カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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カリキュラム

国際キャリア開発基礎※平成22年度 終了しました。

国際的な仕事に求められる知識や能力、これらの仕事に至るキャリアパスを考える

合宿セミナーの様子

開催日程・場所

日程:平成22年9月4日(土)~6日(月)

場所:栃木県立とちぎ海浜自然の家  茨城県鉾田市玉田336-2

移動:宇都宮駅・小山駅から貸切バスを用意します。

受講者

栃木県内外の大学生・青年 130名

参加費として8,000円(宿泊費・食費・懇親会費に相当)

プログラム概要

<1日目>

開講式、オリエンテーション

セミナー「世界を舞台に活躍する思考術~ココロ変われば世界が変わる!」((株)アクテイブラーニングの羽根拓也社長)
 国際社会で働くことになんとなく興味がある。しかし、実際に海外の現場で働くためには、負荷に負けない強い思考力、行動力がいる。本セミナーでは、今、大企業、公的機関等が次々に導入しているアクティブラーニング社の「世界で通じる能動的思考術」を紹介します。

昼食、インターン報告
 昼食を取りながら、この夏に国際キャリア開発プログラムの国内実習に参加した学生に体験談を報告をしていただきます。

セミナー「世界を舞台に活躍する思考術~ココロ変われば世界が変わる!」((株)アクテイブラーニングの羽根拓也社長)

「自分のキャリアについて」(高嶋 由美子氏、壽賀 一仁氏、石井博之氏、眞貝沙羅氏、、村上吉文氏、大崎敦司氏、大野邦雄氏、佐々木敏行氏、池田栄治氏)
 各講師による、過去と現在の自分のキャリアについて話していただきます。

夕食、ファシリテーター打合せ

交流会、フリートーク


<2日目>

海外安全管理講義
 海外での旅行やインターンシップ、スタディーツアーへの参加を想定して、実際に海外で遭遇し得る様々な犯罪や事故について学び、自らの身を守るための危機管理意識を高め、安全な滞在を実現するための方法を習得する。

分科会Ⅰ
各講師が所属している組織の特徴や、組織が抱えている課題について学びます。

昼食、活動紹介
 自分が関与しているサークルなどの活動について紹介したい人はこの場を借りてネットワーク作りに励みましょう。

分科会Ⅱ
 シムレーションやケーススタディ、グループデイスカッション等を通じて、さらに課題について学びます。

発表準備
 分科会で学んだことを3つと、これからのアクションプランを3つ発表。

<3日目>

全体発表

総括・閉講式

講師・講義等

A:人道支援:高嶋 由美子氏(国連UNHCR協会事務局長)

学習院大学大学院博士課程在籍。国連難民高等弁務官事務所でアフリカ、アジア、中東で勤務。宮沢賢治学会「イーハトーブ賞」や日本青年会議所「人間力大賞―NHK賞」を受賞。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。

<参考文献>
緊急対応ハンドブック』を必ず読んで理解すること。

B:環境と地域づくり:壽賀 一仁氏(一般社団法人あいあいネット理事)

一橋大学大学院博士課程在籍。日本国際ボランティアセンター事務局次長。エチオピア赴任後、アフリカ、アジア、南米で住民主体の持続的農業・農村開発および自然資源管理に従事。日本各地の農山漁村における地域づくりの取り組みとネットワークを結ぶ。

<参考文献>
1.嘉田由紀子 2002『環境社会学』(環境学入門 9)岩波書店
2.J・H・ヴァンダーミーア/I・ペルフェクト著 新島義昭訳 2010『生物多様性<喪失>の真実 熱帯雨林破壊のポリティカル・エコロジー』みすず書房
3.島田周平 2007『アフリカ 可能性を生きる農民 環境-国家-村の比較生態研   究』 京都大学学術出版会
4.『地域から変わる日本 地元学とは何か』(増刊現代農業 2001年5月号)農文協
5.野田直人 2000 『開発フィールドワーカー』 築地書館
6.西田基行 2008 『PKPM ODAの新しい方法論はこれだ』 文芸社

C:障害者を取り込んだ地域開発:石井 博之氏(国際医療福祉大学講師)

国際医療福祉大学大学院博士課程修了、保健医療学博士。マレーシア、マラウイ、ベトナム、ヨルダンなどで、JICA専門家として派遣。地域医療、海外理学療法事情、発展途上国における適正技術などを研究。専門は、義肢学、装具学、高次脳機能障害学。

<参考文献>
1.各国の福祉事情(69回) ヨルダンでの地域生活障がい者支援 石井,博之 月刊福祉 93(9) 88-91 2010-07   ※出来るだけ読んでおいてください。
2.各国の福祉事情(67回)マレーシアでの障がい者支援--2年間の青年海外協力隊活動から 石井,博之 月刊福祉93(7) 88-91 2010-05  ※余力があれば読んでください。
3.各国の福祉事情(68回)諸外国の経済・文化的背景とそこからつくられる福祉用具 石井,博之 月刊福祉 93(8) 88-91 2010-06   ※余力があれば読んでください。

D:コミュニティー開発とボランティア:真貝沙羅氏(白鴎大学教育学部特任講師)

