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国際学部国際学科 3年 中山 和香
【学んだこと】
途上国の生活環境やそこで暮らす人々が感じている不便については、渡航前に果たし自身が考えていたものとは異なっていたので印象的でした。
渡航前から講義の中でプランテーションのお話を聞いたことがありましたが、過酷な労働の状況について知識があっても、実際に生活している人々については想像することしかできていませんでした。実際に訪れてみると天井が低く狭い平屋に複数人が生活している状況で、簡易的なプラスチックの家具と、分厚い小さなテレビが置かれているだけの家庭がほとんどでした。しかしそこに住む人々の中には生活には不便がないと答える人も多く、収入に対する不満は見られたものの、出稼ぎをする家族が足りていない収入をなんとか補っているので問題ない、家族みんなで本当なら住みたいところだがそれが叶わないことが残念だといったお話が多く聞かれました。
このようなお話を聞くと一見本人たちは今の生活に変化を起こしたいとは思っておらず、先進国のエゴで支援をしているように感じてしまいますが、そうではなくここに住む人々も私たちと変わらない選択肢を得られるように環境を改善していくことが重要なのだと改めて考えさせられました。
交通の便の悪さはNGOの活動にも大きな妨げとなっているように感じました。バスか三輪タクシーでの移動がほとんどでしたが、道が悪く、また、故障しているものも多く見かけました。茶園に住む人々も交通機関に関しては不満が多くあるようでした。道路の整備などは行政が管理して進めるべき問題のように感じました。日本では考えられないような状況も、ここでは当たり前に起きていて、それを改善しようという動きもないことに驚きました。
【将来への影響】
国際協力の現場で働くためにはどのようなスキルが必要であるのか、海外で働くにはどれくらい努力すべきかを知ることができました。英語力の向上はもちろんですが、その地域の言語についても理解がなければ積極的に動くことは難しいと感じました。将来は国際社会でも通用する人材になりたいと考えるので、この経験を活かし、文化や言語への理解を深めていきたいと思います。
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