国際学部長・国際学研究科長 岡田 三郎

国際学部は今年15年を迎えるまだ若い学部です。私たちは異なる国家・民族・地域の間での相互理解と共生を実現するための教育研究とそのための国際交流を目的としています。
現在では博士課程まで創ることができました。それらは多文化公共圏の形成という理念に基づくものです。さらに多文化公共圏センターが設立され、多くの人々のご協力のもとで研究教育の体制を整えてきました。
それが国際学部の「今」です。
国際学部が求める学生像は地球社会の現在また未来について強い興味と関心をもつ人、また文化的なことについても世界の多様な文化に関心をもちその共生について考える人です。自分自身で問題設定してそのうえで先生たちの講義や演習にでて問題解決に挑戦する熱意のある人を国際学部は求めています。
国際社会学科は国際経済論や国際法などの社会科学系の科目が主になり国際文化学科は言語学や比較文化論などの人文科学系が主になります。ただそれらを総合的に融合させたいということから両学科の垣根は低くしてあります。ひとつの問題を解決するためにはさまざまな視点が必要となるからです。
また学部全体での基礎科目を設けておりそれらは国際関係論や異文化間コミュニケーションなどと英語や中国語などの外国語科目と情報関係の科目です。
宇都宮大学では外国の28大学と国際交流協定を結びまた国際学部独自でも12大学と交流協定を結んで活発に国際交流をおこなっています。たとえば国際学部には現在130名程度の留学生が来て勉強しておりまた30名程度の国際学部の学生が留学中です。
君たちが世界を見るとき解決すべき多くの問題があるとすぐにわかるでしょう。国際学部が目指す「相互理解と共生」はその実現と解決がいかに困難であろうとも挑戦し続けなければなりません。困難であるからこそやりがいがあるのです。
君たちに期待します。