サークル・課外活動

「おもいやり」で子ども達の未来を

ナムチャイ  丸山 浩平

サークル活動の様子

私たちは、タイ東北部シーサケート県の農村に暮らす子供たちの教育支援を行う国際協力系サークルです。現地の人々は農業で生計を立てていますが、気候により収入が左右され、時には子どもが学校に行くためのお金を準備することが困難になります。そのため、子どもたちが教育を受けられるように奨学金支援を行っています。

毎年2月に支援先を訪問していましたが、コロナ禍により一時中断することになりました。そこでZOOMを活用し、交流や家庭の調査を図りました。企画したレクリエーションを子どもたちが楽しんでいたり現地の状況を伺ったりなど意義深いものになった一方で、現地に行くことができないもどかしさを強く感じました。

現地に行けない今、私たちは海の向こう側にいる人々のために何ができるのでしょうか。

「ナムチャイ」とは、タイ語で「おもいやり」を意味します。彼らの気持ちをおもいやり、これから様々な可能性に取り組んでいければと思います。

インドの女性と子どもの自立支援を目指して

宇都宮大学学生国際協力団体
 Resource Network
古谷 菜々香

イベント販売の様子

私たちの活動理念は、「地球上に存在する開発ニーズ(リソース)を結びつける(ネットワークする)ことで国際協力を行う」ことです。お金や品物だけでなく、時間や人の想いも「リソース」の概念に含め、結びつけようとしています。

この理念をもとに、現在はインドの女性の自立支援として、彼女たちが一つ一つ手作りした雑貨を日本の各イベントで販売しています。また、オンライン販売も視野に入れ、準備を進めています。そして、これらで得た利益はインド西武にある寄宿舎へ、子どもたちの生活支援として送るのです。さらに、体験型学習の機会として、インドへのスタディーツアーも積極的に行う予定です。国際協力の在り方について悩むこともありますが、これからも多くの方に活動を知っていただき、協力を得ながら、インドの女性や子どもの自立に貢献していこうと思います。

私たちはフェアトレードで世界をつなぐ種だ

KAKEHASEEDs 森内 晴南

販売ブースの様子

KAKEHASEEDsは「地域でできる国際協力」をモットーに、主に宇都宮で開催されるイベントでフェアトレード商品を販売したり、ワークショップを行ったりして活動しています。フェアトレード商品の販売を通して、生産者であるバングラデシュ、ネパールの女性たちの生活や自立を支援しています。また、フェアトレード商品は、母団体的存在の国際協力NGO「シャプラニール」と連携して販売をしています。国際協力と聞くと、実際に海外に行くことを思い浮かべるかもしれません。しかし、私たちが行っているフェアトレード商品の販売、そして商品を購入することも国際協力になります。このような「地域でできる国際協力」を広めるために日々活動しています。普段は週に1回のミーティングを行い、イベントやワークショップ、大学行事などについて話し合っています。メンバーの近況報告や相談・雑談タイムなどもあり、和気あいあいとした雰囲気のサークルです。皆さんも「地域でできる国際協力」をしてみませんか?

飢餓と飽食がつながるTable

Table For Two宇都宮
上遠野 亜衣

サークルメンバー写真

みなさんは「TABLE FOR TWO」という仕組みを知っていますか?TFTは開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む日本発の社会貢献運動です。私たちTFT宇都宮は、この仕組みを宇大の学食・購買に導入したり、地域のイベントに出店させていただいたりして、毎年約3000食の給食をアジア・アフリカの子供たちに届けています。多くの給食を子供たちに届けたいという想いはもちろん、この仕組みのことをより多くの人に知ってもらいたいという想いを持って活動しています。TFT宇都宮というサークルは、「食」という私たちにとって一番身近な行為から、世界とつながることが出来る、世界について、未来について、そして私たち自身について深く考えることができるサークルであると私は思っています。小さなことかもしれませんが、その「小さなこと」で変わる何かは絶対にあると思います。皆さんも私たちと一緒に活動してみませんか?

Taking the Law out of the Books in Utsunomiya

宇都宮国際平和と司法研究会(UIPJ)
新井 廉

Kırımlı Dr. Aziz Bey 国際人道法大会の様子

皆さんは「人権」と聞いて何を思い浮かべますか?私自身、UIPJに入るまでは、人権と聞いても堅苦しいものや難しいものである、というイメージを持っていました。しかし、人権とは私たち一人一人が持っている権利であり、すべての人の人権が守られるべきなのです。では、紛争下にいる人々や、自分たちの家や生まれ育った国を離れなければならなかった難民の人々の人権は、守られていると言えるのでしょうか。

UIPJでは、そんな人権を含む国際法や国際平和など、大学の授業だけでは学ぶことができないことを考えるきっかけを与えてくれます。また、学外の国際法を用いた大会への参加や、高校でのワークショップの実施など、学んだ知識を基に様々なことに挑戦できるところもUIPJの魅力の一つです。昨年度8月に開催されたKırımlı Dr. Aziz Bey国際人道法大会では、これまでの学びを活かし、準優勝を頂くことができました。新しい知識を修得することは大変なこともありますが、その分自分自身の成長につながり、仲間とのかけがえのない時間となります。

Utsunomiya International Peace and Justice(国際平和と司法研究会)公式ブログ
 https://profile.ameba.jp/ameba/uipj

オンラインツールを活用した学生同士の支え合い

国際学部学生ピアサポートグループ
ピアサポートリーダー 阿閉 陽香

相談会のチラシ画像

コロナ禍において孤立しがちな学生同士が支え合う活動として、2020年6月に開始された「宇都宮大学学生支援ピアサポーター制度」は、2,3,4年生の有志がピアサポーターとなり、学生同士の交流や情報交換の機会を作っています。1年生を4,5名ずつのグループに分けて、2、3名のピアサポーターが相談に乗る「グループ活動」をはじめ、授業の選び方、大学における勉強の仕方、レポートや期末試験対策、学生活動や留学などについての経験を共有する「自由参加型活動」を、LINEやZoomなどのオンラインツールを活用しながら行っています。活動の成果として、1年生からは交流の機会が得られた、心の負担が軽くなったとの意見が寄せられました。またサポーターの学生からも、悩みを共有しあえた、複数のサポーターで対応できる体制がよかったといった意見が出されています。