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教員による出版物


大野斉子の著書

シャネルN°5の謎

大野斉子/320頁/ 群像社/ 2015年2月

香水「シャネルN°5」を作った調香師の足跡をたどり、帝政期のロシアに 繁栄した香水産業の実態に迫る。

鎌田 美千子の著書

責任ある研究のための発表倫理を考える

 

東北大学高度教養教育・学生支援機構(編)、鎌田美千子(共著) 163頁/ 東北大学出版会/ 2017年3月

本書は、発表倫理への共通理解を目指し、研究倫理、生命科学、人文社会科学、言語教育といった多様な分野の研究者によって執筆されたものである。第Ⅰ部では、研究倫理の動向と課題について、第Ⅱ部では、適切な引用のための学習のあり方と方向性について論じている(第6章「言語教育から引用の問題を考える―パラフレーズを中心に―」を執筆).

第二言語によるパラフレーズと日本語教育

鎌田美千子(単著) 152頁/ ココ出版/ 2015年2月

本書では、日本語でレポートや論文を書く留学生への教育方法を議論していく上で欠かせないパラフレーズ(言い換え)に関する5つの実証研究をもとに第二言語による困難点を解明した。語句レベルを中心とした従来の教育方法に対して、文章レベルでの包括的な視点が必要であることを論じた。ココ出版「日本語教育学の新潮流」シリーズの一冊。

アカデミック・ライティングのためのパラフレーズ演習

鎌田美千子(共著) 74頁+別冊15頁/ スリーエーネットワーク/ 2014年3月

本書では、大学でのレポートや論文、発表スライドなどのアカデミック・ライティングに必要となるパラフレーズ(言い換え)の習熟を目指したものとしては初めての日本語学習テキストである。留学生が日本語でレポートや論文を書く際に誤りやすい問題を多数取り上げ、日常的な表現と学術的な表現の違いを段階的に学ぶことができる内容になっている。

日本語学習支援の構築

-言語教育・コーパス・システム開発-

仁科喜久子監修、鎌田美千子(共著) 291頁/ 凡人社/ 2012年3月

日本語学習支援システム開発の草分け的存在とも言える「日本語読解学習支援システムあすなろ」、「日本語作文支援システムなつめ」の基盤となった研究を中心に、日本語教育、日本語コーパス、言語処理のそれぞれの分野の論文17本、報告1本を収録している。編集総括を担当するとともに、「第二言語としての日本語によるパラフレーズの問題とその教育方法―アカデミック・ライティング教育の観点から―」を執筆した。

栃木県における外国人児童生徒教育の明日を考える

田巻松雄(研究代表者)、鎌田美千子(共著)

166頁/ 宇都宮大学/ 2008年3月

栃木県内の外国人児童生徒の教育環境および教育問題を、総体的かつ具体的(プラス感性的にも)に理解するための材料や話題と、幅広く捉えるための視点を提供した。宇都宮大学国際学部・教育学部・留学生センター教員と県内小中学校教員による共同研究の成果。

栗原 俊輔の著書

Citizen For Labor

Policy and practice for structural poverty over Estate Tamils in the tea plantation community of Sri Lanka

栗原 俊輔 (単著)

126頁/ Upcountry Research and Documentation Center Sri Lanka

古村 学の著書

離島エコツーリズムの社会学

隠岐・西表・小笠原・南大東の日常生活から

古村 学(単著) 296頁/ 吉田書店/ 2015年3月

エコツーリズムは、自然保護、観光開発、住民参加などグローバルな「正しさ」を備えている。このグローバルな「正しさ」を、ローカルな場である離島、そこに生きる人びとの日常生活から、批判的に読み直す。地域づくり、観光開発といった皮相な見方を排して、離島社会の実像をえがく。

ケニアを知るための55章

松田素二・津田みわ(編) 古村 学(共著)

376 頁/明石書店/2012年6月/エリア・スタディーズ101

ケニアというと、大自然と野生動物といった「アフリカ」のイメージだけが先行している。このケニア社会の様々な面を、とくに普通に暮らす人びとの日常の暮らしぶりを紹介している。遠くて知らない人びとから、同時代の世界に生きる人びとへと、読む人を導く。(第25章「ケニアにおける観光 サファリ・ツアーとビーチ・リゾート」担当)

観光研究レファレンスデータベース 日本編

江口信清・藤巻正己(編)古村 学(共著)

299 頁/ナカニシヤ出版/2011年5月

本書は、文化人類学や民俗学など12の分野から、日本における観光研究の動向をレビューしたものであり、詳細な文献目録を収録している。観光現象にたいするアカデミックな研究は立ち遅れているが、その状況の改善のために意義深い。観光研究を行う上での必須文献である。(9「エコツーリズム研究」担当)

貧困の超克とツーリズム

江口信清・藤巻正己(編) 古村 学(共著)

512 頁/明石書店/2010年4月

観光現象は、世界のあらゆる地域を巻き込み進展している。少数民族や貧困者などの社会的弱者は、この観光現象から、どのような影響を受けているのか、どのように生活のために利用しているのか。参与観察やインフォーマルインタビューによる詳細な調査により、そこに生きる人びとのすがたにせまる。(第2章「エコツーリズムと自然保護 八重山諸島西表島を事例として」担当)

グローバル化とアジアの観光 他者理解の旅へ

藤巻正己・江口信清(編)古村 学(共著)

246 頁/ナカニシヤ出版/2009年5月

観光という視点から、社会的弱者を中心としたアジアのさまざまな社会をえがく。ガイドブックを片手の表面的な観光では知ることのできない、そこに生きる人びとの実像にせまること、このことが他者理解のための観光現象のおもしろさなのである。記述はテキストレベルで読みやすい、観光現象を学ぶための入門書。(2「日本の離島における観光 自然観光からエコツーリズムへ」担当)

阪本公美子の著書

新生アフリカの内発的発展―住民自立と支援

大林稔・西川潤・阪本公美子(共編著) 256頁/ 昭和堂/ 2014年1月

現在、アフリカは四度目の大きな変動期に直面している。グローバリゼーションの流れに対応して、アフリカの内部から生じてきている「内発的な変化」に、日本および世界はどのように対するべきか。①コミュニティに密着した研究をもとに、世界経済と人々の営為の関係を内発的発展という枠組みから分析し、さらに大陸全体の進む方向を探った。②政治・経済にとどまらず、社会変化と文化との相関関係を明らかにするよう務めた。③援助と内発的発展との関係について本格的に論じた。

Social Development, Culture, and Participation: Toward theorizing endogenous development in Tanzania

SAKAMOTO Kumiko(単著) 530頁/ 春風社/ 2009年2月

自然環境・社会的過程によって形成される多様な文化は、社会開発にどのように影響し、人びとはどのようにその過程に参加しうるのだろうか。タンザニアにおける社会開発と内発的発展について、理論的・歴史的・データ分析・フィールド調査に基づき多角的に検証し、文化の役割について考察している。

『社会科学を再構築する―地域社会と内発的発展―』

西川潤他(編)、阪本公美子(共著)

516頁/ 明石書店/ 2007年1月

内発的発展と社会開発の道筋をさぐり、社会的弱者をエンパワーメントするアプローチとして、オルタナティブモデルを提供する新しい社会科学の領域を切り開く画期的な論集。担当章では、東アフリカにおける内発的発展のあり方を、人びとの多様な視点から分析した。(pp.220-234「東アフリカの内発的発展」担当)

TCSFアフリカ政策市民白書2007―アフリカ開発会議(TICAD)への戦略的提言―

大林稔・石田洋子(編著)、阪本公美子(共著)

109頁/ 晃洋書房/ 2008年3月

市民団体でありながらアフリカに関するプロ集団であるTICAD市民社会フォーラム(TCSF)が、本白書製作の協同作業に基づき、アフリカ開発会議(TICAD)や日本の対アフリカ政策について提言。TCSFアフリカ政策市民白書シリーズの第3弾。

『社会開発―経済成長から人間中心発展へ』

西川潤(編著)、阪本公美子(共著)

237頁/ 有斐閣/ 1997年2月

社会開発に関する概説書。担当章では、経済成長重視の開発パラダイムの流れを変え、社会開発へ貢献してきた人間開発理論の系譜と実践を分析。人びとの選択範囲を、社会的参加を通じて拡大する過程と捉えた人間開発理論に基づき、日本の人づくり政策についても検証。(pp.113-136「人間開発と社会開発」担当)

『エコノミストを知る事典』

西川潤編(編)、阪本公美子(共著)

293頁/ 日本実業出版社/ 1996年

スミスやケインズから、国内外のエコノミスト約100人の理論を一冊に収録。その中で、シュルツの項目を担当。従来消費として捉えられていた教育や保健医療への支出を投資として捉えなおしたT.W.シュルツについて、人的資本理論の形成における重要な貢献として位置づけ、解説した。(pp. 114-115「シュルツ「人的資本」理論の一人者」担当)

清水 奈名子の著書

グローバル・ガヴァナンス論

吉川元・首藤もと子・六鹿茂夫・望月康恵(編)、清水奈名子(共著) 

