お問い合せ

宇都宮大学国際学部
〒321-8505宇都宮市峰町350
TEL 028(649)5164
FAX 028(649)5171
Mail

教員プロフィールと卒論テーマ

 


柄木田 康之 カラキタ ヤスユキ

柄木田 康之写真

担当科目

民族誌学、民族誌学演習、文化人類学


メッセージ

 文化人類学は異文化理解のための学問です。これまで人類学者は,異文化を理解し,記述することで,世界規模で進行する近代化にさらされた文化の多様性を救出しようと努めてきました。人類学者は,個々の文化の価値は独自のものであるとする文化相対主義という理論と,長期の住み込み調査にもとづく参与観察法というフィールドワークの方法を生み出しました。

 しかし近代化と救出という概念は,現在アジア太平洋の様々な地域に起こっている社会変容や先住民運動・民族運動などを理解するには不適切だと近年主張されています。

 私は太平洋のサンゴ礁の島に住み着いて,そこからアジア太平洋地域全体で進行している社会変容を,島人の視線で考えようとしてきました。そこで学んだことは,《伝統文化》とは失われていくものではなく,民族が置かれた変動する歴史環境の中で,絶えず再発見・再生産されているということです。

 「文化人類学」では異文化理解のための基礎的方法を,「民族誌学」ではアジア太平洋地域の社会変容の過程で,人々が《伝統文化》と文化的アイデンティティーをいかに生成していくかを理解する方法を指導します。

著書・論文

  • ・「ヤップ離島の土地獲得戦略における階層関係の持続と変容」
     (塩田光喜編『島々と階層―太平洋島嶼国における近代と不平等』
     アジア経済研究所 2002 年)
  • ・『ミクロネシアを知るための58 章』 (共著 明石書店 2005 年)
  • ・「国籍法違憲訴訟最高裁判決と国際人権法」
      季刊・教育法159 号(2008 年)
  • ・『環境と資源利用の人類学-西太平洋諸島の生活と文化-』
     (共著 明石書店 2007 年)
  • ・「国家と文化的アイデティティ」
     (吉岡政徳監修『オセアニア学』京都大学出版会 2009 年)

卒論・修論

  • 2009年度
  • ■「インディオ文化の変容」
  • ■「祭りのイベント化に関する考察」
  • 2008年度
  • ■「妖怪の場所性の変化-ネットワーク社会への変遷と共に-」
  • ■「居住地域の故郷化にむけて-故郷喪失論の精察と居住地域の現状の把握」

連絡先

karakita〔@〕cc.utsunomiya-u.ac.jp


このサイトについて個人情報の取扱い等に関する基本理念