国際学部での学生生活

西 航太郎

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私はもともと他の学部に入学しましたが、大学での勉強を続けている中で欧米の文化に興味を持ち、転部試験を受けて3年次の春から国際学部で学び始めました。私は文化が専門ですが、文化を理解するためにはその背景にある社会や時代背景、思想などを学ぶ必要があります。このように物事を色々な角度から分析することの大切さを国際学部で学びました。私は、夏休みを利用してロンドンに短期で語学留学に行きました。非常に短い期間でしたが、海外に1人で行くのは初めてで最初は不安でした。それでもとても充実した留学にできてヨーロッパの文化に興味が増したので、研究をさらに頑張っていきたいです。

国際学部では、文化や社会などを多様な面から学ぶことができ、研究の対象となる地域も多岐にわたります。また、国際学部は留学生や日本人の学生で留学に行く人もたくさんおり、非常に国際色が豊かな学部です。また、様々なことを研究している学生がおり、ボランティア活動やサークル活動などの課外活動にも積極的に取り組んでいる学生が多くとても活気のある学部です。卒業後の進路も海外で働く人もいれば、国内の企業に就職する人、公務員になる人など多種多様であり、それぞれが自分の夢に向かって大学で学んでおり、とても刺激を受けています。この多様性が国際学部の大きな強みであると日々感じています。

新たな環境に順応する能力

DOAN NGUYEN KHOI

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私は外国語学習と言語学に興味を持ち、宇都宮大学の国際学部を選びましたが、2年間ほど大学生活を過ごした今、新しい環境に順応する能力が何よりも身に付いたと思っています。

宇都宮大学に入学したのはちょうどコロナ・ウイルス感染が猛威を振るい始めたころだったので、入学式もなく、先輩たちのように登校することもできなくなりました。講義は全てインターネットで行われ、担当教員や友達などとの連絡も難しく、基本的に一人で自立して生活することになりました。1年次は留学生の私にとって不安でいっぱいでした。

しかし、最も暗いところにも光は差します。ソーシャル・ディスタンスやロックダウンの措置がとられる日が続きましたが、国際学部の教員や留学生・国際交流センターの紹介で、私はユニークな体験をしました。1年次の終盤、10日間ほど慶北大学校(韓国)の主催したオンライン留学プログラムに参加できたのです。また、その直後にはマレーシア・サラワク州にある観光会社の海外インターンシップの初オンラインプログラムにも参加できました。このような課外活動を通して、自分の外国語能力は着実に高まり、その場でしか会えない人々にも出会えました。多文化共生的な環境に身を置き、活躍できたと思います。

この2年間を振り返ると、宇都宮大学のおかげで、さまざまな貴重な経験ができ、入学時の自分よりもずっと成長できたと思います。どれほどの困難がやってきても、それに立ち向かえば、順応できるということを国際学部で学びました。

逆境も学びに繋げて

髙橋 この葉

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入学当時はコロナ禍で、授業がオンラインとなり、大学に行く機会がほとんどありませんでした。家で一人勉強をする中で、大学在学中に海外に行くビジョンが掴めず、目指していた留学を諦めるなど、挫折がありました。それでもこの4年間で何かを得たいと思い、SDGs映画上映会というオンラインイベントの運営チームとして活動を始めました。それをきっかけに所属した環境政治学ゼミでは、学生主体での活動が多く、自由な発想で様々なことに挑戦できる機会がありました。イベントで司会進行を務めたり、ワークショップでファシリテーターを担当したりといった経験は、自分自身の成長に繋がったと思います。また、行政向けに提言を行う中では、「学生ならでは」の視点を求める声もあり、今だからこそ声を上げる必要があることを感じました。卒論では自治体新電力をテーマとして、宇都宮市の事例を取り上げ、国際学部ならではのグローカルな視点を持って分析を行うことが出来たと思っています。

私は高校以前まで環境分野に深く関心を持ってきたわけではありませんでしたが、大学で学ぶうちに関心が強まり、生涯を通して学び続けたいと思うようになりました。今は何を学びたいと思っているか悩んでいる人にも、分野を問わず学際的に学べる国際学部で、関心のある分野を探すことが出来るのではないかと思います。どんな状況になっても、挑戦する場所がある学部だと思っています。国際学部で学ぶことで、チャンスを掴んで、学びに繋げて欲しいと思います。

実践的な学びを経験できる場

香野 大地

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皆さんは「人権」という言葉を聞いて、どのような印象を抱くでしょうか?私は国際学部に入学した当初、いざ「人権」という言葉について考えてみたとき、その具体的なイメージを掴むことが難しかった記憶があります。そんな私が人権分野に関心を抱いたきっかけは、大学の授業で学んだ知識を生かして取り組む、「子どもの国際人権ワークショップ」に参加したときでした。「子どもの国際人権ワークショップ」は主に高校生を対象に、国際学部附属多文化公共圏センター国際平和と人権人道法研究会が実施しています。

私は1年の後期から、子どもの国際人権ワークショップに携わっています。ワークショップの内容は、架空のシナリオを用いて、紛争下にある子どもたちの権利がどのように侵害されているのか、参加者である高校生たちに人権活動家の立場になって考えてもらい、どのような改善が必要であるか、その支援を決定する役の大学生に支援の必要性と意義を説明するというものです。私も参加者としてワークショップを体験した際には、先輩方が「子どもの権利」について教えてくださり、紛争下の子どもたちが直面する人権侵害を想像することで、具体的に「人権」という言葉を説明できるようになりました。

