カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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カリキュラム

国際キャリア開発基礎※終了しました。

国際的な仕事に求められる知識や能力、これらの仕事に至るキャリアパスを考える

合宿セミナーの様子

開催日程・場所

日程:平成23年9月2日(金)~5日(月)

場所:NPO法人 昭和ふるさと村  栃木県芳賀郡茂木町木幡252

移動:宇都宮駅・小山駅から貸切バスを用意します。

※台風12号が接近しており、JR宇都宮線が止まることが予想される場合の対応を掲載します。 9/1(木)13時の天候状況で決定します。

受講者

栃木県内外の大学生・青年 100名

参加費として10,500円(宿泊費・食費・懇親会費に相当)

<注意事項>

平成21年度以前に行われた「国際キャリア開発」もしくは、平成22年度に行われた「国際キャリア開発基礎」を履修し単位を取得した学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)

<1日目>

9:15 小山駅発(受付8:50) 
 9:45 宇都宮駅出発(受付9:20)
※予定

11:30 開講式、オリエンテーション

12:00 全体講義「レポートの書き方・プレゼン方法)

12:30 昼食

13:30 全体講義「クリティカル・シンキング~「開かれた心」で「問い」を持つ~」
※クリティカル・シンキングとは簡単にいうと,ものごとをきちんと考えようということです。きちんと考えることは大切ですが,考え方を知らなかったり経験がなかったりすると,なかなかうまく考えることができません。本セミナーでは,クリティカル・シンキングの中核である「質問力」を中心として,考えるための方法論や考え方について紹介していきます。

18:00 夕食

19:00 学生トークライブ


<2日目>

8:30 全体講義「防災マネージメント」

10:10 各講師の講義

12:30 昼食

13:30 フリートーク

15:30 分科会

18:30 交流会


<3日目>

9:00 分科会

12:00 昼食

13:00 発表準備

16:00 中間発表

17:30 夕食

18:30 発表準備


<4日目>

9:00 全体発表

12:30 昼食

13:30 総括と意見交換

14:30 反省会・閉講式

15:30 解散

全体講義

クリティカル・シンキング~「開かれた心」で「問い」を持つ~:道田 泰司(琉球大学 教育学部 教授)

クリティカル・シンキングとは簡単にいうと,ものごとをきちんと考えようということです。きちんと考えることは大切ですが,考え方を知らなかったり経験がなかったりすると,なかなかうまく考えることができません。本セミナーでは,クリティカル・シンキングの中核である「質問力」を中心として,考えるための方法論や考え方について紹介していきます。
<参考文献>
思考力を育てる[PDF]
・道田泰司・宮元博章 (1999) 『クリティカル進化論-『OL進化論』で学ぶ思考の技法』 北大路書房

<プロフィール>広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。専門は学校教育心理学,思考心理学。著書に『クリティカル進化論』『言語力が育つ社会科授業』など。琉球大学共通教育等科目(人文系科目)・プロフェッサー・オブ・ザ・イヤーを2科目で受賞。
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~michita/index.html

分科会講師・講義等

A:外国人にとって魅力的な日本の観光資源をさぐる:大野 邦雄氏(作新学院大学 特任教授)

第1ステップでは、ビジット・ジャパン・キャンぺーンにより観光立国を標榜するようになった背景と、日本と海外の観光資源を対比をしながら、外国人観光客の誘致目標を達成していない理由を探る。 第2ステップでは、外国人は日本に何を期待しているのか、アンケート結果や事例を参考に、外国人にとっての日本の魅力について新たな仮説を構築する。 第3ステップでは、この仮説に基づき、従来とは違った観光企画を立案する。
<参考文献>
観光庁統計情報  ・観光庁観光白書  ・とちぎの統計情報 

<プロフィール>宇都宮市生まれ。国立電気通信大学機械工学科卒業後、松下電器産業㈱(現パナソニック㈱)を経て、2003年4月より宇都宮大学産学官連携コーディネータ。松下電器時代、松下幸之助の薫陶を受けて培った経験を生かしながら、栃木県の企業や自治体・市民と共に観光・まちづくりに取り組んでいる。


B:社会に貢献する企業をおこす:木原 麻里氏(株式会社H-D Project 代表取締役)

