カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア開発特論※平成24年度終了

  • ※ 募集は終了いたしました。

合宿セミナーの様子

開催日程・場所

日程:2012年12月22日(土)~12月24日(月) 2泊3日

会場:宇都宮大学(宇都宮市峰町350)
    栃木県芳賀青年の家(芳賀郡益子町益子4470)

※「宇都宮大学峰キャンパス」に集合して下さい。
  (JR宇都宮駅西口からバスで15分、アクセスマップ)
   1日目夕方から「芳賀青年の家」に移動し、3日目の午後に「宇都宮大学」に戻ります。
  「宇都宮大学」と「芳賀青年の家」は貸切バスで移動します。

受講者

対象者:栃木県内外の大学生や青年

定 員:70名(先着順)

参加費:7,000円(宿泊費、食費込)



<注意事項>
平成22、23年度に行われた「国際キャリア開発特論」を履修し単位を取得した学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)


<1日目>

8:45  受付 宇都宮大学峰キャンパス集合・受付
         会場:UUプラザ(正門すぐ右手)

9:15  開講式・オリエンテーション

9:30  全体講義「新しいライフスタイルを日本から世界へ~非電化の勧め~」
     (2時間)

11:30  昼食

12:30  趣旨説明、分科会発表のプレゼン方法説明

12:50  分科会講師の講義 (15分×6名)

14:30  パネルトーク(1.5時間)

16:15  バスで芳賀青年の家へ移動

17:45  分科会 (0.75時間)

18:30  夕食

19:30  交流会


<2日目>

8:30  分科会 (3.5時間)

12:00  昼食

13:00  分科会(2.5時間)

15:30  分科会まとめ、中間発表準備(2時間)

17:30  中間発表(1時間)

18:30  夕食

19:30  発表準備(2時間)


<3日目>

9:00  全体発表(30分×6分科会)

12:00  昼食

13:00  振り返り、キャリアデザインに関する意見交換等(2時間)

15:10  閉講式

15:40  バスで宇都宮大学・宇都宮駅に移動・解散(現地解散も可)


      

全体講義

「新しいライフスタイルを日本から世界へ~非電化の勧め~」
 講師:藤村 靖之 氏(非電化工房 代表)

 「非電化」というのは、電気を使うことが当たり前になっていることを、電気を使わずに愉しくやるという意味の造語です。国内における非電化運動の経験を紹介しながら、豊かさや幸せの意味と新しいライフスタイルについて一緒に考えてみたいと思います。また、アフリカやアジアの国々における非電化プロジェクトを紹介しながら、世界を覆い尽くそうとしているグローバリズムの意味についても考えてみたいと思います。

<プロフィール>
1944年生まれ。大阪大学大学院物理系専攻博士課程卒、工学博士。
コマツ熱力学研究室長、カンキョー代表取締役等歴任。現在は非電化工房代表、日本大学工学部客員教授。2007年より栃木県那須町に移住してテーマパークを建設中。

主な著書
 『愉しい非電化』(洋泉社)
 『さあ、発明家の出番です』(風媒社)
 『テクテクノロジー革命』(大月書店)
 『月3万円ビジネス』(晶文社)
 『非電化思考のすすめ』etc.

主な受賞
 科学技術庁長官賞、発明功労者賞、空気衛生工学会賞、日本機械学会賞、アントレプレナー大賞etc.

