カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア実習

平成30年度夏期国際キャリア実習生の報告・発表内容

1. CJCC カンボジア日本人材開発センター

   国際学部 国際文化学科 3年 加納 奈々子

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2. アンコールクッキー(カンボジア)

   国際学部 国際学科 2年 菊地 真衣

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【学んだこと】

今回の実習での目的だった観光業について知ること、土産物の裏側を知ることは達成できたと思う。安いおみやげ物はしばしば異なる国で作られていることが多く、シンガポールに行ったのにお土産は中国産だったなどよくある話だ。アンコールクッキーではカンボジアで取れたものを、カンボジアの人の手で加工し、カンボジアのお土産にすることを理念している。そのため他の土産物よりも値段は高い。実際、店舗に訪れた観光客ははじめ「高い」と口々に言っていた。しかし試食のクッキーを渡し、すべてカンボジア産の無農薬のもので作っていると説明をするうちに、商品を真剣に選ぶようになっていた。  これらの出来事から、アンコールクッキーは「質」が他の土産物と対抗する武器であることを強く感じた。加えて、カンボジア人々の手で作ることで現地に雇用を生み出しているという点も強みになっていると感じた。店内では、手作業でクッキーを作る様子や農家の方が収穫する様子をテレビで再生しているが、多くの観光客が興味を示していた。カンボジアにはまだやはり、発展途上国、地雷、貧しいなどのマイナスイメージが強いため、特に先進国から来た観光客は、クッキーの購入でカンボジアの発展に役立つという事実が購買意欲につながっていると感じた。  また、アンコールクッキーはツアー会社と連携し、ツアーの一部としてアンコールクッキーでの買い物時間を設けてもらっている。これが店舗に来る観光客の大半が日本人であることの理由にもなっている。この関係性を保つために、現地のガイドたちを集めた食事会なども行っていると聞き、観光業界同士での連携が重要であることが分かった。

【将来への影響】

 私は観光業に興味があったので今回応募したが、実際に観光客を接する仕事も、その裏側では何が行われているのかも、一部分ではあるが見ることができた。特に業界同士でコネクションを築き連携することが観光業では不可欠だと感じた。観光業というとツアーガイドなどの表に出る職業にばかり目が行きがちだが、それを裏で支える仕事に興味が湧いた。 また、今回の実習では、新マニュアル作りを任されたが、周りのサポートがあってこそできたと強く感じた。製品についての説明を何度もして頂き、質問にも快く答えてくださった。POPを作ることももともとの役割には入っていなかったが、提案するとすぐに道具をそろえてくださった。社会に出て何かプロジェクトを任されたときは、これらの下調べや準備を周りがやってくれるわけではない。周りのサポートの大切さを感じるとともに、今回のマニュアル作りはあくまで「インターンシップ生」として扱ってもらえたからであることを忘れてはいけないと思った。

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3. アーシャ=アジアの農民と歩む会(インド)

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    国際学部 国際学科 2年 吉住 紀香

【学んだこと】

学んだことはほとんど全てであるが、マキノスクールや農村での生活を体験して最も強く思うのは、「自分たちがいかに文明の利器に頼っているか」ということである。蛇口の水が飲める、トイレに紙を流せる、シャワーからお湯が出る、携帯の電波が4G、それほど停電しない、などの日本での当たり前を排除した生活は、正直言うと2週間ずっと苦痛であった。しかし、周りのインド人は皆幸せそうで、停電しても逆にテンションが上がっていた。日本人学生はすぐに携帯のライトを付けていたが、彼らは付けていなかった。ライトを付けなければ、目は自然と暗闇に慣れてくるものであるのに、ライトがあるせいで、目はずっとライトを頼りにしてしまっていた。非常に細かいことではあるが、すぐに機械に頼ろうとする習慣が身体に刻み込まれていることに恐れすら感じた。設備が整っていなくても、確かにこの地で生きている人々が居るので、自分たちの生活にどれだけ不必要なものが多いのかを知った。当たり前を排除した生活は、新たな気付きへと繋がった。