近年、NGO/NPOや国際機関だけでなく、ビジネスを通じた国際協力が注目されている。援助機関による協力の限界は何で、企業やビジネスによる社会貢献の強みや意義とは何なのだろうか。また、近い将来、もしあなた自身が進路として起業の道を選択するとしたら、どのようなアプローチが出来るだろうか。より継続的で効果的な国際協力を実現すると同時に、自分の仕事と人生の有意義さや、楽しさを見出せるビジネス・モデルを提案し、将来のビジョンを描いてみよう。
<参考文献>
・「コンサルティング実践講座」須藤実和著、出版 ダイヤモンド社
・「超訳 ニーチェの言葉」フリードリヒ・ニーチェ著、 出版 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

<プロフィール>聖心女子専門学校英語科を経て、米国・Fordham University、University of Hawaii at Manoaにて、実践的なビジネススキル、マネジメントスキルを習得。大手中学受験学習塾にて教室スタッフを担当の後、国際協力団体にて支援者業務担当を行う傍ら健康食品販売会社を設立。栄養面からCSR活動を行っている。
※URL:http://www.h-dproject.com/
※Twitter: http://twitter.com/kiharamari

C:災害・紛争における自立支援を考える:木山 啓子氏(特定非営利活動法人ジェン 理事・事務局長)

災害や紛争が起きた際、人々は緊急支援を必要とする厳しい状態に置かれるが、被災者は気の毒な弱者ではなく、自立する力を持っている。そうした力が発揮され、自らの力で復興をけん引してゆくことが、最も必要とされている支援である。その意味で支援の初期段階から自立を支えることが重要であり復興の早道である。本分科会では、東日本大震災を例に、緊急支援や自立支援について、考えていきたい。
<参考文献>
・『三陸海岸大津波』吉村昭著
・『論語の一言』田口佳史著
・『老子の無言』田口佳史著

<プロフィール>米国ニューヨーク州立大学社会学大学院修士課程修了。東日本(大震災)、旧ユーゴスラビア、アフガニスタン、イラク、パキスタン、スリランカ、新潟などで支援活動を行う。『日経WOMAN』誌ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006大賞受賞、2005年エイボン女性功績賞受賞。著書に『誰かのためなら人はがんばれる』
http://www.jen-npo.org/
http://jenblog-keiko.blogspot.com/
twitter: @keiko221

D:住宅デザインから生活文化を考える:ウスビ サコ氏(京都精華大学 人文学部 総合人文学科 准教授)

近代化によって、建築のあり方と人々のライフスタイルが変わった。空間と人間の関係を3次元的また2次元的に形作るものが建築である。建築空間には、その「地域」の文化、気候風土、生活を営む人々の個性がよく表れる。本分科会では、様々な地域の住宅(すまい)の事例を通して空間と人々との密接な関係を理解し、住み手とどのように結ばれているかについて話し合う。
<参考文献>
1.鈴木隆行監修・田口昭編著『手にとるように建築学がわかる本』 かんき出版2004年
2.葉口英子・河田学・ウスビサコ編『知のリテラシー・文化』ナカニシヤ出版2007年

<プロフィール>マリ出身。北京語言大学、南京東南大学等を経て、京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。研究対象は居住空間・住宅計画・住まい・住み方。住宅デザインと生活様式の関連を様々な国で調査している。
著書に『知のリテラシー・文化』など。

E:世界を舞台にビジネスチャンスを広げよう:佐々木 敏行氏(株式会社FAR EAST 代表取締役)

参加者全員で途上国を対象とした開発輸入ビジネスのプランを練り上げ、それに基づき参加者で構成する仮想の会社組織を立ち上げる。インターネットを使用した商材発掘、商品開発、マーケティング、営業戦略、収支分析など具体的且つ実践的な仮想ビジネスを展開する。国際貢献、持続可能、対象国の産業基盤及び雇用創出など各々が持ち寄るテーマやビジネスモデルについて主体的な発言と参加を促し、講師の実例を交えたアドバイスを織り交ぜながら進行する。
<参考文献>
・「華麗なる交易」貿易は世界をどう変えたか ウィリアム・バーンスタイン著 日本経済新聞出版社 
・「プロフェッショナルの原点」P.F.ドラッカー著 ダイヤモンド社
・「道をひらく」松下幸之助 PHP文庫

<プロフィール>途上国を中心に世界各地で食品、雑貨の開発輸入を行う。Natural, Organic, Fair, Cultural, Sustainable, valuable, satisfactoryなどをコンセプトに各地の文化やストーリーを織り込んだスタイリッシュな商品化を実践。途上国や各関係機関へのコンサルテーションや講演なども行う。
株式会社FAR EAST WEB SITE