プロフィール:イギリスのレディング大学で修士号取得 (農村開発)。津田塾大学在学中に、開発途上国の貧困問題に関心を持ち、フィリピンに留学。青年海外協力隊の村落開発普及員としてパナマに派遣。JICAや国際協力NGOでのインターン、ボランティア活動に参加。

<参考文献>
プロジェクトPLA編『続・入門社会開発―PLA:住民主体の学習と行動による開発』(IDJ library)

E:日本語教育:村上 吉文氏(国際交流基金日本語教育上級専門家)

杏林大学大学院卒。与野学院日本語学校に就職。青年海外協力隊としてモンゴルで活動。以後、国際交流基金の日本語教育専門家としてサウジアラビア、モンゴル、ベトナムに派遣される。エジプトの国際交流基金カイロ日本文化交流センターに赴任予定。

<参考文献>
海外で日本語を教える―ネイティブ日本語教師への期待
以下、むらログより抽出
海外中心の日本語教師のキャリアパス
食っていける日本語教師にとっての協力隊という選択肢
リスクを取るキャリアプラン
公的派遣ならJENESYSが穴場かも
すごい時代前夜のe-ラーニング

F:ジャーナリズムと平和:大崎 敦司氏(ジャーナリスト)

慶應義塾大学卒。朝日新聞社外報部記者・アフリカ特派員を経て、現在はフリーの記者として取材・執筆と講演会・写真展を継続中。NGO「映像でアフリカを伝える報道グループ・SAMAFA」主宰。津田塾大学で平和学を教える。

G:観光とまちづくり:大野 邦雄氏(作新学院大学 経営学部 特任教授)

電気通信大学卒。松下電器産業㈱(現パナソニック)で設計開発と経営企画に携わる。宇都宮大学産学官連携コーディネータと客員教授を務め、産学共同研究や、地方自治体・地域のまちづくり、町興しをコーディネート。「とちぎ観光資源活用研究会」等を主宰。

<参考文献>
とちぎの指標
《上記のURLに掲載されている資料》
A 県土と人口( Excelファイル ,319KB) B 経済と労働( Excelファイル ,720KB) C 教育と文化( Excelファイル ,325KB) D 暮らしと安全( Excelファイル ,356KB) E 医療と福祉( Excelファイル ,281KB) F 行財政( Excelファイル ,125KB) その他 基礎データ( Excelファイル ,174KB) とちぎの実力( XLS ,115KB)

H:開発輸入ビジネス:佐々木 敏行氏(株式会社FAR EAST代表取締役)

途上国を中心に世界各地で食品、雑貨の開発輸入を行う。ナチュラル、オーガニック、フェアレードなどをコンセプトとし、各地の文化やストーリーを織り込んだスタイリッシュな商品化を実践。途上国や各関係機関へのコンサルテーションや講演なども行う。

<参考文献>
FAR EAST WEB SITEを閲覧すること。
「アフリカ 動き出す9億人市場」ヴィジャイ・マハジャン著 英治出版 ¥2,200-
「ウガンダの父と呼ばれた日本人」今井美智子著 PHP研究所 ¥1,200-
「そこに日本人がいた!海を渡ったご先祖様たち」熊田忠雄著 新潮文庫 ¥629-
「輸入ビジネス儲けの法則」 大須賀祐著 現代書林 ¥1,500-

I:国際経営コンサルタント:池田 栄治氏(富士ゼロックス総合教育研究所コンサルティング統括部 シニアコンサルタント)

早稲田大学院卒。三井住友銀行ソウル支店に勤務し、政府関連や民間企業への融資業務を担当。日本総合研究所では海外市場調査、海外投資相談、外資系企業の経営コンサルティングに従事。現在は人材育成のコンサルティング及びトレーナーを務める。

<参考文献>
・書籍『理論とケースで学ぶ 国際ビジネス』(同文館出版、江夏健一)
  *本格的に学習したい方、国際経営コンサルタントに興味を持った方向け
・書籍『未来のスケッチ』(あさ出版、遠藤功)
  *経営の根幹であるビジョン策定の大切さを旭日山動物園を事例に解説。合宿には直接関係ないが、是非、学生に読んで欲しい。
・ホームページ『ジェトロ 初めての海外進出』
  *余裕があれば事前に読んで欲しい(以下にURL)
http://www.jetro.go.jp/basic_invest/?print=1

国際キャリア概論:「世界を舞台に活躍する思考術~ココロ変われば世界が変わる!」((株)アクテイブラーニングの羽根拓也社長)

同志社大学卒。予備校、語学学校講師を経て、アメリカの大学で日本語客員講師。ハーバード大学より「優秀指導証書」を受賞。現在、企業や官公庁で研修や人事コンサルティングなどを手がける。著書に『限界を突破する「学ぶ技術」』など。

分科会

講師の分野別に9分科会を設定。

分科会Ⅰ:各講師が属している機関・企業・団体で求められる資質・能力、その仕事のおもしろさやメリット・デミリットを学ぶ

分科会Ⅱ:各講師が属している機関・企業・団体が直面している課題について話し、それをケース・スタディやシムレーションを行いながら学ぶ