314頁/法律文化社/2014年2月

冷戦後の国連において重視されるようになった「人間の安全保障」と「保護する責任」という2つの概念の関係を分析することで、主権国家体制においてなぜ人々の安全が保障されないのかという、グローバルな秩序に内在する構造的な問題を考察している(第21章「『人間の安全保障』の危機と『保護する責任』」担当)。

日本・アジア・グローバリゼーション 21世紀への挑戦3

水島司・田巻松雄(編)、清水奈名子(共著) 

270頁/日本経済評論社/2011年4月

組織化を進めるASEANにおいて市民組織が積極的に関与している点に注目し、地域主義の深化によって拓かれる21世紀のアジアの展望と課題を論じる。(第4章「グロー バリゼーションとアジアの地域主義」担当)

冷戦後の国連安全保障体制と文民の保護 多主体間主義による規範的秩序の模索

清水奈名子(単著) 

260頁/日本経済評論社/2011年2月/宇都宮大学国際学叢書

武力紛争下の文民(戦闘員以外の民間人)の保護が、なぜ冷戦後の国連安全保障理事会において注目されるようになったのか。平和維持活動に文民保護の任務が取り入れられた経緯に着目しながら、その背後にある多様な主体の協働に焦点を当て、冷戦終焉後20年の間に積み上げられてきた議論を読み解く。

岩波講座 憲法5 グローバル化と憲法

阪口正二郎他(編)、清水奈名子(共著)

272頁/岩波書店/2007年9月

いわゆる「人道的介入」の議論が、9.11同時多発テロ事件以降、ある種の「正戦論」の一部として展開されることで、国際法などの法規範を中心とした規範的な世界秩序ではなく「能力と意思のある国々」による覇権的な秩序を肯定する議論に取り込まれつつある現状を、批判的に分析しつつ、国際機構を中心とした規範的秩序を構築する可能性を検討している。

グローバル化と社会的「弱者」

日本平和学会(編)、清水奈名子(共著)

210頁/早稲田大学出版部/2006年10月

冷戦後に採択された安保理決議や、これらの決議によって設置された平和維持活動の任務権限に注目し、紛争犠牲者としての「弱者」の保護をめぐる安保理の実行を概観し、変化しつつある国連安全保障体制の可能性と課題を検討している。

高橋 若菜の著書

越境大気汚染の比較政治学

欧州・北米・東アジア

髙橋若菜(著)

402頁/千倉書房/2017年3月

越境大気汚染管理は、なぜ欧州で先行し、北米は10年遅れ、東アジアでは未だ進展をみないのか? 風上に中国・韓国を抱える風下国・日本の安全保障とは? 膨大な一次データにアクセスした政治学者が、国際関係論の視座を越え、政治制度や政治文化、アクターの認識枠組にまで踏み込んだ比較分析を行い、政治の役割や情報公開、認識変化の重要性を論証する。





Asian Law in Disasters: Toward a Human-Centered Recovery

Yuka KANEKO, Katsumi MATSUOKA and Toshihisa TOYODA(編)

髙橋若菜(共著)

Routeledge/2016年

This book is a critical analysis of several of the most disaster-prone regions in Asia. Its unique focus is on the legal issues in the phase of disaster recovery, the most lengthy and difficult stage of disaster response that follows the conclusion of initial emergency stage of humanitarian aid. Takahashi contributes a chapter 10 titled “The Divided Fate of Victims after the Fukushima Nuclear Power Plant Accident.”





原発避難と創発的支援

活かされた中越の災害対応経験

髙橋若菜、監修

田口卓臣、松井克浩 

214頁/本の泉社/2016年3月/宇都宮大学国際学叢書

十数万人もの避難者を生みだした福島原発事故。この未曽有の事態にいち早く対応し、次々に有効な支援を打ち出した地方自治体があった。かつて、中越・中越沖の震災を経験した新潟県である。行政・中間支援組織をあげて、原発避難者の声なき声に耳を傾けた新潟県の全面的なサポート体制は、「支援とは何か」、「危機に立ち向かう知恵とは何か」を私たちに問いかけてくる。「ビッグブッダハンド」、「底辺ガバナンス」、「エンパワーメント」―過去の災害対応経験から編み出された豊かな経験知の現場に迫る、『お母さんを支えつづけたい―原発避難と新潟の地域社会―』に続くシリーズ第2弾。





お母さんを支えつづけたい―原発避難と新潟の地域社会―

高橋若菜田口卓臣(共著)
72頁/本の泉社/2014年12月

原発事故から3年半が経った今日も、14万人をこえる人々が全国で避難生活を続けている。なかには大勢の母子も含まれる。避難する母子たちと温かく迎え入れた地域社会。子どもを守りたいという思いで、人と人、心と心がつながる様子を描く。支援者インタビュー、避難者からの手紙、子育て福祉専門家の解説、編者による原発避難の現状のデータ解説を収録。

国際関係論のフロンティア

石井貫太郎編、高橋若菜

280頁/ ミネルヴァ書房 / 2003年

『国際関係論へのアプローチ』(1999年)の姉妹編。入門編の同書で取り上げられなかった国際関係の研究分野について解説する。一貫してリアリズム(現実主義)のスタンスをとりつつ、国際関係論の学問としての体系化と国際関係学への道を拓く。

International Environmental Cooperation: Politics and Diplomacy in Pacific Asia [Hardcover]

Paul G. Harris (編)高橋若菜(共著)320頁 / University Press of Colorado / 2003年

This book examines many of the issues and actors impacting international environmental co-operation, highlighting important themes such as co-operation between developed and developing countries, international justice, and regional environmental security. Takahashi, in chapter 10 titled "Problems of Environmental Cooperation in Northeast Asia," takes the case of acid rain to illustrate institutional adequacies of environmental cooperation in Northeast Asia.




高山 道代の著書

平安期日本語の主体表現と客体表現

高山 道代(著)
200頁/ ひつじ書房 / 2014年2月

本書は平安期日本語動詞述語文の主要な格である主語表示および対象語表示の形態についての記述的研究の成果であり、この時代の日本語における名詞句の格システムの一端を明らかにしたものである。さらに、名詞句の文法的諸側面について類型学的な観点もとりいれ分析を加えることによって、平安期日本語の主体表現と客体表現の特徴を明らかにし、古代日本語研究への提言をおこなう。

 

田口卓臣の著書

『草獅子』vol.1:カフカ特集号

辻原登、室井光広、頭木弘樹、田口卓臣(他、共著)
236頁/双子のライオン堂/2016年11月

本屋発の文芸誌創刊号。カフカ特集には、小説家や文芸評論家が通説を覆す多数のエッセーを寄稿。充実したブックガイドのほか、小説、俳句、短歌、マンガ、評論、書評などもてんこ盛り。田口は、平野啓一郎の小説『マチネの終わりに』の書評を寄稿(p.224)。

 

原発避難と創発的支援

活かされた中越の災害対応経験

髙橋若菜、監修

田口卓臣、松井克浩 

214頁/本の泉社/2016年3月/宇都宮大学国際学叢書

十数万人もの避難者を生みだした福島原発事故。この未曽有の事態にいち早く対応し、次々に有効な支援を打ち出した地方自治体があった。かつて、中越・中越沖の震災を経験した新潟県である。行政・中間支援組織をあげて、原発避難者の声なき声に耳を傾けた新潟県の全面的なサポート体制は、「支援とは何か」、「危機に立ち向かう知恵とは何か」を私たちに問いかけてくる。「ビッグブッダハンド」、「底辺ガバナンス」、「エンパワーメント」―過去の災害対応経験から編み出された豊かな経験知の現場に迫る、『お母さんを支えつづけたい―原発避難と新潟の地域社会―』に続くシリーズ第2弾。

 




21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画カタログ

田口卓臣(共著)
333頁/キネマ旬報社/2016年3月

東日本大震災。原発事故。安保法案可決。民主党政権崩壊。沖縄の新基地建設。街頭デモの頻発。ネット右翼。ヘイトスピーチの登場。東京オリンピック招致。――日常を生きる者として、私たちの意識や行為は、時代が変化する速度に追いついているだろうか? 2010年以後の日本のドキュメンタリー映画を手がかりに豪華執筆陣が「21世紀を生きのびるための知恵」を探り出す一冊!(田口:pp.58-63)

『怪物的思考 近代思想の転覆者ディドロ』

田口卓臣(単著)
247頁/講談社/2016年3月

啓蒙を代表する百科全書派の思想家ドニ・ディドロは、理性で自然を支配し、技術を統制できると教えてきた「啓蒙」を、根底から破壊する「怪物的思考」を実践していた。初期代表作『自然の解明に関する断想』を精緻に読み進めるとき、「法則/例外」、「基準/逸脱」、「正常/異常」の区別は無効になり、誰も見たことのない思考の地平が浮上する。「徹底して理性で思考せよ。理性を破壊するほどに。」これこそが新たな「啓蒙」の標語である。

 

『脱原発の哲学』

佐藤嘉幸、田口卓臣(共著)
460頁/人文書院/2016年2月

「自ら生み出した「核=原子力」技術により、人類は絶滅の危機を迎えた。その危機が切迫していること、危機を回避するための哲学を持つべきことを、本書は明確に示す。」(小出裕章)

