カリキュラム - 地域の大学連携による国際キャリア開発プログラム

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国際キャリア開発

開催日程・場所 受講者 / プログラム概要 /  レポート提出


開催日程・場所

日程:2015年8月29日(土)~8月31日(月) 2泊3日

会場:コンセーレ (栃木県青年会館)  

住所:栃木県宇都宮市駒生1丁目1番6号    

  

※「コンセーレ (栃木県青年会館)」に集合して下さい。
  (JR宇都宮駅西口からバスで15分程度)    

受講者

対象者:栃木県内外の大学生や社会人等

定 員:60名(先着順)

参加費:10,000円(宿泊費、食費込)


<注意事項>
既に行われた「国際キャリア開発」「国際キャリア開発基礎」「国際キャリア開発特論」を履修し単位を取得した宇都宮大学の学生は、今回履修しても単位が重複して付与されることはありません。

プログラム概要(予定)


<1日目> 8月29日 土曜日

9:00~ 9:30  受付

9:30~ 9:45  開講式/オリエンテーション

9:50~12:00  全体講義/ワークショップ

12:00~12:50  昼食

13:00~13:20  趣旨説明/分科会発表のプレゼン方法説明

13:20~15:20  パネルトーク

15:50~17:50  分科会 参加者は分科会を一つ選択します。

18:30~20:00  交流会



<2日目> 8月30日 日曜日

7:30~ 8:20  朝食

8:30~12:00  分科会

12:00~12:50  昼食

13:00~15:30  分科会

15:30~17:30  分科会まとめ/中間発表準備

17:30~18:30  中間発表

18:30~19:30  夕食

19:30~21:30  発表準備(自由)



<3日目> 8月31日 月曜日

7:30~ 8:20  朝食

9:00~10:00  発表準備

10:00~12:20  全体発表

12:20~13:10  昼食

13:20~15:00  振り返り/意見交換/全体総括 等

15:00~15:15  閉講式

15:30  バスで宇都宮大学・宇都宮駅に移動・解散(現地解散も可)


      

全体講義

今求められるグローバル人材とは?
講師:田巻 松雄 氏(宇都宮大学 国際学部長)

「自分らしい生き方」と「世界や地域に対して貢献できること」の2つを意識しながら、グローバル人材育成の意義と必要性を、グローカリゼーション やグローバル・コンピテンシー等のキーワードに引きつけて話します。

<プロフィール>
1956年生まれ。宇都宮大学国際学部長。筑波大学大学院社会科学研究科修了。社会学博士。
1996年より宇都宮大学国際学部に勤務。2008年、国際学部が地域の国際化を推進する教育研究拠点として開設した多文化公共圏センターの初代センター長に就任。現在、外国人児童生徒支援を目的とする宇都宮大学HANDSプロジェクト研究代表を務める。

分科会

参加者は分科会を一つ選択します。

分科会A:事業を立ち上げよう!インバウンドのお客様に、どう「おもてなし」をする?
講師:益子 博美 氏(株式会社花のギフト社 代表取締役社長)

2020年、東京五輪・パラリンピックが開催される。国もインバウンド(訪日外国人旅行)者数を増やすことに力を入れている。今、新規に事業を立ち上げる絶項の機会だ。貴方だったらどんな事業を立ち上げる?どんなおもてなしをする?

<プロフィール>
日本フローリスト養成学校卒業後、渡米。帰国後は、フローリストとして勤務。25歳の時、渡豪。帰国後、2001年、AIFDの資格を取得。2002年には、銀座にフラワースクール兼ショップ「ateria Masubo」をオープン。現在は、2003年に入社した㈱花のギフト社で、2007年取締役ジェネラルマネージャー、2015年代表取締役社長に就任。


分科会B:何のための国際協力:“援助”の功罪と“寄付”の是非を考える
講師:湯本 浩之 氏(宇都宮大学留学生・国際交流センター准教授)

タイ北部の少数民族の村でたまたま見かけた1枚の看板。「この村の小学校に10ドル寄付して下さい」との呼びかけに、あなただったらどうするか?国際協力を疑似体験するワークショップを通じて、“援助”や“寄付”のあり方や問題点、そして、国際協力に関するキャリアについて考えます。

<プロフィール>
大学卒業後に在中央アフリカ共和国日本大使館に2年間在勤。帰国後、現在の国際協力NGOセンター(JANIC)事務局次長、開発教育協会(DEAR)事務局長、立教大学文学部特任准教授などを経て現職。専門は、国際教育論(開発教育、グローバル教育、シティズンシップ教育など)や市民組織論(NGO・NPO、ボランティアなど)。