【将来への影響】

活動のメインとなったグループ活動(裁縫事業)というより、アーシャで働く職員の方々から学ぶことが多かった。代表の三浦さんは何十年もかけてアーシャを現在の姿まで成長させてきたという。川口さんは元々国際協力に興味があったが、青年海外協力隊は任期があるため日本へ帰らなければならないので、大学を出てすぐにインドへ来てしまったのだそうだ。私は国際協力を仕事にしようとは考えていなかったが、実際に現地型NPOとしていきいきと活動をしている日本人を見て、それまでの国際協力のイメージが少なからず良い方へ変わった。かといってNPOで働きたいとも思わないが、企業への就職にこだわらなくても良いのではないか、という考え方が生まれた。

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    国際学部 国際学科 2年 高松 紀香

【学んだこと】

実習先のマキノスクールで生活したことからだけでも多くのことを学んだ。トイレ、シャワーの在り方を始め、頻繁の起こる停電、飲み水の確保など、日本では普段感じることのない不便がインドでは日常的なことであった。それ故そのような不便はインドの人々にとっては当たり前であり、不服を言うことなく自分たちで何とかしようとするたくましさを感じ、日本人には恵まれているが故の傲慢さ、わがままさが目立つのではないかと思った。  しかし同時に、日本とインドの当たり前、日本とインドの貧困はイコールではないことを学び、自分たちの当たり前を押し付けることは支援国にありがたいことばかりではなく、その国での幸せ、暮らしやすさ、常識を追求する必要があるのだということを学んだ。  宗教の存在が色濃くなくカースト制度も存在しない日本とインドでは根本から異なっており、ソーシャルビジネスにおける支援においても、様々な視点からの問題点を視野に入れながら取り組まねばならないのだということを、身をもって感じることができた。

【将来への影響】

国際協力系の仕事は、本当に自分がやりたいと強い思いを抱かなければ到底続けられるものではないということを学んだ。それ故、達成目標を掲げ日々インドの地で尽力しているアーシャの日本人スタッフの方々には圧巻された。NPOなどの国際協力系の仕事へのイメージも滞在中の講義により大きく変わった。現在、まだ将来の明確な目標は立っていないのだが、今回インドに行き見聞きした様々な問題を意識し、それらの解決にはどのような手段や方法が必要なのかを考えるために常に電波を張っていきたいと思う。そしてアーシャの日本人スタッフの方々のように、自分の仕事に誇りを持ち、これに尽力したいと思えるような仕事に就きたいと強く思った。

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    国際学部 国際学科 2年 佐藤 美波

【学んだこと】

事前課題などで、ジェンダー問題や根強いカースト問題があることは知っていたが、実際はどうなのだろうかと思っていたが、農村訪問や、農村調査でその問題を肌で感じることができた。まず農村訪問では、子どもたちと遊ぶためのレクリエーションを考えるときに男の子から女の子と手を繋ぐのは厳しいなど、ジェンダーについて考えなければいけない場面が数多くあった。農村調査では、男性がトランプして遊んでいる間にも、女性は家事をしている現状を目にした。遊んでいた男性に女性を手伝わないのか聞くと、力仕事じゃないから手伝う必要がないと答えた。女性はウチで家事、男性はソトで働くというジェンダーエクスペクテーションが強くあるように感じた。 カーストについて、農村調査で気づいたことは、同カーストでハムレットを作っていたり、人を紹介・調査するときにカーストがついてきたりするということである。個を構成するアイデンティティの1つとしてカーストが根強く残っていることがわかった。 グループ・アクティビティでは最初、英語があまり話すことができないAVSメンバーと意思疎通することが難しかったが、時間を追うごとに、意思疎通できるようになった。共に時間を過ごすと知っている単語やある動作をしたいときの行動がわかってくるように感じた。話せる言語が異なるもの同士のコミュニケーションで学んだことは、彼女たちの知っている単語で言う、言いかえることである。例えば、Daughterをgirl、farをlong、「私は」のIをmeで言うなどだ。また、ボディ・ランゲージなど行動で示すことも有効であると学んだ。