F:小形風車とソーラークッカーで世界を救え!:中條 祐一氏(足利工業大学 総合研究センター長・教授)、西沢 良史氏(足利工業大学 総合研究センター客員研究員)

小形風車やソーラークッカー(太陽熱調理器)は、日本においては教材としての利用の比重が高く、25億人の「エネルギー難民」(エネルギー源が使いたくても手に入らない人たち)を救う途上国に適した実用的技術であるという認識が低い。本分科会では小形風車、各種ソーラークッカーが途上国においてどのような役割を担えるか事例も含めて解説する。また実際に組み立てて実験や調理を行い、体験型学習を行う。
<参考文献>
http://solarcooking.org/ のThe Solar Cooking Archiveに目を通しておいてください。

<プロフィール>(中條祐一氏)上智大学博士後期課程修了。材料力学を専門にしているが、心理学との境界領域であるサイコレオロジーなども研究。太陽で料理する「ソーラークッカー博士」としても知られる。
http://www2.ashitech.ac.jp/mech/nakajo/




(西沢 良史氏)足利工業大学大学院工学研究科修士課程修了。足利工業大学総合研究センター、工学部創生工学科自然エネルギー・環境学系 助教。専門はエネルギー変換工学、主に小形風力発電機の研究に従事。博士(工学)。




G:国際ボランティアとしてコミュニティーで働く:福田 わかな氏(白鴎大学 特任講師)

コミュニティ開発の現場では、「住民に教える」から「住民とともに学ぶ」アプローチへ変化している。本分科会では、ボランティア・青年海外協力隊の活動等を紹介すると共に、コミュニティ開発の現場で、「住民とともに学ぶ」プロセスをどのように踏んでいけるのか、どのような問題に直面し、それを解決していくために、どのようなスキル、資質が求められるのか参加者と一緒に考えていく。またケーススタディを使い、参加型コミュニティ開発をグループワークで体験する。
<参考文献>
続 入門社会開発~PLA:住民主体の学習と行動による開発
プロジェクトPLA 編(国際開発ジャーナル社)

<プロフィール>東海大学卒業後、一般企業に就職。その後、国連大学勤務を経て、英国サセックス大学で修士号を取得(開発人類学)。UNICEFインド事務所でのインターンシップを経験し、(財)国際開発高等教育機構勤務を経て、2007年より青年海外協力隊 村落開発普及員としてボリビアで活動。

H:夢のある映画をつくろう:益子 昌一氏(脚本家、映画監督)

デジタル技術等の発展に伴って、私達のコミュニケーション環境は劇的な変化を続けている。国際的な情報アクセスも容易になり、そのスピードも増している。しかしながら、メディアやコミュニケーション・ツールがどれだけ変わろうとも、メッセージを伝えること、表現することの難しさは変わらない。それは、個人的な感情であっても、フィクショナルな物語であってもである。分科会では、【表現する】ということを、映画の企画創りにフォーカスをあて、話し合う。
<参考文献>
・『技術 VS 人間 ハイテク社会の危険』ニール・ポストマン著 新樹社
・映画『いまを生きる』(ピーター・ウィアー監督、ロビン・ウィリアムス主演)
・映画『イゴールの約束』or『息子のまなざし』(ダルデンヌ兄弟監督)
・映画『殺人の追憶』(ポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ主演)

<プロフィール>ニューヨーク大大学院修士課程修了。映画監督、脚本業の他、小説も執筆。2009年公開の監督・脚本作品『さまよう刃』(東野圭吾原作、寺尾聰主演)はモントリオール世界映画祭に出品。主な作品に、脚本『きょうのできごと』(行定勲監督)、小説『ワンピースを重ねる君の…』など。那須烏山市出身・在住。
Wikipedia / http://ja.wikipedia.org/wiki/益子昌一
Twitter / M45S1
Facebook / 益子昌一

分科会

講師の分野別に8分科会を設定。1つの分科会を選択します。

レポートの提出について

宇都宮大学、作新学院大学、白鴎大学で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

下記様式をダウンロードして、担当教員に提出期限内にメールで提出してください。

提出期限:9月15日(木)17時まで

様式ダウンロード:レポート様式 [Word]

<提出先>
宇都宮大学学生:国際学部 米川正子教員 E-Mail:yonekawa@cc.utsunomiya-u.ac.jp
作新学院大学学生:経営学部 大野邦雄教員 E-Mail:kokusai@sakushin-u.ac.jp
白鴎大学学生:教育学部 福田わかな教員 E-Mail:wfukuda@fc.hakuoh.ac.jp

受講申込へ※6月中旬申込スタート