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教員インタビュー

先生の専門

 行政学というと、公務員志望の人が受ける科目とか、堅いイメージがあるようですが、実際はそんなことないです。国連の活動とか、ヨーロッパだと、EUだとか、そういった国際的な連合体みたいなことも含めて、国、都道府県、市町村も政府です。また、ボランティア団体、NPO、NGOなどの活動も対象となります。公共的価値を追求する関係者が調整をして、誰もが納得するわけではないけども、出来るだけ最適な方法を見つけて、みんなで協力してやっていく。そういうものを見つける学問ですね。あらゆる組織は人によって成り立っていますので、始終人と接しているような学問ですね。

 もちろん行政学の中でも文献や書籍の研究をもっぱらやっている人もいますが。私の場合、現場に出て、いろんな政策の領域に首を突っ込んで、そこで、一番ベストのあり方は何かって言うのを探っています。

 授業ではたとえば「余暇政策論」を教えています。先日もディズニーリゾートの魅力について、学生にアトラクションやショーについてグループで討論させて、提案を出してもらいました。

ゼミの学生

 国外ばかりではなくて、身近な地域のこととか、自分の出身地のことだとか、学生生活を送る宇都宮のこととかに関心を持つようになった学生がこのゼミで学んでいます。地域の国際化といわれるように、コミュニティのことを勉強すればするほど外国籍市民との共生など、いろいろな課題が見えてきます。留学する学生にしても留学先の地域社会のことを現場でしっかり勉強しようとしています。

行政学に興味を持ったきっかけ

 僕の場合は本当に単純な理由で、学部を出て、就職活動をする前に、もう少し勉強したいなって思いがあったんです。そのときに大学院の先生が、行政学・地方自治でも当時珍しいごみの問題をやっていたんですよ。その先生はごみの政策、ごみ行政の第一人者になられたんです。それを目の当たりにしたので、じゃあ僕は、単純な理由だったんですけど、高校のときに野球やっていて、決してうまくはなかったけど、スポーツの世界が好きだったので、スポーツ政策とかスポーツ行政をやってみようかと思ったわけです。

スポーツ行政とは

 たとえばサッカーのワールドカップがありますよね。そこにはいろいろな社会的問題も、あるんですね。ブラジル大会でもデモの問題がありましたよね。教員の人の待遇だとか、警察も平気でデモをやるなど、賃上げのための手段となってるんですね。競技場の建設にあれだけのお金を掛けるのに、なんで自分たちの生活のことを見ないんだとか、あるいは南アフリカの大会の時だって、巨大なスタジアムを建てるんだけど、その後の維持管理費って大変なんですね。

ワールドカップをめぐっては、社会的な解決しないといけない問題がすごく吹き出てくるんです。同じように2020年東京オリンピックにしても、東京への一極集中の問題だとかがあります。一方で外国からたくさんの人々が日本にやってくるわけです。ある意味、異文化の人たちが集積する非日常的な空間が出現するんですね。

こうしたスポーツをめぐる社会的変動を整理して、学問的に追求するのがスポーツ行政です。面白いのは、そのようなスポーツの世界を見ると、他の政策領域を理解するのに応用が利くんです。予算のこととか、お金のこととか、組織運営の難しさとか、全部詰まってますからね。スポーツの世界って世の中の小宇宙って言われているんです。

学生のとき社会学科だったのか?

 社会科学部という当時は珍しい学部で勉強しました。いろんな学問分野があって国際学部に似ていたんです。たとえば商学部とか経済学部に入ると、入った後で経済のことよりも政治のことをやりたくなっても軌道修正は難しいんですけど、私の学んだ学部は、3年生になる時に選択でるんですね。国際学部の学生にも、幅広くやってそこから選べるって言うのはすごくいいよって話すことがあります。そういう面ではとても良かったですね。

高校生の皆さん!中村祐司研究室のHPは、こちらです。ご覧になって下さい。

後編は11月後半に掲載予定です!

取材協力:中村 祐司 教員プロフィール

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