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宇都宮大学国際学部
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教員プロフィールと卒論テーマ

 


松井 貴子 マツイ タカコ

松井 貴子写真

担当科目

日本文化論、日本文化論演習


メッセージ

 日本って何でしょう?

 自分が生まれ育った日本を客観的に眺め、理解するために、私には、他者の視点が必要でした。日本文学を経て比較文学比較文化に出会い、現代につながる近代日本を研究の対象に選びました。

 日本の近代化は急速な西洋摂取によって進められました。その結果、近代日本は、前時代から隔絶したかに見えながらも、そこには、日本が東アジアから摂取した伝統文化が確かに底流しています。

 変動する時代のなかで、文学は、文学以外の様々な文化や歴史、社会の動きと連関しながら、日々新たに創造され、生き続けてきました。

 西洋受容に関わる伝統の継承と断絶という視点から、日本の近代化の特質や本質を明らかにすることを目指しています。

著書・論文

  • ・『写生の変容―フォンタネージから子規、そして直哉へ』
     (明治書院 2002 年、第7 回比較文学会賞受賞)
  • ・「正岡子規のジャンル意識―西洋受容と写生論構築」
     (「文学」 岩波書店 2008 年7-8 月)
  • ・「俳句の特質と季節認識―多文化への発信」
     (2010 世界日本語教育大会「多文化の中の日本語教育と日本研究」
     論文集 台湾国立政治大学外国語文学院編 大新書局 2010 年)
  • ・「俳人としてのチェコ人大学生―チェコ共和国パラツキー大学での俳句講義と句会」
     (「宇都宮大学国際学部研究論集」30 号 宇都宮大学国際学部 2010 年)
  • ・「ハワイ俳句のためのノート」
     (「外国文学」59 号 宇都宮大学外国文学研究会 2010 年)
  • ・「アラスカ俳句のためのノート」
     (「外国文学」60 号 宇都宮大学外国文学研究会 2011 年)

卒論・修論

  • ■「海外における日本文化の戦略」(2013年度予定)
  • ■「日本文化における間」(2013年度予定)
  • ■「日本の歳時のルーツと変遷」(2013年度予定)
  • ■「現代日本人と民族衣装としての和服―日本人と和服のこれから」(2009年度)
  • ■「日本人らしさについて」
  • ■「宮澤賢治『やまなし』」
  • ■青森市の観光とねぶた祭り(2007年度)
    本来、宗教的行事であったねぶた祭りの歴史的変遷、現代のイベント化した祭りの新たな役割、観光資源としての祭り、ブランド力に着目し、その「社会的効果」と「経済的効果」について考察する。各章の内容は「ねぶた祭りの由来と変遷」「イベント化による変化」「現在、そしてこれからの祭り」。
  • ■花札研究―江戸庶民の中に生きる日本文化の表象を考察する(2006年度)
    花札は、16世紀にポルトガルからもたらされたトランプの原型を元に、江戸時代に誕生した日本独自のカードゲームである。賭博のイメージが強いが、実は和歌や俳句、花鳥画等と深い関わりがあり、又、自然を様式化して捉えるという日本文化の特徴を図柄で端的に表している。日本文化を表象するものとして花札を考察します。各章の内容は「花札について」「花札の歴史」「花札の暦」「花札と和歌の世界」「花札と江戸絵画」。
  • ■純愛小説の定義―片山恭一、市川拓司、松久淳・田中渉の作品から考える(2006年度)
    「純愛小説」と称される作品を描いた片山恭一、市川拓司、松久淳・田中渉の作品を取り上げ、それらに共通して描かれている事柄(内容)を整理することで、「歴史小説」や「推理小説」などのような小説の区分としての「純愛小説」の定義付けを試みる。各章の内容は「片山、市川、松久・田中の「純愛小説」」「純愛とは」「「純愛小説」の時代」「「純愛小説」の定義―作品、語、時代背景から考える」。
  • ■芋銭の見た牛久沼(2006年度)
    小川芋銭という人物は、どのくらいの人に知られているのだろうか。明治から昭和のはじめにかけて、茨城県牛久市に住んでいた画家である。彼を「河童の芋銭」と表現する言葉がある。彼が生涯のうちに最も多く描いたことから来る言葉なのだが、なぜ河童だったのだろうか。その最も大きな要因となるのは彼の自宅の側にあった牛久沼である。この地には数多くの河童伝説が残り、それにまつわる風習なども存在する。芋銭はその河童が存在すると信じて疑わなかった。 芋銭の生きた時代は社会が劇的に変わった時代でもある。そのような時代に芋銭はなぜ河童を描いたのか、そして、牛久沼に何を見ていたのかを探る。
  • ■俳句と川柳について(2006年度)
    五・七・五の十七音の文芸である俳句と川柳。その二つはどのような違いで区分されるのか。各々の特徴について考察していく。各章の内容は「俳句と川柳の起源」「日本語の言葉と俳句と川柳」「笑いの必要性」「風流について」。

連絡先

mtaka〔@〕cc.utsunomiya-u.ac.jp


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