【将来への影響】

インドでのインターン中の写真などをSNSに乗せると、友達にテレビ番組みたいと言われた。今回、自分が見た景色、した体験は、日本で普通に暮らしている人からすれば、テレビで見るような特別なものであると気づいた。むしろ自分はテレビを見るよりも、絶対に沢山の経験学びを得ているという認識を持った。具体的な将来の夢は決まっていないが、これからのキャリア形成においても、この経験を役立てることができると考えている。日本での当たり前の生活が当たり前じゃない環境で暮らしたことで、危機管理能力や順応性が身についたように感じる。また、コミュケーションツールとしての英語の強みを再確認し、異なる言語を話すもの同士のコミュニケーションの工夫するポイントを知れたことも収穫である。これから日本では、外国人の増加が予想されている。その外国人は英語を母語とする人ばかりではないことは言わずもがなである。今回の実習を終えて、そんな彼らが困っている時に手を差し伸べることができる人材になりたいと思うようになった。直近で言えば、2020年に開催予定の東京五輪のボランティアに参加しようと考えている。 また、今回の経験を同じインドの女性や子どもを対象としているサークル活動にも活かしていきたいと考える。インドの現状や、根強く残るカースト制やジェンダー問題などについてより多くの人に知ってもらえるような活動をしていきたい。

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4. ブリッジエーシアジャパン(ベトナム)

   国際学部 国際学科 2年 山田 美桜

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【学んだこと】

NPO法人がどのように運営されているのか興味があるということを話したところ、東京事務所ではNPOの運営の仕方や資金調達の方法などについて教えていただいた。例えば、東京事務所でBAJの支援者を階層分する作業を行った際には、そもそもなぜ支援者を階層分けする必要があるのかということについて説明していただいた。NPOの活動はボランティアの方々に支えられている部分が多く、支援者を確保する必要があるらしい。しかし、やみくもに募金などを依頼してもその一回きりになってしまい定着しないようである。そこで、フルクルの利用者を利用回数によって階層分けし、何度もフルクルを利用している人に募金をお願いすることで効率よく支援者を確立することが可能になるということだった。街頭などで募金を呼びかけるのも効果はあるものの、やはり一時的なものでやめていってしまう人も多いということだった。新石さんは一時的なものではなく、BAJのファンになってもらいたいという思いで活動をしているらしい。新石さんのこの考え方には共感を覚えた。私もResource Networkが好きな人が増えてくれればいいのにと思いながら活動しているので、情報管理といったことを応用してサークル活動に活かしていきたいと感じた。 フエ事務所でインターンシップをして、最も印象に残ったことは直売所に農作物を入荷しているデーさんという農家の方に直接話を伺うことができたことである。フエ事務所にいる日本人スタッフである志紀さんとデーさんがベトナム語で互いに冗談を言い合っているのを見て、信頼関係のようなものがあると感じた。プロジェクトを進めるにあたり、重要なことだと思った。

【将来への影響】

大学の講義で「国連持続可能な開発目標(SDGs)」について学んだ際に、私たちが商品を安く手にして健康な生活を送ることができている背景には劣悪な労働環境で働く人々の存在や、教育機関や医療機関にアクセスすることが困難な人々の存在があることを学んだ。このような誰かが豊かで恵まれた生活を過ごす一方で、誰かの幸せや生きる権利というものを犠牲にしているという社会の在り方を疑問に思い、格差や不平等というものを解消するための取り組みに関わってみたいと思っていた。私は国際協力や国際貢献に関われればなんでもいいと思っていたが、実際に関わってみてなんでもいいわけではないと思うようになった。今回のラベルのデザインを通して学んだことは多くあったが、将来も続けたいとあまり思わないためである。そもそも、私の国際協力のイメージは体力勝負で体を動かすようなことを行っているものだったため、今回のようにずっとパソコンを使って作業するという国際協力の形もあるということは新しい発見であるとともに興味の幅を狭めることができた。今までは、あれもやりたい、これもやりたいと興味がある分野が多くありすぎて将来のキャリアを考える際に困ることがたくさんあった。今回のインターンシップでずっとパソコンに向き合っている仕事は苦手であるということに気が付けたことは将来のキャリアを考えていくときに一つの指標になると思う。


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