いまちづくり
講師:長谷川 万由美 氏 (宇都宮大学 共同教育学部 教授

自然災害の多い日本で災害時の支援について考えることは平常時の社会のあり方を考えることにもつながります。人のつながりを大切にした、災害に強いまちづくりに向けた災害復興支援について考えていきたいと思います。

<プロフィール>

2000年より宇都宮大学教員。専門は地域福祉。宇都宮大学学生ボランティア支援室担当教員として2011年の東日本大震災、2015年の関東・東北豪雨災害、2019年の令和元年台風19号などでの学生のボランティア活動をコーディネートした。「3.11学問の不確かさ」「災害復興学入門」「ボランティアという生き方」などの授業を担当している。


分科会F:いくつもの日本 ~アイヌ民族から考える多文化共生~
講師:若園 雄志郎 氏 (宇都宮大学 地域デザイン科学部 地域デザイン科学科 准教授            北海道大学 アイヌ・先住民研究センター 客員研究員)

日本における先住民族としてアイヌ民族が挙げられます。日本は多くの民族と多彩な文化によって構成されています。日本の文化と歴史の問題である「多文化共生」について皆さんと議論しながら考えていきます。

<プロフィール>

北海道釧路市出身。北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員を経て、2013年より宇都宮大学基盤教育センターでアクティブ・ラーニングの推進に携わる。2016年より現職。専門は社会教育、マイノリティ教育。近年はアイヌ民族に関する諸問題に加え、社会教育の視点から高校と地域の連携などについての研究をしている。


レポートの提出について

宇都宮大学等で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

成績評価は、全日程への参加を条件として、出席状況(40%)およびレポート(60%)とします。