「福島原発事故によって、我々は原子力のもつ本質的問題に直面している。本書は、脱原発によって、「管理された民主主義」が支配する日本社会を、分権的で直接民主主義的な根源的民主主義にもとづく社会へと変えることができると説く。」(大島堅一)

 

お母さんを支えつづけたい―原発避難と新潟の地域社会―

田口卓臣高橋若菜(共著)
72頁/本の泉社/2014年12月

原発事故から3年半が経った今日も、14万人をこえる人々が全国で避難生活を続けている。なかには大勢の母子も含まれる。避難する母子たちと温かく迎え入れた地域社会。子どもを守りたいという思いで、人と人、心と心がつながる様子を描く。支援者インタビュー、避難者からの手紙、子育て福祉専門家の解説、編者による原発避難の現状のデータ解説を収録。

『思想』「ディドロ生誕300年」特集号

王寺賢太、逸見龍生、田口卓臣他(共著)
304頁/岩波書店/2013年12月

18世紀最大の思想家、ドニ・ディドロの生誕300年を記念した特集号。国内外の先端的な研究者たちの論考のほか、最近公刊されたディドロの政治的断章や、小説家フィリップ・ソレルスによる愛に溢れるディドロ論を所収。田口はディドロ初期の小説に関する論文を寄稿した。

『ディドロ著作集第4巻 美学・美術 付:研究論集』

鷲見洋一、井田尚(監修)、田口卓臣(共訳・共著)
646頁/ 法政大学出版局 / 2013年9月

今年で生誕300年を迎えた18世紀最大の啓蒙思想家、ドニ・ディドロは、近代の美術批評と美学理論の先駆者でもあった。本書は、そのディドロの代表的な美学・美術論を翻訳し、解説を付した大冊である。田口は、 18世紀文献学の巨人、ハーバート・ディークマンによる二つの論文(「ディドロの思想における体系と解釈」、「思想とその表現様式」)を翻訳し、解説論文を執筆した。

『フランス文化事典』

田村毅・塩川徹也・西本晃二・鈴木雅生(編著)、田口卓臣(共著)
767頁/ 丸善出版 / 2012年7月

フランス文化およびフランス語圏文化を切り口として、さまざまなキーワードを見開きで解説するスタイルの中項目事典。文学・美術・建築などの専門事典の寄せ集めにとどまらず、古今東西のフランス文化にまつわるキーワードを総合的に収録。田口は「カフェ文化と18世紀」、「核家族の誕生」、「制度・言論・技術の観点から見た死刑」、「サン・ラザール駅」、「チューブ入り絵の具の発明」の5項目を担当。

『ディドロ 限界の思考-小説に関する試論-』

田口卓臣(単著) 310頁/ 風間書房 / 2009年11月

18世紀フランスを代表する啓蒙思想家ドニ・ディドロの小説に関する日本初の本格的な研究書。傑作『運命論者ジャックとその主人』をはじめ、修道院に監禁された女性の告白小説『修道女』や、ヨーロッパとタヒチの習俗・価値観を鋭く対比した『ブーガンヴィル航海記補遺』などにおける「思想」と「文学」の関係を詳細に論じることによって、新たな「啓蒙思想」の解釈を提示する。(第27回渋沢・クローデル賞 特別賞)

ドニ・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』

王寺賢太、田口卓臣(共訳) 364頁/ 白水社/ 2006年12月

18世紀フランスの思想家ディドロによって執筆された、ヨーロッパ文学史の中でも異彩を放つ長編小説。「自分はどこから来たのか(起源)。そしてどこへ行こうとしているのか(目的)。」人間は誰しも、この二つの問いに対する答えを出せぬまま、どこまでも曖昧で不確かな生を生きていくしかない。―――この酷薄な世界認識を、ひたすら快活な笑いとともに描きつくしたところに、この傑作の真骨頂がある。(全頁担当)

ビリー・クルーヴァー『ビリーのグッド・アドヴァイス』

田口卓臣(全訳) 106頁/ アセテート/ 2005年3月

ティンゲリー、ウォーホル、ラウシェンバーグ、ケージ… 全米を代表する芸術家たちが最も頼りにした科学者ビリー・クルーヴァー。1960年代のアメリカ現代芸術を支えたE.A.T.(Experiments in Art and Technology)のカリスマが、若きアーティストたちを念頭に書き残したアドヴァイス集。“アクシデントを利用せよ Make use of accidents”、“カオスは最大の防御だ Chaos is the best defense”など、インスピレーションにあふれる言葉がならぶ。

『高床の家、都市の舟 Rumah Panggung, Perahu di Kota』

アジア高床住宅調査ユニット、田口卓臣(共編著) 48頁/ 2003年8月

インドネシアのメダン市に現存する高床式住宅についての実態調査の成果をまとめた小冊子。この貴重な建築遺産の大半が、「ムラユ」的伝統と「西洋化・近代化」との融合を通して生まれたものであることを実証するとともに、それらのメンテナンスに関する具体的な提言をしるし、メダン市に報告書として提出した。私はこの実地調査に同行し、冊子の編集と記事の執筆に当たった。(執筆担当:pp.2-5, pp.11-13, pp.14-20)

田巻松雄の著書

未来を拓くあなたへ

「共に生きる社会」を考えるための10章

田巻松雄(著)

216頁/下野新聞社/2017年3月

「共に生きる」とはどういうことか?社会学的・国際学的な問題意識をもとに、ホームレス、夕張、国際援助、外国人労働者、外国人児童生徒教育など多様なテーマに取り組んできた著者が語る、次世代へと紡ぐメッセージ。「人間と社会について考える力」、「社会問題に向き合う」、「多文化共生社会を目指すために」の3部構成10章を通して、様々な社会的現実と向き合いながら「次の一歩」を拓くことを問いかける。



越境するペルー人

外国人労働者、日本で成長した若者、「帰国」した子どもたち

田巻松雄 スエヨシ・アナ(編)

229頁/下野新聞社/2015年3月

南米諸国のうち、日本といちばん最初に国交を樹立した国ペルー。日本に出自を持つ日系人が日本以外の国で初めて大統領に選出された国ペルー。1990年前後の出稼ぎブームの中で、ペルー人が来日し始めてから20数年が経った現在、約5万人のペルー人が日本に暮らしているが、ペルー人に関する先行研究は極めて限られている。本書は、ペルーにルーツがある人々のうち、外国人労働者として日本で暮らしてきた人々、日本で成長し大人になった若者、「帰国」した子どもに焦点を当て、丹念なインタビューとアンケートにより「越境するペルー人」のリアルな姿を描き出す。



地域のグローバル化にどのように向き合うか‐外国人児童生徒教育問題を中心に‐

田巻松雄 著、HANDSプロジェクト 協力

A5判/208頁/下野新聞社/2014年 3月

定住化する外国人児童生徒は「下層」として固定化されていくのか、日本の将来を背負う「グローバル人材」に成長していくのか。本書は、「多文化共生と外国人労働者問題」、「外国人児童生徒教育問題の諸相」、「HANDSプロジェクトの実践」の3部から構成される。外国人児童生徒教育問題についての地域の実態調査結果報告および実践記録である。


夕張は何を語るか 炭鉱の歴史と人々の暮らし

田巻松雄(編)、「夕張の歴史と文化を学ぶ会」協力

A5判/230頁/吉田書店/2013年11月11日

旧炭鉱街は、日本経済の近代化の立役者であったが、国の石炭政策と炭鉱資本によって切り捨てられた歴史を共有する。そのなかで、私の故郷である夕張は、国の石炭政策と大資本および自治体行政に依存した地域がどのような運命をたどるのかという問題を最も象徴的に示している地域である。石炭の街の歴史から、私たちは何を学ぶのか。2つの歴史的論考と5つの語りから、炭鉱の歴史と、助け合いながら共に生きた人々の営みを掘り起こす!!


日本・アジア・グローバリゼーション 21世紀への挑戦3

水島司・田巻松雄(編)、清水奈名子(共著) 

270頁/日本経済評論社/2011年4月

目を見張る経済発展と目を覆う貧困。アジアのグローバリゼーションの展開は21世紀をどう変えるのか。経済成長、開発と政治、移動、都市化、紛争、下層を焦点に、その動きを捉え、描いた。水島司「アジアのグローバリゼーションとその後」、田巻松雄「グローバル化と下層問題」ほか、8つの論文を掲載。

栃木県における外国人児童生徒教育の明日を考える

田巻松雄(研究代表者)、鎌田美代子(共著)

166頁/ 宇都宮大学/ 2008年3月

栃木県内の外国人児童生徒の教育環境および教育問題を、総体的かつ具体的(プラス感性的にも)に理解するための材料や話題と、幅広く捉えるための視点を提供した。宇都宮大学国際学部・教育学部・留学生センター教員と県内小中学校教員による共同研究の成果。

世界ホームレス百科事典

田巻松雄(監訳者代表)

798頁/ 明石書店/ 2007年12月

主にアメリカの近年および現代の状況に焦点を当てながら、世界各国のホームレス問題に関する知識を集約し、21世紀のホームレス問題に関する解説を目的に刊行されたもの。170にも及ぶ見出し語についての解説とコラムなどから構成され、アメリカおよび世界各地域におけるホームレス問題をめぐる状況についての情報と知識の集大成と言える。