知識が身につき、さらにワークショップそのものも楽しく、今では学生代表として運営に関わっています。強く印象に残った出来事として、高校生から「人権が身近なものなのだと実感でき、また国際学部の学びに興味を抱いた」という感想が寄せられました。ワークショップを通じて、「人権」のイメージを掴んでいただき、その一翼を担えたことへの喜びは大きかったです。国際学部に関心を抱いている皆さんの中には、ニュースや新聞などで国際情勢を知る際に、理解が難しい話題もありますよね。こうした実践的な学びを通じて、これまで難しいと感じていた話題に興味を持つ機会を提供してくれる国際学部は非常に魅力的だと思います。

突き詰めることの面白さ

鈴木 ひとみ

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私の専門は国際法です。その中でも紛争下で人道的危険に晒されている人々の命や権利を守る国際人道法について4年間学んできました。戦争にもルールがあり、紛争当事者はそれらを守る義務があります。しかし、世界には未だ、目を覆いたくなるような悲惨な状況が存在します。私は机上の学びだけではなく、赤十字国際委員会主催の国際人道法模擬裁判・ロールプレイ大会に出場し、実際の紛争状況を模倣したシミュレーションに挑み、法的議論や被害者への聞き取り調査などを行いました。大会への参加を通じ、学んできた知識を実務に生かすことの難しさを痛感しましたが、チームとして一緒に参加した仲間や支えてくださった指導教員と大学で出会えたことは一生の財産です。また、国際学部での学びと経験が実を結び、記者職の夢も叶えることができました。将来は紛争現場での取材を通し、助けを求めたくても求められない人々の声になれるような番組を作ることが目標です。国際学部には社会・文化を問わず、様々な領域の学問を学ぶことができる環境も整っていますが、自分の専門を4年間突き詰めることができることも魅力だと思います。

夢への一歩、国連でのインターン

HAGIYA CORREDO MAGDA

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私は高校生の頃から社会貢献をしたく、国際機関で働きたいという夢を抱いていました。そのため、国際学部入学後に、さまざまな分野を学び、少しずつ批判的思考や論点を構築するスキルを磨きました。中でも、国際人道法と国際人権法が武力紛争や時事問題の理解に非常に重要な役割を果たしていることに関心を持ち、国際法の研究室に入りました。そして、オランダでのゼミ合宿では国際機関を訪問し専門家から話をうかがったり、国際人道法の国際大会に出場する機会を得ました。

何よりも、指導教員の勧めで応募した国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)にてインターンシップを経験することができたことは嬉しかったです。UNHCRは国際的な難民保護および人道支援活動を行うために設立された国連機関であり、私がインターンを経験した駐日事務所では日本国内での難民関連の活動やプログラムの実施、政府や非政府組織、企業、市民社会等との連携を通じて、難民問題への理解を深める活動を行っています。私は広報室に所属し、国際法の知識を生かしSNSでの投稿を考えたり、イベントやユース向けの活動に参加したりしました。また、UNHCRの活動に携わる中で、研究室の仲間と培ったチームワークのスキルが、国際的な環境で働く際にも重要であることを実感しました。

これらの経験を通じて、私の遠い夢であった国際機関での勤務が少し近づいた気がしています。将来的には紛争地域での人権保護や人道支援に貢献することを目指しています。国際的な大会にチャレンジし、仲間と共にハードルを乗り越える経験ができ、国連でのインターンに繋がった大学4年間の経験はこれからも私の財産です。国際学部に入学して本当に良かったと思っています。

暮らしの中で出会った学び

瀬崎 真奈

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芸術文化と社会学の両方に関心があった私は、その学びを一度に深められる環境を求め、チェコのパラツキー大学への留学を決めました。

大学では、社会科学から歴史・文化を扱う科目まで幅広く受講しました。世界各地から集まった留学生と政治や歴史について語り合った時間は本当に刺激的で、自分の無知を痛感すると同時に、考えが広がっていくのを実感しました。

休日には、美術館や教会を訪れ、街の息吹や人々の暮らしに触れました。友人が案内してくれたクリスマスマーケットや、現地の家庭で過ごしたクリスマスの温かさは、今も思い返すと胸がじんわりします。

留学では、予定通りにいかない出来事にも出会います。私自身、渡航前には想像もしていなかった怪我で松葉杖生活を送ることになりましたが、その時間の中で人の優しさに助けられ、自分と向き合うきっかけも得ました。振り返ると、あの時期だからこそ見えた景色や気づきが確かにあったと思います。

もし迷いや不安があっても、心が動く瞬間には、自分からその一歩を踏み出してみてください。その経験が、視野や学びを広げるきっかけになります。

視野を広げて興味の先へ

蓮井 菜乃花

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皆さんは、大学に入って何がしたいですか?興味分野の研究、サークル活動など、様々な考えを抱いて入学すると思います。私はぼんやりと、世界が平和になるにはどうすれば良いのか?という興味を持って入学しました。そんな中、私はNGOが主催している社会問題を扱うラジオのインターン、そして学生団体UU-TEAへの所属を決めました。

私たちの身近にある紅茶、実はその半数をスリランカから輸入しています。UU-TEAでは、紅茶に潜む様々な問題に対し、JICAとのプロジェクトや広報を通じてアプローチしています。私はこの活動に加え、国際学部の「海外フィールドワーク演習」や「キャリア実習」でフィールドワークやパートナー組織セワランカ財団でのインターンに参加しました。これらの経験から、困難に見える構造的問題に対して意外な場所からアプローチできること、そして相互理解のためには対話が欠かせないことを実感しました。言語も文化も違う方と交流するとき、ラジオで培った知識だけではない「話す・聞く力」が役立ちます。それは、自分の興味の点と点が線になって繋がった瞬間でした。

大学生活は長いようで短いものです。コスパを求めることは有用ですが、興味のまま学んだことが繋がるとき、学ぶ楽しさの本質が見えるかもしれません。