分科会

分科会A:インバウンドを中心とした観光振興策のプランニング
 講師:内藤 靖 氏(株式会社テラクリエーション 代表取締役)

 現在わが国は人口減少・少子高齢化、東日本大震災や原発事故、更には円高等の影響で地方経済の停滞が顕在化している。平成24年7月31日に閣議決定された「日本再生戦略」にもある通り、交流人口の増加により国内観光需要を喚起すること、さらには急速に経済成長するアジア等からの訪日外国人を積極的に取り込み、我が国の成長を支える観光振興に取り組む必要がある。分科会では、全国各地で行われている事例を紹介した後、新たな視点から具体的な観光振興施策について自由闊達な討論を行う。

<プロフィール>
1960年長野県生まれ。東海大学工学部卒業後、計測器開発のベンチャー企業に就職し、主に本田技術研究所向けのデバイス性能試験システムの開発及び、システムエンジニアリングを担当。American Honda Motor Co., Inc.、韓国三星自動車(現、ルノーサムスン自動車)などで現地業務に従事。その後独立、株式会社テラクリエーションを設立現在に至る。
(公社)栃木県経済同友会・国際化推進委員長として、「アジアを中心とした観光客誘致」をテーマに研究活動を行うほか、地域振興委員会副委員長、FTN(とちぎ未来ネットワーク)運営委員を兼務。


分科会B: 緑を誰がどのように守り育てるのか〜公共緑地における市民社会の役割〜
 講師:小笠原 勝 氏(宇都宮大学雑草科学研究センター 教授)

 社会の発達とともに、機能性の高い道路や公園などが整備され、これらの公共施設は豊かで潤いのある市民の暮らしに必要不可欠なものになっている。
 一方、公共性あるいは公共物に対する市民の権利と義務が不明瞭になり、公共施設の在り方や保全について、さまざまな問題が生じている。公共財のあり方はそれぞれの国々の社会的な成熟度を表すメルクマールであり、国際社会を理解する上で重要である。本分科会では、さまざまな公共施設から、普段の生活に密接に関わる街路樹や公園などの公共緑地を取り上げて、生活環境、緑地管理、化学防除(除草剤)などをキーワードにしながら、公共性について討論する。

<プロフィール>
1956年、秋田県生まれ。1977年に宇都宮大学農学部農学科を卒業後、(株)イハラグリーンおよび徳山曹達(株)にて、除草剤の研究開発に従事する。その後、1987年に宇都宮大学農学部附属雑草防除研究施設の助手に任用され、1995年に助教授、2007年に教授に昇進し、現在に至る。専門は雑草学(博士(農学))。日本芝草学会会長、日本雑草学会評議員・和文誌編集委員長、(社)農林水産航空協会専門員などを兼務。

分科会C:途上国の都市成長に関わる環境デザイン
 講師:佐藤 栄治 氏(宇都宮大学工学研究科 助教)

 アジアの途上国においては、地球環境に配慮した都市施策が注目されている。アジアの諸都市では急激な都市成長がもたらされた結果、都市化した中心部と従来の産業を継続している都市周辺部との分断が顕在化している。それぞれの地域には地域固有の問題があり、一意に環境的な解決策を明示することは困難である。本分科会では、タイ国の事例を紹介しつつ、地域特性や産業に沿った問題設定、解決手法を学んだ上で、具体的な環境配慮型の都市政策について議論する。

<プロフィール>
1976年生まれ。日本学術振興会、明星大学アジア環境研究センター、国立保健医療科学院を経て現職。情報技術、統計分析を駆使した都市計画(建築学)を専門とし、環境分野、医療・福祉分野の国家・都市政策を支援。主著に「コンパクトシティ再考」等。東京都立大学大学院(現・首都大学東京)修了・博士(工学)。

分科会D:まちづくりについて 
 講師:陣内 雄次 氏(宇都宮大学教育学部 教授)

 3.11大震災後、まちづくりがクローズアップされています。しかし、まちづくりは被災地だけの課題ではありません。超高齢社会、少子化、経済停滞、エネルギー危機の中、全国各地でまちづくりが大きなテーマとなっています。まさに、「21世紀はまちづくりの世紀」でもあるのです。本講では、まちづくりの基礎とその今日的課題、心得などについて概略を紹介します。

<参考文献>
・『まちづくりの実践』田村明 / 岩波新書 / 1999年
・『まちづくり教科書第6巻 まちづくり学習』 日本建築学会編 / 丸善 / 2004年
・『コミュニティ・カフェと市民育ち』 陣内雄次、他 / 萌文社 / 2007年