地域研究の課題と方法―アジア・アフリカ社会研究入門 理論編

田巻松雄(共編著)

254頁/ 文化書房博文社/ 2006年

グローバリゼーション下の各地域の変容を理解しつつ、「地域社会の変容をどのように捉えるか」について検討を加え、今後の地域研究(論)を展望することを目的に編集されたもの。「アジア概念の歴史的成立と変容」、「アジア・アフリカ地域の特徴と問題性」、「アジア・アフリカ社会理論の系譜」の三部構成である。実証編も合わせて刊行されている。

偏見から共生へー名古屋発・ホームレス問題を考える

田巻松雄(共著)

363頁/ 風媒社/ 2003年

名古屋のホームレス問題に関する初めてのまとまった本。「寄せ場笹島」、「生活・労働」、「行政」、「支援の活動や運動」等の諸側面からホームレス問題に関する事実をまとめるとともに、「ホームレスおよび関連する問題をどのように考えたらよいか」について問題提起をしている。

自然災害と国際協力 ―フィリピン・ピナトゥボ大噴火と日本

田巻松雄(共編著)

291頁/ 2001年

20世紀最大の災害の1つであるフィリピン・ピナトゥボ災害に対して行われてきた日本のODA案件と民間レベルの活動を具体的かつ網羅的に取上げ、その総体としての実態を明らかにするとともに、日本の国際協力がトータルな意味でどのような貢献性や問題性を有してきたかについて、多面的に考察したものである。

丁 貴連の著書

媒介者としての国木田独歩 ―ヨーロッパから日本、そして朝鮮へ

丁 貴連(単著) 484頁 / 翰林書房 / 2014年2月

独歩はワーズワースやツルゲーネフなどをモデルにして自然主義文学の先駆となり得た作家として知られる。しかし、その独歩の作品をモデルに韓国近代文学の基礎が作られたことについてはほとんど知られていない。本書では、西洋文学の一方的受信者と知られる独歩が、韓国近代文学の起源に深くかかわっていたという事実を明らかにし、その過程で浮かび上がってくる「媒介者」としての日本近代文学の知られざる側面を浮き彫りにしている。

テクストたちの旅程―移動と変容の中の文学

筑波大学文化批評研究会編、 丁 貴連(共著)

329頁 / 花書院 / 2008年2月

本書はテクストたちの旅についての書物である。「東西の邂逅と葛藤」「流動する言葉と物語」「越境と表象―朝鮮・中国・日本」「移動と変容の<日本>」という四つに分けられた論考たちは、それぞれに時間や空間をまたいで行き来した作家や作品の姿を追っている。扱う対象は時代、国、民族、テーマ、それぞれ多様であるが、いずれも人々の移動に伴って往来したテクストたちの動態をとらえようとしているところが注目される。

     

韓国文学はどこから来たのか

李 在銑(著) 丁 貴連(筒井真樹子との共訳)

482頁 / 白帝社 / 2005年3月

韓国文学とはいったい何なのか。韓国文化・韓国人の精神世界はどのようにして形作られたのか。韓国の神話・伝説・歴史書・古典小説・時調から現代小説・現代詩にいたるまで、多くの作品を引用しながら韓国文学のルーツをたどる。民俗学的視点もあり、文学論であると同時に韓国人論。

韓国近代文学と日本

三枝壽勝(編)、 丁 貴連(共著)

844頁 / ソミョン出版 / 2003年6月

本書は、韓国・日本・中国で精力的に活躍している気鋭の研究者たちが日本近代文学と深くかかわりながら発展してきた韓国近代文学を、「韓国近代文学と日本」「韓国近代文学を読み直す」「新発掘 資料紹介及び解題」「外国文学としての韓国文学」という四つの視点から読み直し、「移植文学史」としての韓国近代文学史の在り方に修正を迫った画期的な論集である。


中村 真の著書

微笑みのたくらみ

マリアン・ラフランス(著)中村真(訳)

289頁/化学同人/2013年

一見単純に見える笑顔が、実は複雑な意味を含み、驚くほど多様な「結果」をもたらす。本書は、心理学者である著者が、学際的な知見に基づいて、笑顔が生まれるしくみと、その表情がどんな結果を生むのか を解き明かそうとする試みである。翻訳は、学際性を特徴とする国際学部の教員の協力を得て行われた。

感情現象の諸相

佐藤香(編)中村真(共著)

158頁/ ナカニシヤ出版/ 2007年1月

広範で多様な感情現象に、感情の基礎的過程としての生理的な反応から、音楽と感情、工学への応用など幅広いテーマで迫る。表情と感情、コミュニケーション、不快な感情に対処する情動制御などの話題はもちろん、現代の日本人の情緒性も明らかにする。(「第3章 表情――感情表出とコミュニケーション」 担当)

異文化コミュニケーション研究法

石井敏・久米昭元(編)中村真(共著)

212頁/ 有斐閣/ 2005年4月

異文化コミュニケーション研究においてよく用いられる8つの研究法を紹介し,研究の進め方や留意すべき点を具体的な例を用いて平易に解説したテキスト。研究にあたっての心構えから方法論の全体的構図,論文の書き方,研究テーマの紹介までを盛り込んだ。(「第6章 因果関係を探る 実験計画法」担当)

新・心理学の基礎知識

中島義明・繁桝算男・箱田裕司(編)・中村真(分担執筆)

556頁/ 有斐閣/ 2005年1月

最新の心理学の動向を踏まえて全面的に刷新。精選された基礎知識を第一線の研究者が問題・解答形式で平易に解説する。学習を進めるうえで役立つ関連問題や参考文献,キーワードなどの要素を新たに組み込み,さらに使いやすくなった。心理学を学ぶ学生・大学院生に必携。(項目8-6担当)

顔から学ぶ

中村真(共著)

70頁/ 新潟日報事業社/ 2004年2月

社会文科系、工学系、心理学系、医学・歯学系など、顔を対象としたさまざまな研究や活動を紹介。顔に損傷を負った人の社会復帰を支援するリハビリメイクについても言及する。(「第9章 表情の心理学――感情のコミュニケーションと文化」担当)

わたしそしてわれわれ

大坊郁夫(編著)中村真(共著) 290頁/ 北大路書房/ 2004年1月

この世の中が自分1人だけだったとしたら、何事も自分の思い通りになるとしたら、おそらく私たちはつまらなく、寂しくなり、すぐに息絶えてしまうのではないでしょうか。少し反語的な表現ですが、だれかと自分を比べ、確認し、常に補い合いながら安心を求めているようです。私たちは他人との結びつきの中で自分を感じ、自分を作り出しているのです。この本は、この視点から人の心や行動を全体的に考えるヒントとなることをめざしています。(「第3章 動機づけと感情」担当)

認知科学パースペクティブ

都築誉史(編)中村真(共著)

281頁/ 信山社出版/ 2002年6月

知覚と注意、記憶、知識、言語理解、推論と意思決定といった狭義の認知研究、社会的認知、電子ネットワーキングとコラボレーション、ヒューマン・インタフェースなどの広範囲のテーマをわかりやすく解説。(「第7章 感情と認知」担当)

感情の社会生理心理学

ロス・バック(著)畑山俊輝(監訳)中村真(共訳)

880頁/ 金子書房/ 2002年3月

複雑な感情表現や感情機構を生理学から社会心理学にわたる広範な知見をもとに相互作用理論という著者独自のモデルから包括的に解明する本書は感情研究を索引するものである。(第9,10,11章 担当)

テキスト心理学

橋本憲尚(編著)中村真(共著)

328頁/ ミネルヴァ書房/ 2000年3月

基礎理論を平易に解説。心とは何かを体系的に捉え、深く広い心の世界へ案内する入門書。(「第6章 感情のはたらき」担当)

心と行動のサイエンス

中村真(共著) 213頁/ 北樹出版/ 1999年10月

本書は大学や専門学校の教養科目である入門段階の心理学や行動科学の講義で用いるワーク・ブックです。知識の解説を中心にした従来のテキストとは違い、本書では知識の記述が最少限に抑えられ、授業の担当者が学生の実情に合わせて解説の詳しさをコントロールすることで、進み具合を調整することができます。 心理学の学問的枠組み、基礎的知識を身近なテーマを糸口に解説。豊富な資料も具体的理解を促す。(第Ⅰ部を中心に担当)

感情心理学 (比較発達研究シリーズ)

Carroll E. Izard(著)荘厳舜哉(監訳)中村真(共訳)

501頁/ ナカニシヤ出版/ 1996年9月

各基本的情動に関する活性化(因果関係過程)、表出、経験、それに機能について解説した、情動に関するテキスト。(「第2章 情動を定義すること,情動と認知・行動・パーソナリティとの関係」担当)

メディアにまなぶ心理学

中島義明(編)中村真(共著)

308頁/ 有斐閣/ 1996年9月

映画やアニメ,漫画,紙芝居,落語,小説,詩,新聞,写真,絵画,歌劇,パソコンなど,私たちの日常生活は多種多様なメディアの中にある。「白雪姫」や「ウォーリーをさがせ!」「ポーギーとベス」など,メディアが表す世界を紙上に再現し,心理学の基礎的知識を学ぶ。(「第8章 喜怒哀楽 感情」担当)

