カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア開発基礎  ※平成24年度終了

※ 募集を締め切りました。


合宿セミナー「国際キャリア開発基礎」では、「国際的な仕事がどのようなものであるのか」、また「キャリアデザインについて」を全体講義や分科会を通して学んでいきます。テーマ別分科会では、仕事の意義や魅力、具体的な実務、必要なスキルや課題を講義やワークショップ、ディスカッションを通してグループで学びます。合宿中は、講師や他の参加者との交流を深めながら、自己のキャリアパスを考えていきます。


合宿セミナーの様子

開催日程・場所

日程:2012年9月1日(土)~9月3日(月)

場所:とちぎ青少年センター(JR宇都宮駅からバスで約15分)
    宇都宮市駒生1-1-6


※JR宇都宮駅から送迎バスを運行予定。路線バスも利用できます。


宿泊:コンセーレ
    とちぎ青少年センターと同敷地内にある宿泊施設


受講者

対象者:大学生・青年

定 員:40名(定員になり次第締め切ります)

参加費:11000円(宿泊費・食費・懇親会費に相当)



<注意事項>

※「国際キャリア開発基礎」「国際実務英語I」を同時開催する為、両方同時に参加することはできません。

※平成21年度以前に行われた「国際キャリア開発」もしくは、平成22、23年度に行われた「国際キャリア開発基礎」を履修し単位を取得した学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。


プログラム概要(予定)

<1日目>

※ 送迎バス 宇都宮駅発 8:30発、9:05発(予定、詳細後日連絡)
 一般路線バスもあります。

※ 遠方よりお越しの方で、送迎バスの時間に間に合わないという方はご相談ください。

9:30  開講式・オリエンテーション (「国際実務英語I」と合同)

9:45  全体講義「キャリアデザインを考える~将来の夢やビジョンを実現しよう!~」(「国際実務英語I」と合同)

11:30  各講師によるプレゼンテーション
(各分科会講師により、キャリアパス、専門分野の仕事、分科会についてプレゼンテーションがあります。)

12:30  昼食

13:30  各講師によるプレゼンテーション(続き)

14:00  講師とのフリートーク

14:30  移動・休憩

15:00  分科会 (2.5時間)

18:15  夕食・交流会


<2日目>

9:00  分科会 (3.5時間)

12:30  昼食

13:30  分科会のまとめ、発表準備

18:00  夕食

19:00  発表準備・自由


<3日目>

9:00  全体発表(分科会毎に学んだ事をまとめ発表します)

11:15  講評

11:30  振り返り

12:05  閉講式(修了証授与) 解散(宇都宮まで送迎バスあり)


全体講義

「キャリアデザインを考える~将来の夢やビジョンを実現しよう!~」
 講師:立山 桂司 氏(合同会社適材適所 代表)

 将来の仕事や活動は、その場での成り行きや偶然の重なりによって自然に形作られていくものではなく、夢やビジョンを実現するために、計画的に自分で考え、自分でデザインし、自分で実行していく必要があります。
 そこで、まずは漠然としている夢やビジョンについて思いを巡らすことで、できるだけ具体的なイメージを持ち、参加者同士で共有していきます。そして、イメージした将来の自分に近づけるように、どのような大学生活、地域活動、自己研鑽、仕事、ボランティアを実践していけば良いのかを考えていきます。
 また、国際的なキャリア形成を例に取り、キャリアの幅の広さとそれらを実現していくために必要とされる知識、能力、経験などについても同時に考えていきます。

<プロフィール>
大学卒業後、開発コンサルティング企業に就職。2002年、人間・社会開発系のコンサルティングファームのジェネラルマネージャーとして、プロジェクトの形成・推進・運営とともに若手コンサルタントの採用と人材育成、若手人材ネットワークの拡大に貢献。2006年から立命館大学キャリアセンター・キャリアオフィスで国際人材輩出のためのプログラムの専門職員として勤務し、就職対策アドバンスプログラムの企画・立案・実施・評価にも携わった。2007年には、国際開発と人材育成の理想実現のために自らコンサルティングパートナーシップを設立し、代表を務めている。

分科会

分科会A:貿易ビジネス~世界を舞台に起業する
 講師:佐々木 敏行 氏(株式会社FAR EAST 代表取締役)

 本分科会では、参加者全員で途上国を対象とした開発輸入ビジネスのプランを練り上げ、それに基づき参加者で構成する仮想の会社組織を立ち上げます。そしてインターネットを使用した商材発掘、商品開発、マーケティング、営業戦略、収支分析など具体的且つ実践的な仮想ビジネスを展開していきます。国際貢献、持続可能、対象国の産業基盤及び雇用創出など各々が持ち寄るテーマやビジネスモデルについて主体的な発言と参加を促し、講師の実例を交えたアドバイスを織り交ぜながら進行します。

<参考文献>
・「華麗なる交易」貿易は世界をどう変えたか ウィリアム・バーンスタイン著 日本経済新聞出版社
・「プロフェッショナルの原点」P.F.ドラッカー著 ダイヤモンド社
・「道をひらく」松下幸之助 PHP文庫

