授業紹介

Vol.2 台湾フィールドスタディー
「外国語臨地演習」
在るがままを見ることは、その国を知ることである

タイトルイメージ画像

その国の在るがままを見る

現地の写真

その国の在るがままを見る。
それは、旅行などをして、その国を見ることと何か違うのか。
そして、なぜ、在るがままを見る必要があるのだろうか。

外国語臨地演習では、中国語が日常生活で使われている地域で、フィールドワークやホームステイを通して、言語と文化の違いを学びます。

なぜアンバランスが起こるの?

この演習の目的の一つは、語学力の向上です。
中国語は、大学に入ってから学ぶ言語ですが、日本ではせっかく学んだ中国語を活用する機会がなかなかありません。
現地の人と中国語で話すことで、現在の自分の語学力が確認することが出来ます。

そして二つ目つの目的は、文化の違いを知ること。
さて、ここで質問です。
「台湾人は、日本が大好き。」これって、ホント?

”台湾人は親日家である”と感じている人は意外に多いと思います。
では、 逆に台湾人からこんな質問がきたらあなたはどう答えますか?

「なぜ、日本は台湾人を親日家だと思いたがるの?」

フィールドワークの様子

中国語でフィールドワークを行うことで、"日本から見た台湾"と"台湾から見た台湾"の違いを肌で感じます。

実際、台湾には日本の文化や言葉が町に溢れています。 一方、日本は台湾のことをほとんど知りません。

そのアンバランスはなぜ起こるのか。
そして、そのアンバランスな状態は台湾に対してだけではなく、東アジアに対しても同様です。
このアンバランスな状態を解消するためにも、他の国々のことをもっと知るべきではないでしょうか。

他の国を知ること。
それはその国の在るがままを見ることです。

在るがままを見るためには、能力が必要です。

―言葉、知識、物の見方―

自分には必要な能力がまだまだ足りない。 参加した学生には、それに気づき、感じて、これからの力に変えていってほしいと思います。

取材協力