人はなぜ笑うのか

中村真(共著) 200頁/ 講談社/ 1994年6月

毒物を吐きだす口の動きが「笑い」に進化した! 私たちはうれしくて笑ったり、おかしくて笑ったりする一方で、きらいな上司に会ってもニッコリとほほえみ、欲しくもないプレゼントをもらっても笑顔でお礼をいいます。各種の笑いにはそれぞれルーツがあり、意味があり、引きおこすメカニズムも顔の表情もちがいます。本書は新たに医学、生理学、心理学をあわせた総合的な立場から笑いにせまり、その謎を解き明かしていきます。(第5,6章を中心に担当)

こころをさぐる9つの扉

中村真(共著) 196頁/ 学術図書出版社/ 1994年3月

この本は,大学・短大に入学してきた新入生が,まずはじめに出会ういわゆる教養課程の「心理学」の講義用のテキストとしてまとめられています。「心理学」という学問領域で何が行われているのか,そしてそれが自分自身の生活にどのように関わっているのかを知り,そして考えてみることで,今まで気づかなかった自分自身のことや自分を取り巻く周囲のことに対する見方が広がるのではないでしょうか。(第6章「感情-喜怒哀楽の諸相」担当)

顔と心―顔の心理学入門

中村真(共編著) 310頁/ サイエンス社/ 1993年7月

この本では、最新の知見も含めて、感情、認知、生理、社会、発達、臨床といった心理学の様々な分野の研究者12名が、顔と心の結びつきを探っていきます。さらに人間の顔とその働きがいかにして成り立ったかという根源的なテーマについても、進化論や霊長類研究、社会生物学の立場から考察が行われています。 「顔のおもしろさ」そして「顔のむずかしさ」を余すことなく伝える、今までにない本です。(「第11章 文脈の中の表情」担当)

松井貴子の著書

写生の変容―フォンタネージから子規、そして直哉へ

松井貴子(単著)

448頁 / 明治書院 / 2002年2月

明治書院 2002 年、第7回日本比較文学会賞受賞。
西洋美術の理論から大きな示唆を得て形成された、文学理論としての写生論。フォンタネージから子規まで、子規とその周辺、子規以後の3部構成で、近代の日本文学を考える上で欠かせない写生について考察した論文をまとめる。

ラフカディオ・ハーン 近代化と異文化理解の諸相

松井貴子(共著)、西川盛雄編

263頁 / 九州大学出版会 / 2005年7月

第7章 「ラフカディオ・ハーンの俳句体験-異文化受容の底流,子規とスペイサー」担当。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯と作品を通してみた近代化と異文化理解の観点から、今日の時代や歴史を考え直す学際的研究書。

子規解体新書

松井貴子(共著)、粟津則雄、夏石番矢、復本一郎編

211頁 / 雄山閣出版 / 1998年3月

評論「子規の絵-西洋絵画と文人画のはざまで-」担当。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」「いくたびも雪の深さを尋ねけり」
多くの人々に親しまれる俳句を作り、36歳の若さで逝った正岡子規。俳人としての子規、人間としての子規を様々な角度から検証する。

『暗夜行路』を読む 世界文学としての志賀直哉

松井貴子(共著)、平川祐弘、鶴田欣也編

489頁 / 新曜社 / 1996年8月

第4章「志賀直哉の「母親たち」」担当。
『暗夜行路』ほど評価の分れる作品もめずらしい。測る基準をどこに置くかで価値が全く変わってしまう。 東西の研究者が近代小説という狭い基準にとらわれず、世界文学の視点から大胆に読み直すことで、全く新しい読みの次元を導入する。

松尾 昌樹の著書

中東・イスラーム研究概説

私市正年/浜中新吾/横田貴之(編著)

392頁/明石書店/2017年月

現代の中東・イスラーム地域にかかわる問題を分析・理解するための総合的な研究案内。思想的・歴史的視点に基づく地域研究的考察とともに、政治学における民主化や権威主義、国際政治、社会運動理論など社会科学的アプローチからの研究課題と理論を紹介する。(第2部第2章「中東地域研究とレンティア国家論」を執筆)

石油の呪い―国家の発展経路はいかに決定されるか

松尾昌樹、浜中新吾(訳)

346頁/吉田書店/2017年3月

天然資源は、かならずしも恵みではない。場合によっては、紛争の発生や経済成長の停滞、ジェンダー不平等の拡大をもたらす。本書は、石油に焦点をあて、それが引き起こす様々な問題、つまり「呪い」について、社会科学の分析を駆使して明らかにする。

中東の新たな秩序 (グローバル・サウスはいま 第3巻)

松尾昌樹/岡野内正/吉川卓郎(編) 

350頁/ミネルヴァ書房/2016年5月

中東地域は変容した。湾岸戦争とイラク戦争、中東和平の進展と膠着、「アラブの春」と「イスラム国」の発生、アラビア半島諸国の勃興−。20世紀末から現在に至る動きは、中東地域・アラブ諸国内部の対立やパワーシフトを白日の下に晒し、ここに新たな地域秩序が生まれつつあることを示した。こうした流れを踏まえつつ、本書は中東各国の「今」を見つめながら、新たな中東を多角的に読み解いてゆく。(はしがき、序章「中東とグローバル・サウス」、第3章「グローバル化する中東と石油—レンティア国家再考−」を執筆)

        

湾岸アラブ諸国の移民労働者

細田尚美(編) 松尾昌樹(共著)

300頁/明石書店/2014年10月

外国人労働者を大量に受け入れてきた湾岸アラブ諸国。移民労働者の社会参加への機会を制限しており、その「分断」が特徴と言われてきた。本書は受け入れ国側、送り出し国の両側の視点から移民労働者の生活の実態に迫ることにより、複雑な「共存」のあり方を新たに明らかにする。(第2章担当)

中東地域秩序の行方--「アラブの春」と中東諸国の対外政策

土屋一樹(編) 松尾昌樹(共著)

203頁/アジア経済研究所/2013年8月

「アラブの春」は中東の地域バランスにどのような変化をもたらすのだろうか。中東9カ国の対外政策と国内統治の動向を検討することで、「アラブの春」以降の中東地域秩序の変動を考える。(第8章担当)

オマーンの国史の誕生: オマーン人と英植民地官僚によるオマーン史表象

松尾昌樹(単著)

206頁/御茶ノ水書房/2013年2月/宇都宮大学国際学叢書

英植民地官僚による歴史の簒奪と、オマーン亡命政府による自己表象。オマーン史の産出と伝達、そして隠蔽と忘却の痕跡を、多様なテクストから読み解く。

中東政治学

酒井啓子(編) 松尾昌樹(共著)

280頁/有斐閣/2012年9月

中東の主要な国々の政治変動を,政治体制,社会運動,国際政治の側面から説明する。中東の事例を政治学分析の俎上に乗せることで,他地域との比較を可能にし,比較政治学への理論的貢献をも図る野心的なテキスト。巻末の用語解説や関連年表など参考資料も充実。(第13章担当)

湾岸産油国 -レンティア国家のゆくえ-

松尾昌樹(単著) 219頁/ 講談社/ 2010年8月

クウェイト、カタル、バハレーン、UAE、オマーン。湾岸産油国は、驚くべき特徴に満ちている。莫大な石油収入によって、所得税はなし、教育費は無料。一人あたりのGDPが日本の二倍の国もある。一方で、「経済発展が民主化を促進する」という定説はあてはまらず、君主制が維持されたままだ。二〇〇九年のドバイ・ショックで、世界経済における影響の大きさを知らしめた「石油王が統治する金満国家」を詳細に分析、政治・経済・社会の実体に迫る。

松村史紀の著書

冷戦と同盟-冷戦終焉の視点から

菅英輝 編著・ 松村史紀(共著)

485頁 / 松籟社/ 2014年3月

現代世界の基本構造は、冷戦のなかでつくられた。その冷戦を理解することなく、今の世界を深く知ることはできないだろう。その理解の出発点となるために編まれた研究書。

二〇世紀満洲歴史事典

貴志俊彦・松重充浩・松村史紀

840頁 / 吉川弘文館 / 2012年11月

日露戦争・満洲事変・溥儀・冷戦・文化大革命・中ソ対立・「中国在留邦人」問題…。日本人にとって満洲とは何だったのか? 3期構成・約800項目で、満洲100年の歴史がわかる決定版。

東アジアにおける二つの「戦後」

松村史紀・森川裕二・徐顕芬編

283頁 / 国際書院 / 2012年3月

総力戦(第二次世界大戦)と冷戦が東アジア地域にどのような戦後秩序を作り上げたのか。総力戦に関する考察から戦後秩序や日米中関係までを広く考察した共同研究の成果。

「大国中国」の崩壊-マーシャル・ミッションからアジア冷戦へ

松村史紀(単著)

336頁 / 勁草書房 / 2011年12月

第二次世界大戦後、東アジアにおいては戦勝国による平和が用意されていた。しかし、そのなかの「大国中国」が内戦によって瓦解したため、平和構想は大きく崩れて、やがて冷戦へと至る。米中ソ関係に焦点を当てて、その史的プロセスを考察した。

