プログラムについて - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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プログラム概要

栃木県には、自動車、化学等大企業の工場から中小企業が集まり、北関東工業地帯の一端を担っています。栃木県経済同友会を通じたアンケート調査によれば、地元産業界はその事業展開上、国際的な知識や外国語適用能力を備えた人材を必要としていることがわかりました。宇都宮大学では、2012年3月に社団法人栃木県経済同友会との包括連携協定を締結し、地域連携を重視し、次世代のための人材育成、学術研究及び地域産業の振興と発展に寄与することを謳っています。
 また、地域企業が雇用する外国人就労者を含む在住外国人も、例えば栃木県では3万5千人を超えています(平成21年12月現在)。これらの自治体や地域社会は、多様な価値観と経験を有する外国人との共生や交流、あるいは在住外国人の増加にともなう諸課題の解決のために、異文化や外国語に通じた人材を必要としています。栃木県で学ぶ学生は、こうした地域的・社会的背景を踏まえて、国際関係分野での就業に高い関心を示しています。
 その一方、今政府、企業、大学で、「グローバル人材」の育成が盛んに叫ばれています。「グローバル人材」に求めらる構成要素とは、「要素Ⅰ:語学力・コミュニケーション能力、要素Ⅱ:主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感、要素Ⅲ:異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー」(グローバル人材育成推進会議「中間まとめ」2011年6月22日、7ページ)と定義されていますが、今後日本はどのようなグローバル人材を育成すればよいのでしょうか。例えば、海外で働く日本人を育成する「地域からのグローバル化」や、地域社会におけるグローバルな課題に取り組む「地域のグローバル化」に対応する人材の育成も必要です。このようなグローバル人材育成や急速に進む国際化に対応するために、宇都宮大学国際学部では、グローバルマインドを養う「国際キャリア教育プログラム」を毎年実施してきました。


宇都宮大学では、キャリア教育の基本的・概説的な内容を中心として、①「働く」とは何かを考え、②学生が自分と地域社会や世界とのつながりを考える機会を提供することを目的としています。その共通テーマを「グローバル化時代の地域とキャリア」とし、「地域からのグローバル化(Globalization)」、「地域のグローバル化(Glocalization)」の2つの柱を立て、国際ビジネス、国際協力・国際貢献、多文化共生と日本、異文化理解・コミュニケーションの4つのテーマで分科会を構成します。授業科目は、学生が働く意味やキャリア教育について考える「国際キャリア教育」、英語で全て授業を行う「International Career Seminar」、国内や海外の企業、公的機関、NGO・NPOでインターンシップを行う「国際キャリア実習」の3科目で構成されています。
 本「国際キャリア教育プログラム」は、国際キャリア教育やグローバル人材養成の観点から、学生の国際的キャリア開発や国際的インターンシップを容易にしてこの分野への多様な就業機会を保障しようというものです。




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