<プロフィール>
アメリカ、カナダの大学及び大学院にて都市計画を専攻。帰国後、東京及び金沢(石川県)の都市計画系シンクタンクに勤務。1999年4月宇都宮大学教育学部家政教育専攻(住環境・まちづくり研究室)へ赴任。特定非営利活動法人宇都宮まちづくり市民工房理事長。大学近くにてコミュニティ・カフェ「ソノツギ」を運営。

分科会E:生きるための水、一滴の重み 
 講師:涌井 純二 氏(JICA地球環境部水資源 第二課長)

 不衛生な水が原因で死亡する5歳未満児は全世界で年間150万人にも及んでいます。「2015年までに安全な水と衛生施設にアクセスできない人を半減させる」と国連のミレニアム目標でも謳われていますが、生きるための最低限の水を得ることにも苦労している人は沢山います。水を巡る紛争も珍しくありません。分科会では水を巡る世界の現状を理解するとともに、中東・アフリカを主に取り上げ、自らが実務者となった場合に、これらの課題にどう取り組むかを具体的に考えます。

<参考文献>
・ 『水の世界地図 第2版 刻々と変化する水と世界の問題』 Maggie Black他 / 丸善 / 2010年
・ 『「水」戦争の世紀』 モード・バーロウ他 / 集英社 / 2003年

<プロフィール>
筑波大学大学院環境科学研究科修了。1992年JICA(国際協力機構)社会開発協力部、JICA北海道国際センター、JICA社会開発調査部、JICAサウジアラビア事務所、JICA総務部安全管理係、JICAイラン日本国大使館付援助調整専門官、JICAイラン駐在員等を歴任。2008年よりJICA地球環境部水資源第二課長。(中近東・アフリカを中心として渡航歴多数)

分科会F:リサイクルショップから始まる国際協力 
 講師:贄川 恭子 氏
(NPO法人WE21ジャパン事務局長、国際協力NGOセンター(JANIC)理事)

 市民がお金を出し合って始め、品物寄付とボランティア参加で進める市民事業が、どのように展開されているかを紹介する。WEショップを拠点にしてリユース・リサイクル環境事業を進めながら、アジアを中心に世界約30カ国の人びとの生活改善PJなどに資金協力を行い、活動から見えてきた環境・貧困・人権などの問題について市民に伝え、学ぶ場をつくり、解決にむけた調査や働きかけを行う政策提言を行なっている。

<参考文献>
・『あなたの参加が世界を変える~WE21ジャパン8年のあゆみ』
・『開発教育2010』特集:オルタナティブな経済と開発教育の記事として、「オルタナティブな消費の現場から」
※ 参考文献はWE21の活動について記したものを一例としてあげました。講座で必ずしも必要とするものではありません。
※ 前者はWE21の在庫を提供できます。後者はコピーになります。

<プロフィール>
社会科教師として勤務後、2000年にWE21ジャパンほどがやの設立に関わり、2001年から特定非営利活動法人WE21ジャパン事務局スタッフ、2008年からWE21ジャパン事務局長。神奈川県内36のWE21ジャパン地域NPOをネットワークしWE21ジャパングループとして連携活動を進めている。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

レポートの提出について

宇都宮大学等で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

下記様式をダウンロードして、担当教員に提出期限内にメールで提出してください。

提出期限:2013年1月11日(金)17時まで

様式ダウンロード:レポート様式 [Word]

<提出先>
 宇都宮大学学生:  国際社会学科 友松 篤信 教員 E-Mail:atomo@cc.utsunomiya-u.ac.jp
           国際文化学科 渡邉 直樹 教員 E-Mail:naokiw@cc.utsunomiya-u.ac.jp
 宇都宮大学学生以外:宇都宮大学  友松 篤信 教員 E-Mail:atomo@cc.utsunomiya-u.ac.jp