アジア地域統合の展開

松村史紀(共著)

267頁 / 勁草書房 / 2011年12月

国家を超えた地域協力のあり方を、ヨーロッパとアジアで比較。とくに、歴史問題と地域協力の関係を分析するために、「ドイツモデル」と戦後日本の政策とを批判的に解読した。

NIHU現代中国早稲田大学拠点WICCSシリーズ5『東アジア地域の立体像と中国』

松村史紀(共編著)

193頁 / 早稲田大学現代中国研究所 / 2011年5月

国際政治のなかの中心と周辺という問題から、中国をめぐる国際環境を「近代」と「現代」に分けて考察。とくに、東アジア諸国と比較しながら、現代中国外交の特異性を指摘した。なお、中ソ関係(ミコヤン訪中)に関する論稿も収録。

米山正文の著書

国家・イデオロギー・レトリック―アメリカ文学再読

根本 治監修、松崎 博・米山正文編著

275頁 / 南雲堂フェニックス / 2009年3月

第四章「虚構としての「信」―『詐欺師』と19世紀ユニテリアニズム」担当。
「他者・眼差し・語り」の続編。8人の研究者が、題目の3語をキーワードに、マッカーシー、アーヴィング、アダムス、ソロー、ウェルティ、ホーソーン、メルヴィル、ギルマン、ヘミングウェイ、オカダらの小説を論じる。

他者・眼差し・語り―アメリカ文学再読

吉田 廸子編集

305頁 / 南雲堂フェニックス / 2005年4月

第四章 「見える愛国者/見えない水夫/見られる他者―『レッドバーン』と『ホワイトジャケット』における黒人表象」担当。
9人の研究者が、他者、まなざし、語りをキーワードに米国小説を読み解く。南部作家の相互影響や米文学における自然観のほか、ホーソーン、メルヴィル、ドネリー、ミラー、ウェルティ、ラーセン、ヤマモトらの小説が論じられる。

アンドリュー・ライマンの著書

Teaching Business English

アンドリュー・ライマン(共著)

300頁 / tesol international association / 2014年

This text applies critical incidents to introduce learners to communicative situations for the purpose of raising cultural awareness. Critical incidents are short dialogues and scenarios that highlight an aspect of intercultural communication.

Ethnographic Encounters

アンドリュー・ライマン(単著)

98頁 / DTP出版 / 2012年4月

‘Ethnographic Encounters’は実生活上の重大な出来事や文化的なシナリオを集約したもので、文化の認識を高め、文化間のコミュニケーションスキルを発展させることを目指したものです。

‘Ethnographic Encounters’ is a collection of real life critical incidents and cultural scenarios aimed at raising cultural awareness and developing Intercultural communication skills.

中村祐司の著書(平成28年4月から地域デザイン科学部へ移動)

スポーツと震災復興

中村祐司(単著) 110頁/成文堂/2016年1月

東日本大震災はスポーツ活動に必要な施設や活動組織に甚大な被害を与え、それ以前の日常において当たり前に存在していたスポーツ環境を破壊した。本書はスポーツをめぐる地方自治、行政、政策に関心を持つ筆者が、震災後、スポーツ活動を通じて復旧・復興に向かう事例を提示したものである。2020年東京五輪までの今後4年間も、復興五輪を偽りで終わらせない、復興につながる地域スポーツ活動の実践を追い続けていきたい。

日本の公共経営-新しい行政-

中村祐司(共著) 230頁/北樹出版/2014年4月

日本における行政の実態をめぐる新潮流に注目し、民間委託、第三セクター、PFI、PPP、市場化テスト、指定管理者、独立行政法人、公団・公社民営化、政策評価、公務員制度改革などを対象に、これまでの経緯や現状をめぐる課題を多面的な視点から取り上げる。公共経営(パブリック・マネジメント)をめぐる日本の動態を浮き彫りにすると同時に、大学における行政学の講義にも役立つよう構成されている。(第3章「民間委託の歴史・現状・課題」、第7章「指定管理者制度の背景・現状・課題」を執筆)

2008年北京オリンピックの研究―統治から協治へ―

中村祐司(単著) 133頁/ 2010年1月 

行政学・政策学・地方自治の研究者が、2008年北京オリンピック大会がもたらした政治・経済・産業・市場・社会への影響を分析し、グローバルな視点から「協治」の可能性を果敢に探る。章構成は、第1章北京オリンピック研究の視点/第2章 北京オリ ンピックをめぐる肯定論と否定論/第3章 競技施設の建設・運営から見る北京オリンピック/第4章 自然災害と北京オリンピックの開催/第5章北京オリンピックとガバナンス/ 第6章 北京オリンピックがもたらしたもの/第7章 北京オリンピックをどう評価するか/第8章 北京オリンピックの現場から

”とちぎ発”  地域社会を見るポイント100

中村祐司(単著)

266頁/ 2007年6月

この一冊で社会を見抜く力が身に付く!「知名度ワースト1」といわれる栃木県。しかし、自然と産業のバランス、住みやすさ、人情味あふれる県民性など、「全国トップククラス」の隠れた魅力が詰まっているのが”とちぎ”である。地域社会を読み解くかぎが満載された簡潔かつ渾身のメッセージ集!

スポーツの行政学

中村祐司(単著) 458頁/ 2006年1月

本書は、「イギリススポーツ行政をめぐるネットワーク戦略の態様と作動」、「現代日本スポーツ行政をめぐる政策ネットワークの特性と作動」、「地方自治体におけるスポーツ行政の展開とネットワーク変容」、「大規模国際スポーツイベントをめぐる諸アクター間のパートナーシップ形成の課題」等の各章から構成され、スポーツ行政サービスに関わる諸アクターの相互作用によって形成・生成される、政策ネットワークの構造と作動を、行政学・政策学の視点から検討した内容となっている。

詳解スポーツ基本法

中村祐司(共著)日本スポーツ法学会編

367頁/成文堂/2011年12月

スポーツ政策を体系的に論じた書。政策研究の理論、国内外のスポーツ政策、スポーツ行政組織、スポーツ振興計画、スポーツ政策ネットワークなど、本書を通読するとスポーツ世界のダイナミズムが浮かび上がってくる。(第Ⅰ編第6章第3節と第Ⅲ編第1章第2節を執筆)

スポーツ政策論

中村祐司(共著) 菊幸一他編

 496頁/成文堂/2011年11月

スポーツ政策を体系的に論じた書。政策研究の理論、国内外のスポーツ政策、スポーツ行政組織、スポーツ振興計画、スポーツ政策ネットワークなど、本書を通読するとスポーツ世界のダイナミズムが浮かび上がってくる。(第Ⅰ編第6章第3節と第Ⅲ編第1章第2節を執筆)

新しい公共と自治の現場

中村祐司(共著) 寄本勝美編

377頁/コモンズ/2011年2月

格差が広がるなかで、市民の力によって地域社会をどう再生させるか。自治の原則と公共政策を問い直す書。自治体総合計画、市民参加、無縁社会、災害ボランティア、ホームレス、予防的福祉など、現代社会が抱える諸課題を現場主義に立つ研究者が捉え直す。(第Ⅲ部の3「小規模自治体における職員と住民の協働―那須烏山市の総合計画をめぐって―」を執筆)

地域・自治体・大学による連携・協働

中村祐司(編著)

117頁/宇都宮大学国際学部行政学研究室ブックレットNo.1/2008年4月

本書は、国立大学法人宇都宮大学国際学部行政学研究室とうつのみや市政研究センターが、2007年度に取り組んだ共同研究の成果報告書「自治体・大学・地域の連携によるまちづくりに関する調査報告書」がもととなっている。3者連携が目指すところは地域社会における「多文化公共圏」の構築でもある。

イギリスの行政とガバナンス

中村祐司(共著) 266頁/成文堂/2007年11月

イギリスにおける行政運営を丁寧に解説し、日本における地方活性化の道を探る内容となっている。担当章では、たとえば2012年ロンドン五輪をめぐり、中央政府によるエリートスポーツ選手の育成と、その裾野拡大を意図した草の根スポーツ活動の促進政策を明らかにする。(第11章「イギリススポーツ行政の展開と課題」および第12章「イギリス行政学の新しい潮流―ガバナンス論の展開に注目して―」を執筆)

公共を支える民―市民主権の地方自治―

中村祐司(共著) 寄本勝美編著

261頁/コモンズ/2001年2月

「私」と「公共」との関係は、一方が上がれば必ず他方が下がるシーソーのようなものではないという問題意識にもとづき、自治体の環境基本計画、住民投票制度、イギリスの公-民関係、アメリカの自治、清掃行政、高齢者福祉、障害者福祉、スポーツ事業における公民協働について論じた書。地方自治の実践を考える上での格好の指南書ともなっている。(第9章「スポーツ事業における公民協働の可能性―アイスホッケーチーム『日光バックス』の設立運動を素材にして―」を執筆)

Institutional change and Public Policy in Japan and Switzerland

Yuji Nakamura (coauthor)

"Decentralization and Local Government" in Ulrich Kloti and Katsumi Yorimoto ed., Institutional change and Public Policy in Japan and Switzerland, Papers presented at the joint Japanese-Swiss seminar at Waseda University,September 1998 (Zurich, Institute of Political Science, 1999), 83-96.