分科会C:国際協力NGOの役割、NGOで働くということ。
     あなたにとって心を動かす仕事とは?
講師:近藤 光 氏(特定非営利活動法人ACE  子ども支援事業担当)

これまでのキャリア形成について紹介し、そこで何を学び感じたか、なぜそれを選んだか、苦労したこと、良かったことなど、大学生の今後の人生設計を決める上で少しでも参考になることがあればよいなと考えています。また現在勤務するNGOの概要として組織や活動・戦略、児童労働問題、担当する海外プロジェクトの内容や実施手法、課題や意義などを紹介し、国際協力NGOの役割などを考えます。さらに、日本の個人・学校・NPO・企業などによる連携事例を紹介し、日本でできるグローバルな社会課題への取り組みについても一緒に考えます。

<プロフィール>
青年海外協力隊(村落開発普及員)、(社)国際農林業協働協会、(株)オリエンタルコンサルタンツを経て現職。これまでガーナ、ウガンダ、アフガニスタンでの業務を経験。現在は所属団体が実施するガーナ・カカオ生産地域での児童労働撤廃プロジェクトの運営管理を担当。名古屋大学大学院国際開発研究科修了・修士(学術)


分科会D:国際協力業界への第一歩~「私のキャリア・ストーリー」を描こう~
講師:清水 麻衣子 氏(元国連開発計画(UNDP) ザンビア事務所 プログラム・アナリスト)

あなたはなぜ国際協力の仕事をしたいのでしょうか。これは、自分はどう生きたいのかという問いに繋がります。国際協力業界のキャリア・パスは百人百様。様々な職場を知り、自己分析を通じて目指す方向性を探ります。

<プロフィール>
民間企業に勤務後、NGOへ転職しアジア各地の選挙監視活動に従事。その後、在東ティモール日本大使館専門調査員、国連開発計画ザンビア事務所プログラム・アナリスト、同駐日代表事務所コンサルタント等を務める。ロータリー財団世界平和フェローとして豪州クイーンズランド大学国際学修士号(平和と紛争解決専攻)取得。


分科会E:「身近なグローバル化」のすすめ方~外国人児童生徒教育の実践を通して~
講師:若林 秀樹 氏(宇都宮大学国際学部 特任准教授)

外国人児童生徒教育の現状と課題を理解したうえで、小中学校における国際理解教育授業プランを自由に考える作業を通し、これからの学校や社会の在り方について考えたい。また、講師の中学校教員経験を共有し、職業観や人生観などについても率直な意見交換をしたい。

<プロフィール>
1962年生。公立中学校教諭を24年間勤める。その後半は外国人児童生徒教育に携わり、教員や支援者のネットワーク作り、初期指導教室設置提案、不就学対策など積極的に活動する。宇都宮大学重点推進研究メンバーや非常勤講師(ポルトガル語)を経て、2010年4月より現職。『教員必携 外国につながる子どもの教育』シリーズなどを執筆し、学校現場教員への情報提供や研修事業に力を注ぐ。栃木県警民間通訳人(1997.4月~2011.3月)。

分科会F:知る・聴く・学ぶ    -伝える楽しさ、むずかしさ
講師:加藤 佳代 氏(神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)外国人教育相談コーディネーター)

外国にルーツを持ち、日本語を母語としないクラスメート、同僚、隣人は、今や珍しくありません。互いに理解を深め、関係性を一歩進めるための有効な取り組みを、図書館の多文化サービス、災害時の「やさしい日本語」、日本舞踊の表現などを切り口に、皆さんと探ります。

<プロフィール>
2006年より現職。多言語社会、多文化社会のあり方、情報の流れ方、情報拠点としての図書館の可能性、伝統文化の継承に関心をもち活動中。地域における多言語情報の流通にかかわる調査研究プロジェクト委員(神奈川県国際交流協会/2004)、災害時における要援護者支援対策検討会委員(神奈川県/2006~2007)、文部科学省委託事業・横浜市立図書館における児童生徒に対する多文化多言語サービス推進事業実行委員会委員(2008)、外国人学校の子どもたちの絵画展実行委員会事務局長(2013~2015)。なお、日本舞踊の踊り手として、外国客船が横浜港に入港した際の歓迎行事(日本文化紹介)などで踊りを披露。藤間流師範。

レポートの提出について

宇都宮大学等で履修登録をしている学生はレポートの提出が必要となります。

成績評価は、2泊3日の全日程への参加を条件として、出席状況(40%)およびレポート(60%)とします。詳細は事前説明会後に掲載します。