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教員インタビュー

大学受験のときは、やりたいことがはっきりしてなかった?

 絶対大学でこれがやりたいってよりは、予備校にも1年通う中で、あまり勉強もしなかったんです。高校の時は野球部だったのですが、苦しい練習が嫌で、部活の時には勉強これでいいのかなって思ってしまい、授業中は放課後の野球の練習のことが気になってし まう悪循環でした。それが大学の教授になっているんだから不思議です。

 でも、野球部は辞めなかったですね。それだけは大きかった。野球に向き合う姿勢も後ろ向きで、うまくならなかったんだけど、辞めなかったっていうのは、その後の原動力になってると思うし、高校時代の経験があるから否定的なネガティブ志向は止めようと 心掛けています。辞めなかったっていうのは、放棄しなかったってことかな。それだけは、今でも財産だと思っています。

 今の入試センター試験に相当する共通一次試験というのがあったのですが、予備校時代に社会は世界史と日本史、理科は物理と化学をとって、わからないから基礎からやったんです。でも点数が全然伸びないんですよ。

 それでも今、一生懸命向き合って良かったと思っています。地方自治の問題で、ごみ処理施設の問題に直面しますよね。そういう時に化学式がぼんぼん出てくる資料もあるわけです。だから浪人時代に自分なりにあきらめないで理系の科目に向き合ったことは、 良かったって思うようになりましたね。よくこんなの受験に関係ないとかあるじゃないですか。でもそれは、絶対違うなって思うんです。

授業楽しそうですね

 昨年あたりから意識して、できるだけグループ討議を取り入れています。学生は自分の考えを述べる機会があると生き生きしますね。パワーポイントやネット情報も使うようになりました。ただ、最近、アナログの紙(活字)のすごさを痛感しました。たとえば 10ページ分の中に、これだけの内容が詰まっているんだと改めて驚きます。やはり自分は活字人間だなと思いました。

先生になって十数年でも授業は模索するんですか?

 模索ばかりです。これまでの経験は活きるんですけど、毎年マンネリの授業だけはやるまいと心掛けてます。自分自身が面白くありませんから。授業に飽きることはありませんね。大学の教員のいいところは、ゼミの学生だけじゃなくて、学年によっても雰囲気 だとか、個々の学生ってやっぱり個々に全然ちがうし、世代が変わるとすごく変わるし、そこが大変なんだけれども面白いんです。損得は抜きに物事の本質というか心理を学生と一緒に追求できますから、そういった道で仕事ができるのは幸せですね。

高校生に向けてメッセージはありますか?

 是非一生懸命自分なりに高校の授業を、受験の関係科目とは関係なしで一生懸命やってほしいですね。どんな科目でも、必ずいずれ活きる時があります。実は、政策の分野でも最後はその方がどれだけ本を読んで人生について考えたか、どれだけいろいろな経験を 積んだかといったことが、政策をめぐる判断を左右するように思います。

 受験勉強は大学に入った時に学ぶうえでのまさに基礎トレーニングです。大学に入ってからの土台になると思います。受験勉強で大変な高校生は、自分でどんどん国内外に行って調べたり、自由に行動する時間はないかもしれませんが、大学に入ってから必ず今 やっていることは役立ちます。とにかく今の勉強は決して無駄にならないということをメッセージとして送りたいですね。僕も高校生の頃はわからなかったですが、今は確信を持って言えます。

  

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取材協力:中村 祐司 教員プロフィール

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