National Sports Policies, An International Handbook

Yuji Nakamura(coauthor)

"Sports policy in Japan" in A. T. Johnson and L. Chalip ed., National Sports Policies, An International Handbook (Westport,Greenwood,1996), 286-316.

墨田区史

中村祐司(共著) 932頁(通史編)/ぎょうせい/2010年12月

1978(昭和53)年から2008(平成20)年までの墨田区の30年に及ぶ歴史を、通史(第1部)と分野別史(第2部)に分け、固有の文化や伝統をもつ貴重な地域史として記述した。史実の価値と同時に、住民にとって墨田区史の理解が深まる区史として、史料の取捨選択を含め担当章に関わる膨大な資料を読み解きながら書き上げた。(通史編第2部第7章「教育の拡充と文化の振興」を執筆)

渋谷区議会史

中村祐司(共著)/渋谷区議会史編纂委員会編

564頁(通史編)/ぎょうせい/2005年3月

1975(昭和50)年から2000(平成12)年までの渋谷区議会の四半世紀に及ぶ歴史を、前史編、活動編、業績編に分けて、区政の動きと絡めながら膨大な関係資料と格闘の末、後世に残す歴史的な書として詳細・丁寧に記述した。(活動編第5章「高齢化社会と渋谷区議会」、業績編第3章「学校・社会教育と渋谷区議会」を執筆)

地域学―地域の理解にむけて―

中村祐司(共著) 弘前学院大学地域総合

202頁/北方新社

地域学を真正面から見据え、弘前学院大学が市販する書。地域文化の重要性を認識し、いち早く上記研究所を立ち上げ、論考を出版するプロセスそのものに価値がある。根底には土地を語ること、そのことが地域学の隆盛につながるとの強烈な問題意識がある。(「地域社会における新たなボランタリー活動の展開と課題―うつのみやし総合型地域スポーツクラブ『友遊いずみクラブ』の設立・運営に注目して―」を執筆)

スポーツ法と文化

中村祐司(共著)/日本スポーツ法学会編(年報10号)

183頁/トスエンタープライズ/2003年12月

文化法政策とスポーツとの関係、ジェンダーとスポーツとの関係、さらにはスポーツにおける男女の平等機会等について考察した内容が含まれる。(「日本スポーツ法学のこれまでの課題とこれからの課題」を執筆)

メガ・イベントの思惑

中村祐司(共著)/中村敏雄編(現代スポーツ評論7)

196頁/創文企画/2002年11月

冷戦時代は国家体制の優位さを誇示するために、スポーツイベントが利用された。冷戦構造の崩壊後は、ビジネス・商品としてのメガイベントの価値が認識され、こうしたスポーツ市場が、大規模スポーツ大会の質と量を左右するようになった。2002年日韓共催サッカーW杯の年に、改めて批判的見地からメガイベントのあり方を意欲的に探った書。(「ナショナリズムとメガ・イベント―2002年W杯における商業セクターの戦略と社会現象に注目して―」を執筆)

スポーツの政治学

中村祐司(共著)池田勝・守能信次編(講座・スポーツの社会科学4)

233頁/杏林書院/1999年10月

スポーツ政治学という、まだ明確に全体的な枠組みが設定されていないと思われる学問領域において、社会学的な視点から理論と実証の構築を目指した学問における野心的な書。(第4章「現代日本の政治とスポーツ」を執筆)

現代法学と憲法

中村祐司(共著)小笠原正他編著

324頁/北樹出版/1999年4月

法学部以外の学生とりわけ政治学や経済学、経営学、文学、教育学、といったオーソドックスな学問領域から、国際学、コミュニケーション学、環境学といった新しい学問分野を専攻する学生をも対象に、現代社会の法現象を正確に理解してもらうことをねらいに執筆された。(第9章「地方分権と行政」を執筆)

行政と責任

中村祐司(共著)日本行政学会編(年報行政研究33号)

226頁/ぎょうせい/1998年5月

第1部「行政責任とその課題」、第2部「分権・責任・自己決定」、そして公募論文2本から構成されており、公募論文「イギリス文化行政をめぐる政策ネットワーク研究―博物館・図書館・スポーツ行政をめぐる政策、制度、管理―」を執筆。イギリス・ロンドンにおいて、現場の関係者へのインタビュをもとに書き上げた行政学会デビュー論文。その後の研究の原点ともいえる実証研究である。

スポーツ法学入門

中村祐司(共著)千葉正士・濱野吉生編

240頁/体育施設出版/1995年12月

スポーツ法学初の概説書であり、スポーツを目的とする諸機関・諸団体が法律・政策に向き合う指針となる格好の教本である。(第4章「諸外国におけるスポーツ法」の第3節「イギリス」を執筆)

教員の共著書

世界を見るための38講―38Lessons For Engaging The World

宇都宮大学国際学部(編)

211頁/ 下野新聞新書/ 2014年

「世界を見る」とはどういうことか?どこからどのように見れば、この世界の複雑さをつかまえることができるのか?多様な分野の専門家たちが贈る「38講」はその答えを見つけるための「窓」である。

栃木から世界をのぞく―みんなの環境学 Think Globally, Act Locally

宇都宮大学環境ガイド編集委員会(編)、友松篤信佐々木史郎高橋若菜田巻松雄阪本公美子柄木田康之(共著)

258頁/ 下野新聞新書/ 2005年

空腹と飽食、異文化適応、海外旅行と安全、内発的発展についてのエッセイ



  • 退職した教員の書いた本


内山雅生の著書

華北の発見

内山雅生(本庄比佐子・久保亨と共編) 355頁/ 東洋文庫(汲古書 院)/ 2013年12月

本書は『興亜院と戦時中国調査』と同様に、内山が所属する公益財団法人東洋文庫近代中国研究班の研究成果の一つである。戦前戦中期の日本の各種調査機関が中国で行った調査に関する報告書類は多いが、なかでも華北は重要な調査対象地域であった。しかし華北の地域概念は極めてあいまいで、一定していなかった。そこで当時の日本人がどのような中国認識を持ったかという側面から、その原因を多角的に探った共同研究の成果である。

アジア・中東 共同体・環境・現代の貧困 (双書 持続可能な福祉社会へ:公共性の視座から 第4巻)

柳澤 悠、栗田禎子(編)、内山雅生(共著) 292頁/ 勁草書房/ 2012年7月

第2章「現代中国農村における公共的関係」担当。
「持続可能な社会福祉」というコンセプトを軸に、環境・福祉・経済を統合した新たな社会ビジョンを提示するシリーズ第4巻。

二十世紀華北農村調査記録 第1巻

魏宏?、三谷 孝(編)、内山雅生(共著)/ 社会科学文献出版社/ 2012年2月

本書は、三谷孝編『中国農村変革と家族・村落・国家』の中国語版である。本書の出版により、現代中国における農村社会研究でも、日本による植民地統治下の中国に関する文献資料の分析による研究と共に、農村でのフィールド・ワークによる研究が進展すると言われている。

中国内陸における農村変革と地域社会―山西省臨汾市近郊農村の変容

三谷 孝(編)、内山雅生(共著) 351頁/ 御茶の水書房/ 2011年7月

第三部「山西省農村の『社』と『会』からみた社会結合」担当。
中央政治の激動と政策の大転換を末端の農村ではどのように受けとめたのか、農民たちはこれにどう対応したのだろうか。日中戦争時期の調査記録が存在する村の70年間に亘る長期的変容過程を追跡する。

日本の中国農村調査と伝統社会

内山雅生(単著) 288頁/ 御茶の水書房/ 2009年11月

現代中国では、「三農問題」として農村の抱える問題の複雑さが指摘されているが、経済発展の一方で、農村社会にも格差が拡大している。本書はそのような農村社会の基底部に存在する「共同性」をキーワードとして、戦前戦中期の日本研究機関による調査資料と、1990年から実施した現代中国での再調査で得た資料を分析し、農民を中心とする民衆の実像に迫ろうとしたものである。平成21年科学研究費研究成果公開促進費の交付を得た。

戦前期華北実態調査の目録と解題

本庄比佐子(編)、内山雅生(共著) 209頁/ (財)東洋文庫/ 2009年3月

本書も(財)東洋文庫近代中国研究班の研究成果である。この十数年来進めてきた、戦前・戦中期に日本の各種機関が中国でおこなった調査の報告書・資料の研究のうち、華北地方における各種調査資料について解題を付した目録を作成した。内山の担当章「山東・山西・河南省での農村調査」では、満鉄・興亜院・北京大学附設農村経済研究所などの諸機関が実施した調査のうち、山東・山西・河南3省それぞれと、華北全域を対象とした調査の報告書を分析した。

日本の青島占領と山東の社会経済 1914-22年

本庄比佐子(編)、内山雅生(共著)389頁/(財)東洋文庫/2006年3月

前記『興亜院と戦時中国調査 付 刊行物所在目録』と同様に、(財)東洋文庫近代中国研究班の研究成果である。第一次大戦期からその直後にかけて、青島と山東鉄道沿線を占領していた青島守備軍が行った調査報告書などを分析対象として、当時の山東地域の社会経済と、日本の占領統治の特質を考察した論文集である。内山の担当章「民国初期の山東省からの東北移民」は、いわゆる「山東苦力」の析出過程を分析し、貧窮化した農民の移民が主流ではなく、所得格差を前提とした労働力移動であると論証した。

