カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア教育

開催日程・場所 受講者 / プログラム概要 /  レポート提出


開催日程・場所

日程:2019年9月14日(土)~9月16日(月・祝) 2泊3日

会場:コンセーレ (栃木県青年会館)  

住所:栃木県宇都宮市駒生1丁目1番6号    

  

※「コンセーレ (栃木県青年会館)」に集合して下さい。
  (JR宇都宮駅西口からバスで15分程度)    

受講者

対象者:栃木県内外の大学生や社会人等

定 員:60名(先着順)

参加費:13,000円(宿泊費、食費込)


<注意事項>
既に行われた「国際キャリア開発」「国際キャリア開発基礎」「国際キャリア開発特論」を履修し単位を取得した宇都宮大学の学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)


<1日目> 9月14日 土曜日

9:00~ 9:30  受付

9:30~ 9:45  開講式/オリエンテーション

9:50~12:00  全体講義/ワークショップ

12:00~12:50  昼食

13:00~13:20  趣旨説明/分科会発表のプレゼン方法説明

13:20~15:20  パネルトーク

15:50~17:50  分科会 参加者は分科会を一つ選択します。

18:30~20:00  交流会



<2日目> 9月15日 日曜日

7:30~ 8:20  朝食

8:30~12:00  分科会

12:00~12:50  昼食

13:00~15:30  分科会

15:30~17:30  分科会まとめ/中間発表準備

17:30~18:30  中間発表

18:30~19:30  夕食

19:30~21:30  発表準備(自由)



<3日目> 9月16日 月曜日

7:30~ 8:20  朝食

9:00~10:00  発表準備

10:00~12:20  全体発表

12:20~13:10  昼食

13:20~15:00  振り返り/意見交換/全体総括 等

15:00~15:15  閉講式

15:30  バスで宇都宮大学・宇都宮駅に移動・解散(現地解散も可)


      

全体講義

混迷の時代の国際キャリアを考える ー真のグローバル人材に必要な条件ー
講師:重田 康博氏(宇都宮大学 国際学部 教授、国際キャリア教育運営委員会委員長)

今世界は混迷の時代と言われています。その混迷の時代を生きるための真のグローバル人材とは何か、その必要な条件を具体的な事例を示しながら紹介し、国際キャリア形成について考えます。

<プロフィール>
1956年生。北九州市立大学大学院社会システム研究科博士後期課程修了(博士・学術)。国際協力推進協会(APIC)主任研究員、クリスチャン・エイド 客員研究員(イギリス・ロンドン)、NGO活動推進センター(現、国際協力NGOセンター、JANIC)主幹等を経て宇都宮大学国際学部教授、国際学部 附属多文化公共圏センター員、専門は国際開発研究、国際NGO研究。JICA環境配慮助言委員。開発教育協会評議員、JVCとちぎ ネットワーク代表。福島原発震災に関するに研究フォーラム・アドバイザー。著書に『NGOの発展の軌跡』(明石書店 2005)、『国際NGOが世界を変え る』(共著、東信堂 2006)、「第4章ミレニアム開発目標」田中治彦編著『開発教育-持続可能な世界のために』(学文社 2008)、『激動するグロー バル市民社会-慈善から公正への発展と展開』(2017)他。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

分科会A:変革の時流に乗って
講師:石川 尚子 氏(オリオンコンピュータ 代表取締役、オリオンIT専門学校 理事長)

日本では、この4月から入管難民法の改定に伴い、多くの外国人労働者の入国が予想されます。
勿論、日本でもこの外国人労働者の受け入れにより、働き方や社会などに大きな変革がもたらされると考えられます。この時代をどのように乗り越えて行くか?について、皆さんと議論しながら、「今、私たちに出来る事」を探って行けたらと思っています。

<プロフィール>
栃木県立今市高等学校卒業後、地元企業に就職。いくつかの職業を経験の後、最後の仕事で出会ったコンピュータの可能性を感じ、1998年オリオンコンピュータ㈱設立。その後2005年オリオンIT専門学校設立。現在、アジア圏の留学生に沢山学んでいただいております。


分科会B:自己矛盾が無い、を仕事にしてみたら
講師:伊藤 解子 氏(開発コンサルタント会社 国際協力コンサルタント
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)理事)

