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理念と目的

博士前期課程
 9.11以降,民族紛争・地域紛争がさらに複雑化して国際テロの危険と米国のユニラテラリズムが顕著となり,国連の役割が再検討されるなかで,市民として能動的に国際交流・国際協力に関わり,豊かで多様な地球社会・地球文化形成に貢献するため,自ら課題を探求し,理論的・実践的に解決する日本発信型の能力が求められています。本研究科は,3つの専攻における教育研究とその総合を通じて,APSIAの目的でもある政府・民間・非営利3部門における国際的な高度専門職業人の養成に努めます。

 国際社会研究専攻はローカル(地域的)に生起する民族紛争,政治的対立,環境悪化等の諸問題を理論的,実証的に明らかにするために,海域アジア・太平洋と陸域ユーラシアという二つの連鎖的交流空間における経済,政治,社会システムの構造と機能に着目するとともに,それらの比較とグローバルな総合(地球社会形成)という視点を加味しつつ教育研究を行います。

 国際文化研究専攻はローカル(地域的)に生起する異文化間の摩擦や交流,言語問題,宗数的対立等の諸問題を理論的,実証的に明らかにするために,環太平洋と環大西洋という二つの連鎖的交流空間における文化システムの構造と機能に着目するとともに,それらの比較とグローバルな総合(地球文化形成)という視点を加味しつつ教育研究を行います。

 国際交流研究専攻はローカルな現象や問題を理論的,実証的に明らかにし,グローバルな国際関係との関わりで学際的,総合的に教育研究するにとどまらず,広く日本から発信する市民レベルの実践的国際交流・国際貢献について教育研究を行い,以て地球社会・地球文化形成に寄与します。
博士後期課程
 市民が社会のあり方について自由に議論し、合意を形成して広く社会に意思表示し、公的な制度や政策決定に影響を及ぼす社会空間は、「公共圏」とよばれます。近年、国家間の利害対立のために解決できない南北問題などグローバルな課題を、国家の枠を超えて取り組む動きが顕著になってきました。この運動の担い手は国家を超えて活動する多様な文化をもつ市民・市民組織です。
 本研究科は、これら市民・市民組織が活動する公共圏を「多文化公共圏」と規定します。

 多文化公共圏では、市民・市民組織が国家、民族、宗教、言語などの違いを超える自由なコミュニケーションを通じて合意を形成し、トランスナショナルな課題の解決に取り組んでいます。

 本博士後期課程は、多文化公共圏を以下の三つの観点から教育研究します。
1.グローバル・ガバナンス:多文化公共圏を維持するための制度や仕組み
2.国際協力:多文化公共圏の形成に必要な人的・物的資源の配分の在り方と方法
3.多文化交流:多文化公共圏形成のための相互文化の在り方

 本博士後期課程は、この教育研究を通して、多文化公共圏の形成にかかわる課題設定、企画立案、実施の組織的監理を行う指導的高度専門職業人を養成します。
博士前期対象者
学位
国際学研究科博士前期課程を修了したものには,修士の学位が授与されます。
修士(国際学) Master of International Studies

修了要件
 修了するためには,以下の3つの要件を満たす必要があります。
1.授業科目を規程に従って履修し,30単位以上修得すること。
2.修士論文を作成し,審査に合格すること。
3.修士論文の内容を中心とした口述試験に合格すること。
博士後期対象者
学位
国際学研究科博士後期課程を修了したものは,博士の学位が授与されます。
博士(国際学)Doctor of Philosophy in International Studies

修了要件
 修了するためには,以下の3つの要件を満たす必要があります。
1.本研究科に3年以上在籍し,所定の単位(16単位以上)を修得し,必要な研究指導を受けた上,学位論文の審査および最終試験に合格すること。
2.16単位のうち「特別研究」(6単位),「国際学基礎演習」(2単位),「国際学リサーチ演習」(2単位),「国際学臨地研究」(4単位)は必修であり,「国際学基盤研究」(2単位)は科目群から選択必修。

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