現代中国農村と「共同体」

内山雅生(単著)

271頁/ 御茶の水書房/ 2003年2月

前著『中国華北農村経済研究序説』出版後に書きあげた論文をまとめたもの。特に「転換期中国華北農村における社会構造と農民」と副題して、戦前戦中期の農村調査である『中国農村慣行調査』と、1990年から実施した現代中国農村における再調査から、農村社会構造を「共同体」をキーワードとして分析したため、国内外の学界から反応を得た。平成14年科学研究費研究成果公開促進費の交付を得て出版した。

興亜院と戦時中国調査 付 刊行物所在目録

内山雅生(本庄比佐子・久保亨共編)382頁/岩波書店/2002年11月

現在中国でも、戦前戦中期、日本の調査機関による実態調査報告書の類が学術的に注目されている。しかし、満鉄調査部や東亜研究所については先行研究があるが、後に大東亜省となった興亜院およびその調査については、総合的な検討がなされないまま、日中両国の学界とも、部分的利用にとどまっている。本書はそのような研究状況を打開しようと、(財)東洋文庫の研究機関の一つである近代中国研究班の研究成果であり、日中友好会館の日中平和友好交流計画歴史支援事業として助成を受け(研究代表者:内山)出版した。

モンスーン・アジアの水と社会環境

藤田和子(編)、内山雅生(共著)

266頁/ 世界思想社/ 2002年1月

本書は宇都宮大学学長裁量経費により1999年より2年間、国際学部と農学部の教員を中心として実施された共同研究「水と社会環境」の研究成果である。内山は担当章「中国・黄河下流域における共同慣行と『水』」の中で、かつて『中国農村慣行調査』でとり上げられた平原県後夏寨の水利建設運動の実態から、集団化の在り方を検討した。

二十世紀華北農村社会経済研究

内山雅生(単著)、李恩民・?麗?(訳)

335頁/ 中国社会科学出版社(北京)/ 2010年5月

内山の『中国華北農村経済研究序説』に、新たに書き加えられえた論文を含めて、当時宇都宮大学国際学部外国人教師であった李恩民桜美林大学教授たちが、中国語に翻訳したもの。本書の刊行により、内山の「共同体」論が中国でとり上げられるようになった。

村から中国を読む 華北農村五十年史

内山雅生(共著)

352頁/ 青木書店/ 2000年3月

1990年から実施して共同研究に参加した8人の日本側スタッフが、日中戦争期に実施された農村調査である『中国農村慣行調査』で調査地とされた5ヵ村の、「解放」から「改革・開放」までの50年間の政治・経済・社会の変化を農民の目線から分析した。内山は「解放」前の村の歴史と、農村変革と農業旧慣行の関係を分析した。

『中国農村変革と家族・村落・国家』第2巻

三谷孝(編)、内山雅生(共著)

764頁/ 汲古書院/ 2000年2月

前書の続編として、山東省平原県後夏寨村と天津市静海県馮家村の延べ250名近くの農民のインタビュー記録を収録した。平成11年度の科学研究費研究成果公開促進費の交付を受けて出版した。

中国農村変革と家族・村落・国家

三谷孝(編)、内山雅生(共著)

954頁/ 汲古書院/ 1999年2月

本書も満鉄調査部等のスタッフを中心として実施された1940年代前半の農村調査である『中国農村慣行調査』の調査村に対する50年ぶりに再調査の記録である。そこから従来の通史や概説書とは違った中国農村の現実と農民の息遣いが読み取れる。本書では、河北省欒城県寺北柴村と北京市順義県沙井村の延べ250名余りの農民のインタビュー記録を収録してある。平成10年度の科学研究費研究成果公開促進費の交付を受けて出版した。

農民が語る中国現代史

三谷孝(編)、内山雅生(共著) 295頁/ 内山書店/ 1993年3月

一橋大学教授三谷孝を中心に、中国の南開大学歴史系との共同研究として、1990年より実施した、日中戦争期の農村調査である『中国農村慣行調査』の再調査記録の一部である。北京市房山区呉店村の30名余の農民のインタビュー記録とその分析、及び関連資料を収録してある。

中国華北農村経済研究序説

内山雅生(単著)

237頁/ 金沢大学経済学部/ 1990年3月

1976年に筆者の処女論文「近代中国の地主制」を『歴史評論』319号に発表して以来1990年に至るまでの間に公表した、近代中国農村における社会経済構造に関する論文集。博士の学位論文『近代中国華北農村経済構造に関する史的考察』の基礎となった。

友松篤信の著書

グローバルキャリア教育 ●グローバル人材の育成

友松篤信(編)

192頁/ナカニシヤ出版/2012年

グローバルマインドの啓発・育成・実践によるグローバル人材育成を提案し、グローバルキャリアを分野概要・キャリアパス・シミュレーション・議論・アクションプランに分けて具体的に解説した。

日本のODAの国際評価 -途上国新聞報道にみる日米英独仏-

戸川正人、友松篤信(著)

197頁/福村出版/2011年

世界5大援助国のODAに関する途上国新聞報道を分析し、日本のODAの評価、「現場主義」および説明責任の特徴を探る。(国際学研究科博士論文第1号)

実践ガイド 国際協力論

友松篤信、桂井宏一郎(編著)

150頁/古今書院/2010年

地球的課題と国際協力の方法および国際協力の仕事に就くための案内

大学テキスト 国際協力論

友松篤信、桂井宏一郎(編著)

130頁/古今書院/2006年

地球的課題の現状と国際協力の方法

国際開発ハンドブック―NGOのフィールドメソッド

友松篤信(編著)

347頁/ 明石書店/ 2005年

国際協力NGOの現場方法論を宇都宮大学国際学部学生と世界48カ国で調査

植物逆境生物化学及分子生物学

瓜谷郁三(編著)友松篤信(共著)

269頁/ 中国衣並出版社(中国)/ 2004年

熱帯イモ類に関する世界の研究動向の分析と国際研究協力の現状(中国語訳)

The Traditional Dietary Culture of South East Asia

Akira Matsuyama(単著)、友松篤信(英訳)

459頁/ Kegan Paul Limited, England; Columbia University Press, USA/ 2003年

東南アジアの伝統食文化の歴史的変遷と現状

ストレスの植物生化学・分子生物学―熱帯性イモ類とその周辺

瓜谷郁三(編著)友松篤信(共著)

308頁/ 学会出版センター/ 2001年

熱帯イモ類に関する世界の研究動向の分析と国際研究協力の現状

国際農業協力論―国際貢献の課題と展望

友松篤信、桂井宏一郎、岸本修(編著)

261頁/ 古今書院/ 1994年

国際農業協力の現状と方法

Biotechnology for Asian Agriculture

I. P. Getubig, Jr. V.L. Chopra and M.S.Swaminathan(編)友松篤信(共著)

324頁/ Asian and Pacific Development Centre/ 1991年

農業バイオテクノロジー分野における日本の国際協力の現状

伊藤一彦の著書

満鉄の調査と研究―その「神話」と実像

伊藤一彦(共著)

520頁/ 2008年7月

植民地支配への「貢献」が指摘される一方で、知識人集団としての進歩性や成果の学術性が評価されてきた満鉄調査組織。 一次史料の多面的再検討から、その“実像”に迫る。(第5章「異民族支配の模索-在満朝鮮人調査」担当)

米川正子の著書

A Critical Analysis of South African Peacemaking

How can another deadly conflict in the African Great Lakes region be prevented in the future?

米川正子(単著)

180頁/ LAP Lambert Academic Publishing/ 2011年7月

ルワンダの虐殺やコンゴの2回の大戦と、1990年代のアフリカ大湖地域は紛争が続いた。南アフリカ政府は1996年以降、本地域において平和創造の役割を果たしたが、将来武力紛争を防ぐためにどのように紛争解決をすべきか分析・検証する。

アフリカから学ぶ

米川正子(共著)

464頁/ 有斐閣/ 2010年9月

アフリカの歴史をユニークな視点から読み解き,問題のルーツを探るとともに,紛争と貧困の解決に向けてたくましく生きる人々の姿を描き出す。支援に携わってきた著者たちが伝える,現場からのメッセージとは──アフリカとしっかり向き合うために最良の1冊。
「第6章 人道支援や平和構築の知恵」担当

世界最悪の紛争「コンゴ」― 平和以外に何でもある国 ―

米川正子(単著) 238頁/ 創成社/ 2010年5月

コンゴ民主共和国では過去100年間にわたって国際社会の貪欲による搾取が続いています。そのコンゴ東部で国連難民高等弁務官事務所職員として勤務した経験に基づいて、人道支援や紛争予防・平和構築への介入方法について提言し、周辺の状況を分析しました。鉱物資源が豊富なコンゴ東部における悲劇は日本での生活とも無関係ではなく、その紛争の背景を知った上で我々に何ができるかを考えるきっかけになれれば幸いです。


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