国際援助業界、国際協力分野で働くとは。NGOでも ODA事業でも共通して大切なこととは。仕事を通して目指すもの、得られるものとは。教育協力事業を事例に、共に体験し、考えてみたいと思います。

<プロフィール>
東南アジアで民間企業勤務後、(公社)シャンティ国際ボランティア会で東南アジア、アフガニスタン等での教育協力、緊急救援事業に14年間従事。JICA本部勤務後、ラオスの初等教育事業に専門家として従事、その後現職。英国リーズ大学院開発学修士号、英国ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)地域学(東南アジア)修士号取得。


分科会C:国際協力とキャリア:多様な生き方と無限の可能性
講師:飯塚 明子 氏 (宇都宮大学 留学生・国際交流センター 助教)

世界中で発生している貧困や災害といった課題は、その地域の人々だけで解決するのは難しく、他の国や地域の人々の協力が不可欠です。この分科会では、国際協力に関わるアクターを解説し、講師がこれまで実践してきた海外事業を紹介しながら、国際協力に必要なことやどのように関わっていくかについて一緒に考えます。

<プロフィール>
米国の大学を卒業し、オランダの大学院で国際協力を学ぶ。インドのNGOインターンシップを経て、神戸のNGOや国連機関で勤務した後、ベトナムとスリランカに4年ずつ駐在し、防災分野の国際協力事業に従事。京都大学で地球環境学博士を取得し、宇大に来て3年目。兵庫県出身、2児の母。


分科会D:超高齢社会を考える
講師:佐藤 栄治 氏 (宇都宮大学 地域デザイン科学部 建築都市デザイン学科 准教授)

日本の超高齢社会化は世界一進んでいるとされ、日本が抱える社会問題は、超高齢社会を迎える国々から注視されています.本分科会では、各国の事例をもとに、医療・介護のあり方を多文化共生の観点から議論します。

<プロフィール>
1976年生。厚生労働省国立保健医療科学院を経て、2010年に宇都宮大学に着任。専門は、都市計画、医療・福祉(介護、保育、障碍など)政策支援。近年では、医療計画策定に向けた基礎研究、医療・介護の連携のあり方、公共施設のマネジメント手法等、国、県、地方自治体との実践的な研究に取り組んでいる。


分科会E:いくつもの日本~アイヌ民族から考える多文化共生~
講師:廣瀬 隆人 氏 (宇都宮大学 地域創生推進機構 宇大アカデミー UUカレッジ コーディネーター
一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事 (元宇都宮大学教授))

日本列島には古くからアイヌの人々が住んでいます。主として本州以南で暮らしてきた人たちとは異なった北の風土に根ざした豊かな文化を今に伝えています。「日本文化とは何か」を考えるときに、アイヌ文化を抜きに語ることはできません。日本は在日外国人だけでなく、アイヌ民族も含めて多くの民族と多彩な文化によって構成されています。「多文化共生」は日本の文化と歴史の問題です。日本文化はそうした多様な民族と文化を包摂した豊かな存在なのです。分科会は、地域デザイン科学部准教授若園雄志郞先生とともに展開します。

<プロフィール>

1956年生、北海道白老町出身。2000年~2015年まで宇都宮大学教授。その後一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事、栃木県人権施策推進審議会会長を務める。



分科会F:人の力を掛け算にするコミュニケーション
講師:岩井 俊宗 氏 (特定非営利活動法人とちぎユースサポーターズネットワーク代表理事)

世界でも足元にもある地域の課題を立ち向かって行く中で、必要不可欠な協働(共に力を活かし合う)していく力。組織を越えたパートナーシップによって課題解決していこうとする「コレクティブインパクト」という概念も広がって来ています。その基盤となる人の力を掛け算にしていくコミュニケーションに自信が持てるような3日間にしたいと思います。

<プロフィール>

1982年宇都宮生まれ。宇都宮大学国際学部卒。大学では国際協力における住民主導の開発と市民組織を専攻。その後、NPO、NGOを支援するセンターでボランティアコーディネーターとして勤務。08年若者の力を活かして地域の課題解決・活性化の加速するコーディネートを専門とするNPO法人創設し、現在まで代表を務める。多くの市民の巻き込み地域課題に向かう事業の創出・支援に取り組む。



レポートの提出について

宇都宮大学等で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

成績評価は、2泊3日の全日程への参加を条件として、出席状況(40%)およびレポート(60%)とします。詳細は事前説明会後に掲載します。