<プロフィール>
途上国を中心に世界各地で食品、雑貨の開発輸入を行う。Natural, Organic, Fair, Cultural, Sustainable, valuable, satisfactoryなどをコンセプトに各地の文化やストーリーを織り込んだスタイリッシュな商品化を実践。途上国や各関係機関へのコンサルテーションや講演なども行う。

株式会社FAR EAST WEB SITE  


分科会B: 世界と日本をつなぐ地域づくり
 講師:高田 尚子 氏(一般社団法人あいあいネット職員)
 講師:高橋 博 氏(一般社団法人あいあいネット職員)

 「若者はみんな都会へ出てしまった」「伝統的な生活技術が廃れてきている」-これは日本人からではなく、インドネシアやウガンダの人から聞いた話です。その強弱はあるにせよ、地域コミュニティの衰退は日本のみならず、世界各地で起こっています。そして、同じ課題を抱えるもの同士だから、きっと協力しあえる事があると思います。本分科会では、地域づくりにおける外部者の役割、日本発の地域づくりの手法・地元学など、国境をこえて広まりつつある地域づくりのアプローチを紹介し、地域づくりはどう進めていったらいいのか、ワークショップを交えて考えていきます。

<参考文献・HP>
・あいあいネットホームページ

<プロフィール>
(高田 尚子 氏)
静岡県出身。大学卒業後、輸入雑貨店の経営、知的障がい者施設勤務を経てインドに渡り、ボランティア活動を行う。帰国後、岐阜県に本部を置く国際協力NGO、ソムニードで勤務。日本とインドとの連携事業や、岐阜県内での在住外国人とともに進める地域づくりに関わる。2009年より現職。インドネシアの地域づくり事業をサポートするほか、国内の地域づくり研修のサブ・ファシリテーターも務める。

(高橋 博 氏)
埼玉県生まれ。大学時代にインドを訪れ環境問題や国際協力に強く関心を持つが、卒業後は都内の自動車販売会社に就職。その後、大学院に入り国際環境協力を学びつつ、国際協力NGOでのインターンや国際協力銀行(現JICA)の円借款事業事後評価に携わる。2008年より2年間、青年海外協力隊のブルキナファソ村落開発普及員として活動。2011年より現職。インドネシア事業や国内研修のサポートをするほか、地元での農業や地域づくりにも関わる。

分科会C:途上国でボランティア活動をすること
 講師:結城 史隆 氏
   (白鴎大学教育学部教授 青年海外協力隊技術顧問(コミュニティ開発))

 近年多くの若者が、開発途上国における貧困を始めとした社会課題の解決を目指し、アジアやアフリカ等でボランティア活動を行っています。本分科会では、日本とは異なる文化・社会環境の中で生活し活動する際に直面する様々な課題について学ぶとともに、海外で国際協力活動に携わる際に求められる資質や能力について考えます。また実際にコミュニティ開発の現場で活用される「住民参加型開発手法(PRA)」を学び、現地の人々と一緒に問題を分析し、解決する為のワークショップを体験します。

<プロフィール>
専門は文化人類学。タイ、フィリピン、タンザニア、ネパール、モンゴルなど10数か国を調査。開発途上国における地域開発の理論や手法を、日本の地域活性化やまちおこし、ボランティア活動などの応用して実践していくなど、地域活性化にも力を注いでいる。東京大学社会科学系大学院博士課程・社会学修士。

分科会D:言葉を学ぶこと・教えること~英語の学習と教育を中心に~ 
 講師:大木俊英氏(白鴎大学教育学部英語教育専攻 専任講師)

 誰かが言っていました、「言葉はヒトの最大の発明である」と。言葉がなかったら我々は今どんな生活をしていたでしょうか?ガリバー旅行記最終章のように、人間が馬に飼われていたかもしれません。言葉はヒトの進化に不可欠でした。今の私たちはなぜ言葉を学ぶのでしょうか?この分科会では、母語・外国語を問わず「言葉を学ぶこと」「教えること」の意義についてディスカッション等を交えながら考えていきたいと思います。

<プロフィール>
栃木県出身。大学卒業後、米国の大学院でTESOL(英語以外の話者のための英語教授法)を学ぶ。帰国後、派遣社員や国際交流ボランティア、公立中学校での教員経験など紆余曲折を経て、2005年より白鴎大学足利高等学校英語科に勤務。同校では文科省指定のSELHi(スーパー・イングリッシュ・ランゲッジ・ハイ・スクール)事業にも携わり、公開授業を実施。2010年3月に筑波大学で修士号(英語教育学)を取得し、同年4月より現職。専門は第二言語習得論、応用言語学。

※「日本語教師~言葉を教え異文化に触れる」は諸般の事情により開講いたしません。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

レポートの提出について

宇都宮大学、白鴎大学で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

下記様式をダウンロードして、担当教員に提出期限内にメールで提出してください。

提出期限:9月24日(月)17時まで

様式ダウンロード:レポート様式 [Word]

<提出先>
 宇都宮大学学生:国際社会学科 友松 篤信 教員 E-Mail:atomo@cc.utsunomiya-u.ac.jp
         国際文化学科 渡邉 直樹 教員 E-Mail:naokiw@cc.utsunomiya-u.ac.jp
 白鴎大学学生:教育学部 福田 わかな 職員 E-Mail:wfukuda@fc.hakuoh.ac.jp